11月∂日 METROで稼ぐ

拙者、4年ほど前に初めてパリに行った。
初の海外。白兎小学校時代から憧れていたパリにとうとう行ったのだ。
そのときの感動といったら・・・今でも目がうるんでしまう。
たどたどしい仏蘭西語で道を尋ね、友人と空港で落ち合っていざパリ市内へ。
パリにはメトロ(地下鉄)が張り巡らされている。
東京並みに駅の間が短いので、歩こうと思えば歩けるが、つい楽しくて乗ってしまう。
扉が手動なのには最初戸惑った。しかもわりに固い。
車体は小さい。線ごとに色分けされているのも東京さながらだ。
しかし、なんといっても拙者が感動したのは
ストリートミュージシャンならぬメトロミュージシャンが山ほどいることだった!
楽器は多種多様。トランペット&トロンボーン、アコーディオン、ヴァイオリン、唄、などなど。
駅ごとに車両を移っては演奏し、少しばかりの小銭集めをするのである。
駅構内にもいる。本当は禁止されているので駅員の目を盗んで移動しながらの演奏になる。
拙者もやりたい。
そこで、次にパリに行くときには沖縄で買った三線(蛇皮の三味線)を持っていこうと考えた。
姑息だが、いかにもウケそうではないか。
そして旅の食事の足しにしたいのである。
(パリは物価が高くてサンドウィッチとクレープくらいしか手に入らなかった。
アフリカ料理のクスクスを食べさせるチェーン店が最後の砦だったのだ。
クスクスはとても美味であった。
しかしランチ3000円。食べてやる。いつか食べてやる・・・。)
そう言えば、三線に張ってある蛇皮というのはまずいのだろうか。
ほら、あの検疫で引っかかるとか。
しかしピアノは運べないし、チェロは航空運賃を2人分とられてしまう。
かくなる上は連れ合いとリコーダー二重奏かの。
などと夢は膨らむが、まずは航空運賃を稼がねばならない兎耳であった。

パリのメトロといえば映画「シャコンヌ」だが
拙者にはあの映画の良さが未だわからない。
なにやら悲惨な映画である・・・。
兎耳堂