浅草岳(入叶津側)

初夏のようなお天気の日曜日、新潟福島県境の浅草岳にでかけました。

ザラメを予想していたのに、新雪があり、良かったんだか悪かったんだか。

山は今シーズン最高(私的にです)の賑わいでした。

 

【日 程】   1999年4月4日(日) 

【山 名】   浅草岳

【天 候】   快晴

【メンバー】  単独(山板・TR9)

【コース・タイム】入叶津(420)6:00 ⇒ ・708西 7:40 ⇒

      安沢の上(1150)9:50 ⇒ 浅草岳(1585)10:54〜12:00

      ⇒ 安沢の下(790)12:27 ⇒小三本沢渡り(700)13:45 ⇒

      入叶津 14:50

 

午前1時、入叶津着。集落の最後の人家近辺に、すでに6台ぐらい縦列駐車。

油断して3季シュラフを持ってきたが、4時に寒くて起きた。とても静かだし、人家のまん前なのでエンジンかけるわけにもいかずがまんする。

出発は、もしかすると一番早かったかも。ガチガチに凍みている。林道の太いトレースをたどってダラダラ歩く。途中の杉林で、何本かのスキーの跡を見つけ、太いトレースと別れて直登を選ぶ。はじめのうちは良かったが、陽が当たると雪が腐り、3歩登って2歩落ちる感じ。登りつめた場所は夏道の北100メートルぐらいの場所。

平石山はけっこう雪がきれているので、トラバース気味に南西に進む。ブナの林に朝の斜光がすばらしく、しばらく撮影に没頭した。愛用してきたコンパクト機が低温障害で壊れたため、お蔵入りだったオリンパスXA−1をだしてきたが、何か非常に不安なシャッター感。これならウツルンデスの方が良かったかも。やはりさぼらずにイオスを持ってくるべきだったと反省した。

 

小三本沢を渡るポイントの手前で、トレースは左右に別れ、片方は平石山を目指し、片方は対岸に続いていた。はじめ平石山側に向かったが、板をかつぎそうになったのでやめ、小三本沢を渡って、いくつかの起伏を越え安沢に入った。その明るい沢の感じが大変気に入った。

しかし温度が上がっているので、左手からのナダレが怖く、安全な場所で息継ぎしながら速攻で進んだ。暖まった雪面にセッケイカワゲラ(昨日の『クイズ日本人の質問』で、下流に流されたコイツが歩いて上流に戻るとか言っていて、ちょっと見る目が変わった。)がかなりたくさんいて、注意していてもけっこうシールの下敷きにした。

安沢は、たぶん昨日の約2人分のトレースだったがそれは沢の中程で左に直角に入る沢に進んでいた。その沢は左右の斜面も安定していい感じだったので跡を追って登った。

 

沢をつめ、台地状の尾根に出る。ここがまたヒジョウにいい感じで、またも写真を撮りまくった。ブナに着いた霧氷が陽に当たって溶け、まるで雨のような音をたてて雪面に落ちていた。

林が切れてからは若干アイスバーンとなった。安沢から暑くてTシャツになっていたが、さすがに風が冷たくなった。しかし、がまんして山頂まで上がった。

山頂には、五味沢からたくさん上がっていて賑わっていた。ちょっと風が冷たくトカゲっていう感じではなかったが、パノラマに飽きることなく1時間もいた。

 

滑降開始。はじめアイスバーンとウインドパックのまだらで滑りにくかったが、そのうち最高のコンディションになり、多少壊れ気味になって一人で奇声を発しながら、登ってくる人達の脇を滑り降りた

安沢の支沢に入るとさすがに重雪となり、プルークターンで崩しながら降りた。

小三本沢に合流して、何の気なしにトレースどおり左に登り返したが、沢の中をとりあえず行ける所まで行くべきだったと後で思った。雪崩が怖そうで直進など考えもしなかったが、行けたかもしれない。この登り返しは起伏に富み、かなり消耗した。ほぼ同時に下っていたテレマークの人にここで大きく離された。テレマークいいなと思うのだが、不器用なので、山を自由に動けるようになるまでは、かなり時間がかかると思う。

小三本沢を渡ってから、沢沿いに緩やかに下り、一度悪雪の急斜面に泣いたが、標高600メートルぐらいで林道に出た。あとはレールの上を(途中ショートカットで林のクサリ雪に入った)入叶津までダラダラ漕いだ。対岸で、ものすごい音。土砂混じりの大雪崩である。只見の谷は、朝よりも確実に黒くなった。

 

帰りのクルマから見る風景は斎藤清の版画そのものの世界。道端に出ている老人なんかの表情が春だなあって感じでした。30〜50キロのスピードでのんびり時折わき見運転してしまいました。

以上。

 

WITH NATURE