天山・彦岳
(1046m・845m)

2002/10/5

 天山は佐賀県の中央部に位置するなだらかな山である。北の斜面には九州で最もメジャーなスキー場があるので名前はよく知られている。登山道は北、南東側と三つあり、北側と南側は車道が山頂近くまで伸びているためハイキング気分で登ることができる。それに比べて東側は離れていて距離が長い。今回はこの東側ルートを利用することにした。またこのルートの出発地点である七曲峠をはさんで東側に位置する彦岳にも登ることにした。
 9時半ごろ七曲峠に着くと数台の車が停めてある。おそらく山登りに来た人であろう。登山道は樹林帯の中を歩くものであったが、整備されていてなんの問題もなく登ることができる。途中でアケビがたくさんあったが実はすでにとられており、地面には紫色した皮が落ちているだけであった。また、ヤマイモを掘ったあとがいくつもあり実りの季節を感じさせる。ヤマイモには「むかご」がついていたので生で食べてみた。うん、ヤマイモの味がする。せっかくなので歩きながらこのむかごを採ることにした。帰ってごはんと一緒に炊いてみよう。


天山山頂

樹林帯を抜けるとササが多くなった。山頂はもうすぐそこなのだがガスっていてあまり眺めがよくない。なんとかガスがとれてくれないかと願っていると、しだいに視界が良くなってきた。山頂へつながる稜線が見え、下界も見えてきた。太陽の光を浴びてリンドウが花を開かせていた。山頂付近はなだらかな草原になっていてほとんど木がない。眺めもいいが、この開放感が気持ちよい。景色を眺めながら昼飯を食べた。


山頂付近から北側の風景

 天山に登ったあと七曲峠まで戻り、東側の彦岳を目指した。こちらは登山者が少ないせいか藪に近かった。そのせいか実ったアケビを見つけることができた。まだ完全に熟していないアケビはちょっと苦い。標高は845mと峠とは200mくらいしか違わないが、上りと下りがあって数字以上に上った感じがした。ずっと展望がない山だが途中の屏風岩からは下界を見渡すことができた。


屏風岩

 登山道からは太鼓や笛の音が聞こえた。麓では収穫を祝う祭をしているのだろう。下山後は近くの古湯温泉(富士町)へ行った。