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鉄山 西稜 (安達太良連峰) 2004年01月12日(月) 晴れ 行程 8:05 920m単独 (山スキー BANDIT+TR9) ウェア:パ イネゴア雨具上下 昨日は平地でもけっこう強い風が吹いていた。会津地方は大雪だったらしい。今日はおそらく最高のコンディションだろうとは思いつつも、南会津まででかけ ていくのもかったるいので、近場でもそれなりに楽しめそうな 鉄山西稜に出かけることにした。 最初の計画では、中原という小さな集落からの登行開始を考えていたので、クルマで集落まで向かった。しかし、集落の2ヶ所に立ち入り禁止の立て札があ り、道端にクルマを停めることは困難な様子だった。ルールを無視してまでここから登りたいわけではないので、あっさりとあきらめて普段の登山口まで戻る。 総積雪量はきわめて少ないが、昨日だろうか、けっこう降った様子で、それなりにラッセルモードで進む。最初の沢(仏沢)にかかる狭い橋を渡り、二番目の 沢(迷沢)は渡渉で 越える。 先週の 会津駒で懲りてシールを新調した。やはり新しいシールの効き目は抜群だ。今シーズンからか、「アセンション」という名称が、より有名な「ブラック ダイアモンド」とい うブランドになった。カービングスキーの幅広いトップにも対応できるように、トップフィックスがワイヤー方式となり、今までとは逆にトップを先に引っ掛け て、テールのクリップを締めるというタイプになった。シールへのテンションのかけ方がけっこう難しい。 薮だらけの林の中を嫌い、しばらくは細い林道をあがる、道が大きく南向きになったところでしかたなく密度の濃い広葉樹林帯に入る。まだ笹がけっこうでて いて、薮スキーといった按配だ。まあ覚悟はできているが。 密度の濃い若い林を登りきると、ブナなどがポツポツと立つ切り開きにでる。ここもかなり笹が出ている。朝のうちは曇っていたものの、青空が出てきて陽が さし始めた。ブナ林の細かい枝についた霧氷の白さが実に素晴らしく、あちこちうろつきながら写真を撮る。 そんなゆるやかなブナ林を抜けると、少し急な切り開きに出る。ここがまたずいぶんと笹だらけで、ここを滑るのかと思うとモチベーションがぐっと下がる。 両側の林に入らずに、笹の出ている開けた斜面を直登する。 登りきると風景は一変し、一気に針葉樹林帯になる。しかも少雪という状況とは裏腹に、樹氷の発達具合はすさまじいばかり。当然、雪面の荒れ方も半端では なく、ラッセルの労はなくなったものの、ルート選択に苦労する。プロペラの記念碑を目指して登っていたつもりだったが、気が付いたら胎内岩の上に出てい た。しかし、思いがけなく目の前に現われた沼の平とその向こうの障子ヶ岩の景色に圧倒される。 そこから見える避難小屋目指して一気に登る。雪面は全面的にリップルになっていて、風の強さを物語る。 鉄山避難小屋に到着。西から見ると、単なる雪の塊にしか見えない状態になっていた。ちょうど箕輪方面から3人パーティーがやってきて、冬期出入口の東側 の窓を開けて入るところだった。中をのぞいたら、「どうぞどうぞ」といわれるままに私もなかに入る。 と、3人はあだたら山の会のメンバーで、顔見知りのSさんがいたので急に話がはずむ。分けていただいたビールがうまかった。 風も穏やかで安定した天候の中、約一時間と長居した。その後鉄山の山頂を往復し、来たルートを引き返す。山の会の人たちはくろがね小屋をまわっていくと のことだった。 下りだが、しばらくは滑りを楽しめる雪面ではないので、シールをつけたまま行く。プロペラの碑を過ぎたあたりでシールをはがす。雪質の良い谷の部分をし ばらく滑る。それから大きく左に斜滑降する感じで、登りのトレースまで戻る。笹の出ている斜面はそれなりに滑りにくいが、モナカ雪よりはぜんぜんいい。ブ ナ帯はサラサラのパウダーで最高。しかし、斜度がないので、考えながら滑らないと止まってしまう。 白いウサギが右側を抜いていった。ウサギに追いつけるスピードはでない。天気が良いので、そこらじゅう足跡だらけだ。しかし、ウサギなどの動物は、ス キーのトレースを「何物」だと認識しているのだろうか。おそらくそれなりに人間のニオイはするとは思うわけだが、果たしてスキーの跡で人間だとわかるのだ ろうか。 そういえば、犬同行山スキーをしていた頃、小型犬だった愛犬は、体が埋ってしまうような深雪の時には、私のすぐ後ろについてラッセルしないで歩く術を身 に付けていたのだが、野生動物も人間のトレースを利用するなんてこと、・・・あるわけないか。 切り開きの緩斜面から若い雑木林に突入。潅木の右と左にスキーが別れないように注意して滑る。こういうのも慣れ次第だ。それにしても、ほんとはもっと別 のルートがあるのだろうか。 細い林道をときどきこぎながら下り、沢を二本越えて国道に出た。 Copyright ©
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