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石転び沢 (飯豊)   スキー登山 記録   >写真へ        


2001年5月20日(日) くもり   川入(温身平)〜カイラギ小屋往復    単独




 前夜に出発するにはカラダが疲れていたので、朝起きていけそうだったら行こうと思って、とりあえず寝る。3時前に起床。行けそうだったのですぐに出発。

 徐々に夜が明けていく山あいを走るのはとても気持ちがいい。トンネルを抜ける度に外の明るさが増していく。天気予報は悪くないのだが、雲が多く、青空の気配がない。

 5時半過ぎに川入荘への分岐に着く。そのまま温身平まで行きたいところだったが、なにやらバリケードが。除雪作業のため通行止めである。なんということだろう。もう5月も末になるというのに。しかたない、ここにクルマを置いて、5キロの予定外のアルバイトをしなければならない。これがわかっていればMTBを積んできたのだが。

 6:00(295m)出発。道路には全く雪はない。一箇所だけやっと切り通した部分があって、ここはまだ落石の危険がありそうで、もう少し雪をとらないとだめみたいだった。来週には開通しそうである。山菜採りのために焼畑をやってるようで、焼いた跡の野のニオイが漂っていた。

 6:46(406m) 飯豊山荘。クルマが入ってこないのでひっそりしている。まだ営業していない。駐車場にもまだ雪が残っている。温身平のブナの森の表情がとてもよい。林道を離れて、砂防ダムのわきを抜け、雪渓へと向かう。雪が多く、殆ど雪の上を歩いていく。トラバースしていく谷にもまだかなりの残雪がある。

 8:17(600m) 雪渓出合。やっと雪渓に下りる。ここまでの道は倒木がけっこうあり、また、スキーが枝に引っかかってうっとうしいことこのうえない。雪渓もだいぶ固いので、アプローチシューズで登れるところまで行くことにする。雪が多いためか、雪渓は以前来た時よりも荒れて見える。前には誰も見えない。後ろにも誰もいない。アプローチが長いせいで、ずいぶんひっそりした日曜だ。

 8:56(860m) 石転び沢出合。んー、天気がいまいちである。沢の上は全然見えない。門内沢もいい感じだが、石転びに行くことにする。斜面の途中で靴を履き替えるのもめんどうなので、ここでTR9をはいてアイゼンを着ける。スキーで登ってもいいのだが、雪面が汚くてシールが痛みそうだ。下の緩斜面は快適に進む。どんどん急になって雪面にフラットにアイゼンを置くことができなくなってくるとさすがに息が切れて、3分登ってちょっと休みの繰り返しになる。出合のところに人影が見える。後続がいるが、人数は少ない。

 上から滑ってきた人に会う。温身平に幕営して4時に出たとのこと。最後の急斜面にとりつくところでちょっと休む。斜面の上は全く見えない。しかし、ここを滑らないとやはり物足りない。視界が悪い上に風が強くて、体温が奪われる。多少ジグザグきりながら、何度も高度計の数字を確認してハーハー言って登る。

 11:27(1850m) カイラギ小屋。斜面が少しづつ緩くなり、突然視界に小屋が入ってきた。稜線の向こう、西からの風がかなり強い。新築されたほうの小屋に入ってみた。とてもきれいで、りっぱな小屋だ。ゴーゴーという風音が激しい。靴を脱いでねそべってみる。

 20分くらいで後続の人が来た。出発の時だいたい同じだった人だった。下に人を待たせてるのでということで、10分くらいで滑り降りていった。

 約12時、私も滑降開始。見えないので最初の急斜面は慎重に滑る。転ぶとちょっとやばい。雪はかなり砂をかんでいて、スキーがひっかかる。雪は結構固くてザラメとは言い難い。急斜面の中程から視界が良くなって安心。休み休み、約30分で滑りは終了してしまう。

 12:25(600m) 雪渓出合。ここでまた靴を履き替えて、板をザックにつける。この30分の滑りのために、ずいぶん時間をかけるアプローチだ。これはかなり好きじゃないとやってられない。しかもスキーに枝がからまりついてけっこうしんどい。しかし、新緑のブナの森はとても気持ちがよくて、そこを歩くだけでもけっこう楽しい。

 14:03(温身平) ここから林道歩き。ストックもザックに付けて、Tシャツになってちょっとハイペースで歩く。まあ、林道歩きも嫌いじゃないんだけど、MTBならなお良い。

 15:22 下山。 さっそく川入荘の温泉に入る。500円。まあまあかな。