中ア・西横川 木曾駒ヶ岳
(97.9.20-22)

ヨネ、サキ、リン

(写真ありません)

いつもの沢メンバー。中央アルプスに行ってみたかったので、簡単そうなこの沢を選んだ。
わずか2年前のことであるが、はるか昔のことのようで、山についての記憶は定かではない。
ただひとつの、鮮烈な、いまいましい事件をのぞいては・・・

9月20日 くもり?
いまはなき、愛車サニーにて名古屋でサキを拾い、稲沢のJR東海の寮へ。散々待たされた揚げ句、いつものように、本人いわく「イージーパンツ」こと、寝巻きで現れた。中央道を駒ヶ根に向かい、駅で待つ。暗くなってからリンがへらへら笑いながら駅に到着。夜の田舎道を走り、この日は登山口の駐車場でテントを張って、確かすき焼きかなんか食って、寝た。快適。

9月21日 快晴
起きてみると、しっかり係員がいる。駐車料金を払い、バスに乗車、しらび平に向かう。混んでいる。ロープウエイの駅につき、足ごしらえをした。もう1パーティー、別の沢に入るようだ。7:45入谷。天気はすこぶる良い。あついので、ときどき頭から水をかぶるが、やはりこうしてみるとサキの頭は危ない。8:51、この沢最大の30m滝に着く。なかなかきれいである。青い空に白い花崗岩が栄える。左からすいすい登る。すこぶる容易。記憶にあるのはこの滝ぐらいである。奥の二俣を左に入ると、多段30m滝。階段状で、水流の左を濡れながら登る。上部はすこしいやらしいので、左から小さく巻いてもよい。たいしたことはない。この先のツメがえらくしんどい。途中昼飯をはさんで、12:35長谷部新道にぶつかった。ここから、ほとんど廃道同然の細い道をたどって、13:22ひょっこり千畳敷に着いた。先ほどの沢パーティに出会った。中御所谷を遡行してきたとのことであった。辺りは紅葉でうっすら色づいていた(ような気がする)。ここより一般道を山頂へと向かうが、先ほどのツメで体力を使い果たしたか、普段の運動不足からか、総員足取りが重い。まわりの人はほとんどがロープウエーで来た、身軽な観光客。こんなでっかい荷物を背負って、滝のような汗をかいて、ふうふう登る私たちは全く場違いであった。14:29宝剣山荘。でかいイヌがいた(気がする)。ここからはほぼ平坦な道をたどって、14:55頂上山荘に着いた。荷物を置いて山頂へ。時々ガスがかかってはまた晴れるといった天気で、さほど展望は良くなかった。風が強く、日当たりもあまり良くなくて、いささか寒い。山荘に戻り、テントを張り、いつものように酒を飲みながら夕食の準備を始めた。リンが飯を炊くが、酔っぱらったか疲れたか、飯ごうを持ったままうつらうつらし始めた。そして、我々2人の文句も意に介さぬまま、ついに横になって寝てしまった。大先輩に飯の用意をさせて寝てしまうとは、ワンゲルの掟にに有るまじき破廉恥行為、この男にはいつか天誅を下さねばならぬ。今回の食当サキが用意してきたメニューはなんと「ゴーヤチャンプル」。山では初の斬新な試み、期待度は高い。ゴーヤチャンプルとは、普通は苦瓜に、豆腐、豚肉、卵を炒めた、苦瓜の苦味がたまらないあっさりした健康的な食べ物である。しかし、今回山の中、肉はハム、あと各種野菜を混ぜ合わせ、できあがりはすでに本家とは似ても似つかぬ「ゴーヤ入り野菜炒め」であった。そしていざ食してみると、ハムの油でギトギト。まずい。油っこいことこの上ない。ゴーヤの苦味を楽しむどころではない。しかも大量。ゲロを吐きそうになりながら詰め込むが、見れば見るほど、食えば食うほど、食欲は急速に減退する。結局全部食べることができず、翌朝朝っぱらから残りを食べる羽目に。こんなまずい晩飯は、いつぞやの新歓コンパの「ルーなしカレー」事件以来か。沢の思い出なんてどこへやら。もう2度と山でゴーヤチャンプルを食べることはないであろう。

9月22日 はれ?くもり?
この日の記録は取ってない。せっかくなので宝剣岳に向かった。かなりイワイワした山頂である。展望はよかった(様な気がする)。昨日の道を下り、ガスと風の中ロープウエーで下山。中御所谷を溯行しているパーティーが手を振っているのが見える。なかなか楽しそうな沢だ。登山口で下車、車に乗り込み、駒ケ根へ向かう。打ち上げは、駒ヶ根名物ソースカツ丼。今日の打ち上げのうまさは、別の意味で格別である。駅でリンと別れ、中央道に乗り名古屋へと戻った。