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1999年02月09日(火) 快晴 行程 6:20 770m 小豆温泉単独 (山スキー TUAイクスカリバー+TR9) ジルブレッタSLを付けた板があまりに不安になり、買い換えた。 ケスレーツアーランドーネとツアーイクスカリバーのどちらにするか迷った末、後者にした。 その初めての山行。昨シーズン痛めた靱帯がまだ少し不安で、せめて道具だけは信頼できるものにしたかった。ちゃんとしたツアー用の板を買ったのはこれが初めて。深雪でどんな体験をさせてくれるのか、歳甲斐もなくウキウキだ。 小豆温泉の離れの駐車場に駐車、国体縦走コースの看板まで歩く。 除雪で切り立った壁に3つ程ステップを切り台に上がる。いきなりの急登は予想外に堅く、クトーなしだと結構厳しい。 いつも思うが、三岩岳最大の難所はここじゃないかと思う。 アンテナまで登ると一安心。尾根も堅い雪でラッセル不要。 1000・の小コルから北面の沢を見ると、下りに使えそうな感じ。 1308までの斜面、褪せた赤布と薄緑のポリテープが、マーキング。はっきりしないので、赤のガムテープを枝先につけながら登る。こんなところでもガスると方向を見失いそうだ。 1308のなだらかなブナ林をトラバースし、やせたコルヘ。南面の雪庇がけっこう張り出している。雪の堅さと沈み具合が程よく、割と直線的にルート取りできる。右手の窓明山方面の白さにそそられる。 明るい広葉樹林を抜け、しばらく無立木の斜面を登りやがてオオシラビソ類のなだらかな斜面。いきなり視界の左端をでかいニホンカモシカが駆け降りて行きドキッとする。 小屋を探しながら樹間の雪深い部分を進むが、発見できなかった。何度か来ているのでだいたいの位置はわかるのだが、とにかく小屋の形跡はない。高度計で1850のあたり、窓明山への尾根の分岐あたり。樹木もこんなに低かったっけと思う程低い。マーキングの類も全く見えない。非難小屋ができた(92年)冬、あてにして行って、結局雪洞ビバークした。あの小屋は埋るのだ。 そこから上は、深いスプーンカットの波(リップルと呼ぶ)だった。その激しいコントラストが美しく、バシバシシャッターを切る。地図で三角点のあるほうに登るが、西峰の方が山頂か。しかしそこで満足してしまう。14牧使って360度パノラマを撮る。西の広いコルに降り、西峰に行きかけたが、大波のような雪庇状の壁は危険そうだと自らを説得し、シールをはがす。 私の技術では厳しい雪だったが、柔らかい板になったため、けっこういけた。右を意識してすべりながらも、思いの他まっすぐ降りてしまい、軌道修正で水平に多少漕いだ。 小屋から下の斜面は気温上昇で多少重くなったものの、今までの板では味わうことのできなかった滑りを体験できた。 1308の手前まではけっこうよかったのだが、ここのトラバースからひどい湿雪になり、おまけにやたらと沈み難儀した。diamirにしたのは正解で、必要に応じて簡単にヒールフリーにできた。これもこれまでにない良さだ。 1308の南から東に広がる台地は、ブナ類の風景がとてもすばらしい。こんな陽気なので、雪原じゅう動物の足跡が線を描く。私もブナと三岩をながめながら長めのティータイム。 その下の斜面はひどかった。重雪でかなり沈むので、最中雪でもないのに、手に負えなかった。疲れもあってターンできずに山回りキックターンを何度もした。1000のコルで左の谷にちょっと入って見ると、日陰なので雪がいい。 その下が狭い沢で、雪崩の危険度は高そうだったが、短区間なので、速攻で行けばなんとかなるだろうと降りる。実は一度登りに使おうとしたことがあったが、デブリの山に恐れをなし、途中から強引に尾根に突き上げた。今回は時期的に早いこともあり、大きなデブリはなかった。南の斜面は急で無立木なので、やはりヤバイ。しかし、雪質がいい。フワフワだ。 時間的肉体的にはかなり楽に国道に出た。 Copyright © 2003.MildWoods.
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