成田は札幌人を蒸し暑い空気で包む。札幌人は湿度に敏感なのだ。しかし、空港のエントランスに立つとヒンヤリした空調にその気分も取れ、早速あいているベンチをゲートから奥の方に見つけることが出来た。ゲートの開く時間までは1時間以上もあったのでハンバーガーでランチをとる。調理に多少時間は掛かったが、旨い食い物で文句もいえない。(このあと旅先のハンバーガーで嫌な思いをするのだが)特にこのソースが最高に旨い。(セットで1300円位だったかな)
タラップを昇る搭乗は何故かフードタイプのよりも出発を感じさせる。それからいい気分でジェットに搭乗した札幌人だったが、飛び立って数時間後、前のシートに座るアメリカンキッズ(10歳くらい)に眠りを邪魔される。このボクはネバダの子だろうか?ママも娘にかかりっきりで大変そうだ。機内スタッフがその子にガンをくれていたので少しは大人しくなった。さすがアメリカン!
札幌人の旅はネバダからアリゾナをバンでロードツアーする目的だ。ラスベガスにいくと、誰もがギャンブルを楽しみにいくだろうが、アメリカ大陸を前にして、スロットに明け暮れるなどちょっと寂しい?(結局スロットやってスッチャッタけど)個人的にも、テレビでしか見ない自然を満喫できるチャンスでもあった。自分のコンテンツを増やすにも絶好の機会である。
夕方、機内食を配られる。『ビーフかフィッシュか』と聞かれ、ビーフを注文。ドリンクにアイスティーを頼んだが、何故かペプシがくる。まあいいか。前の少年もすっかり食い物で大人しくなってくれたし、フォークでパクつく。インディカ米のような御飯がついていて、独特な味で良かった。(普通食べるとそれは「まずい」ともいうが、なぜか旨く感じた) |
機内が乾燥しているので咽が調子悪い。水分を取りながらコンディションを整えようとするが、落ち着かないせいか寝てもすぐ起きてしまう。時間を逆行しているせいか、いつまでたっても日が昇っているような気もする。寝られん!(機内スタッフのおしゃべりも大変煩い!)そうか、この時間を日記にあてれば暇つぶしになるな。そう思い、書いたのがこの『ネバダからアリゾナへ』だ。自分がそのとき思ったエピソードを書くというのは面白いことだとも思った。
ペンを握ったまま朝を迎える。眠りが浅いのでスッキリしない。
機内食を配られる。『ヌードルかピラフか』と聞かれ、ピラフを注文。スタッフの目が恐い!(ちなみにヌードルは延びたきしめんみたいで頼まなくて正解!)今度はアイスティーがきたので、ボトルを差してこれ下さいと注文。化粧の濃いスタッフがニッコリサービス。まあいいか。
ピラフはあっさりコンソメ風味でちょっと物足りなかったので、リュックに仕込んでおいたスナックを食べる。その数時間後またドリンクサービスで、これが搭乗最後のサービスだった。
気流に揺られて丸一日ちょっと、ラスベガス空港間近でやっとベルトサインが点滅する。少年はすっかり眠っているのでママに起され、ベルトを仕方なく付けている。札幌人は最後のボトルウオーターを口に含み、しっかりと咽を潤した。それにしても着陸の瞬間はいつも気分が悪い。エンジンの逆流音が耳に轟き、空気が抜ける瞬間だ。
(introduction end)
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