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| 2004年10月4日 |
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◎ もう迷わない 焼き栗爆ぜる
◎ 何を売りにきたのかモゴモゴとセールスマン帰る ◎ そのコスモスに回り道して頷いている ◎ この町に住み続けて秋祭り今年の囃子 ◎ 薬一錠ころげた先の夕陽の窓辺 |
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| 2004年10月2日 |
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♪ キャンバスよりはみ出て舞う銀杏の葉
♪ 一人ぼっちを背に老犬いつものバス停 ♪ 栗飯大盛りどっぷりと秋 ♪ 平和裏にホットの陣地増やす自販機 ♪ 静か過ぎる夜の大きさ街灯が一つ |
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| 2004年10月1日 |
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◎ 気ままにがむずかしい 石につまずく
◎ のみ込んでよかった言葉笑って別れる ◎ すれ違った見知らぬ人と会釈して秋ふかい ◎ スケッチする男に夕陽の影が長い ◎ 秋を装う山遠くに見て今夜は鍋 |
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| 2004年9月28日 |
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& 月見団子まるく盛る雨の仲秋の名月
& ススキ揺れる台風接近のテレビ声高になる & 月への言葉さがしている深夜の風雨 & 今夜の風にそってブランコゆれる & 信号の色染めて雨遠くまでふる |
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| 2004年9月27日 |
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◇ 風は十字路で人を美しく惑わす
◇ 門灯に虫も群れなくなり夜がひろい ◇ 夏の遺したもの机上を雲間の月が撫でる ◇ 駅前に棄てられた子猫試されている人間 ◇ やせ衰えた秋の蚊に足の血吸われている |
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| 2004年9月25日 |
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@ 腰のまがった杖のおばあさん影も丸く
@ 校庭のプールの水面雲泳がせて秋の詩 @ 踏んでしまった銀杏の実臭うけれど故郷の風 @ 英語の送り状舞う外国産に乗っ取られた花屋 @ 銀行でもらった花の種預金残高だけの小さな花咲く |
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| 2004年9月23日 |
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♭ 彼岸団子を賑やかな部屋の仏壇に供える
♭ 団子屋のおばさん眼鏡に白い粉つけて夕陽 ♭ 倉庫裏の彼岸花さびしく一本来秋はせめて二本で ♭ 大型駐車場に車がうまっていく街灯が点く ♭ 肩車された子供の顔が二階の窓を横切っていく |
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| 2004年9月22日 |
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& 酒酌み合った昔の言葉で夜風
& 唄など聞こえない夜風の囁き & いつも夜風にまぎれて足音だけが遠くなる & 肩越しに日記帳覗き込む忍び込んだ夜風 & もう明日に近く夜風が挿んでいった栞 |
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| 2004年9月20日 |
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♪ 今夜も星の停泊所ベランダは宙の波止場
♪ ベランダに星座の神々の酒盛り秋祭 ♪ 虫の音をベランダに誘いタクトふる ♪ 星ひとつグラスに浮かせ夜空の仲間入り ♪ かぐや姫と二人の句会ベランダにワインの夜 |
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| 2004年9月19日 |
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★ 木の葉がゆれて平和という言葉考える
★ 秋のふんわり雲にみんなが平和を描いて世界に ★ 絵本もう一度開く森の動物達の仲良し秋祭 ★ 神の少女赤いリュックに爆弾背負い自爆テロ秋へ |
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| 2004年9月17日 |
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△ うつくしい嘘の装う秋の雲
△ 雨上がりの濡れた街灯それでも寡黙 △ 公園の落葉の道のあなたの足音 △ どちらに天秤ゆれてもただ虫の音が △ いつも留守電ばかり秋の夜ふける |
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| 2004年9月16日 |
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& 四方の夜を抱くカーブミラー
& 灯を落した居酒屋に男の愚痴のこる & ドラ猫ゆったりと坂下り夜を支配 & 部屋の灯を消して窓は夜の入口 |
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| 2004年9月13日 |
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@ 秋の星座に席譲る夏に窓辺の一献
@ 華麗で寂しき川堤の彼岸花いちれつ @ 眠る夜の海 星の子守唄 @ 小さく抱いてやりたいよちよち歩きの初秋 @ いつも思い出す人のゆれるコスモス |
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| 2004年9月11日 |
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★ 頭出し9月11日を振り返る亀の醒めた眼
★ もう人間やめようか虫の音透く9月11日 ★ ベランダの茄子一つだけ必死に命ぶら下げている ★ 夫と息子を灰塵にされた婦人神を捜し続ける |
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| 2004年9月10日 |
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♪ 空にそっと触れると雨が落ちてきそう
♪ ビニール傘透ける蝉も虫の音もない ♪ 雨だからその喫茶店その風とその人に会える ♪ 忍びこんだ秋の妖精の赤い雨靴 ♪ 小さな約束つづる雨の一粒一粒 |
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| 2004年9月8日 |
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& 怒れ風と大地思い当たること多々ある
& スクッとのびた彼岸花の真っ赤な叫び & 梅酒の瓶に花大束に活けられて秋に酔う & 手のひらに合った茶碗に新米の飯盛る & 昨夜のメール削除靴底ごしごし洗う |
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| 2004年9月6日 |
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◇ 家族が五人と再確認させてくれた夜の地震
◇ 門灯のもと見知らぬ人と声交わす妻 ◇ この家が震度四と流れるテレビのテロップ ◇ 震度四に頑張って耐えたコスモスの一輪挿し ◇ 地震 台風 朝顔まだ咲いている |
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| 2004年9月4日 |
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★ 夕立の後さり気なく顔出す月の憎まれず
★ 雨に濡れた石畳一枚一枚の三日月 ★ ハートのペンダント二つに裂いた青春の稲光 ★ 何処で雨宿り烈しい夕立通り過ぎ虫の音 ★ 窓叩く夕立と心戯れお茶飲んでいる |
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| 2004年9月3日 |
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☆ 新学期ころころとランドセルのお喋り
☆ ハンカチ色ものに替える今朝の雲は秋の雲 ☆ 月の光やさしげに真夜中の道路工事 ☆ 夏物語も飛沫にとかして市民プール掃除している ☆ いつもあやふやに冷奴から湯豆腐に変る |
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| 2004年9月2日 |
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@ 虫の音をカメラに撮るという男の背に月
@ 縄のれん秋の言葉で灯と睦む @ はじける噴水秋の白雲ちぎって落ちてくる @ 頼りなげに小雨群れて案山子一人 @ 何も言うことないシシャモ頭からかじる |
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| 2004年9月1日 |
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♪ 空がコトンと揺れてもうすぐ秋になる
♪ 水面に綿雲浮かび糸トンボの船頭 ♪ エアコンやさしく響く夏の余韻 ♪ 農機具小屋ポツンと穂が色づき赤い落日 ♪ 裏木戸をたたく音して秋の夕陽 |
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| お知らせ |
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★ 八月までの自由律俳句は「作品集」に移しました 九月よりこのページで自由律俳句の新作を発表します |
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