10月$日 野外式鉄板焼(つまりはバーベキュー)

青空のもと、食事をいただくのはなんとも気持ちが良い。
友人がちょっと多めに集まれば、なんといっても野外式鉄板焼がよかろう。
拙者はこれまで避暑地の庭、淡路島の海岸、
多摩川のほとりで鉄板焼を経験したが、どれも捨てがたく好かった。
しかし淡路島の海岸、これはまさに天国であった。
7、8人ほどで車にて目的地まで出かけた。
またその際に渡った「明石海峡大橋」からの眺めも好い。
ビールなどを近くで買いこんで、気ままに肉だの野菜だのを焼いて
(拙者は野菜と酒をいただく。そのときは犬や猫やハトも一緒でな。)
思う存分に食べた後は海岸で昼寝もよし、海に足をつけるもよし、
ビーチバレーに興じるのもよし。
そしてまた明石海峡大橋を渡り、神戸の素晴らしい夜景を堪能して帰ってきたのだった。
これまた好いのが奥多摩での鉄板焼。
これは本格的である。
石を丁寧に積み上げて、その中に木をくべ、新聞紙などで火をつける。
これがまた一苦労なのだ。生木は燃えにくい。
しかしこの「パチパチ」という生木の燃える音も馳走のひとつ。
片付ける時にはその石に何度も根気よく水をかけて冷まし、それから解体して行く。
そういえば拙者の連れ合いはそのまさに「焼け石に水」の状態がよっぽど楽しかったらしく
「もういいってば」と皆に散々言われるまで黙々と水をかけつづけていた。
まあ、なかなかある経験ではないので大目に見ておこう。
ところで鉄板焼をいざ始めてみると、それまで共同で準備をしていたはずが
いつのまにか焼き役と食べ役、もしくは飲み役にわかれていることに気付く。
このあたりはその集団における強弱関係によって変わるが
拙者はどのような集団にいようとももっぱら飲み役にまわっている。
酒は残っても困るからのぅ、と尤もらしい言い訳。
しかし、仕上げのヤキソバは必ず謹んでいただく。
焼き物の出汁がしっかりとついたソバは、今考えただけでも垂涎ものである。
もりもりと食欲が沸いてきたところで、本日閉店。
兎耳堂