四万十川
初めての川下りは台風一過だった

  東京八重洲口を出ると台風の名残の小雨が降っていた。 なに、バスに乗ってしまえば関係無い。目的地は晴れているだろう。 夜行バスの横腹にカヌーとキャンプ道具を押し込んで、乗車した。 室内灯で文庫を読みながら出発を待っていると子供だけで旅行するらしい兄弟が 父親から旅の心得などを言われながら乗り込んで来た。 田舎の親戚か祖父母の所にでも行くのだろう。
今回は一人で気ままに四万十川でのんびりカヌーをするのだ。 こんな旅には飛行機よりバスでのんびり行くほうがいいと思っている。 それにしても冷房が寒い。腹が立つ程寒い。過剰なサービスは要らん。
夜中に橋の上を走る音がしたので瀬戸内海の上かと思ったが夜霧で何も見えなかった。