九重山

(99.4.29 - 5.3)

メンバー 

アオ、シンジ、シゲタ、マッサン、米澤(ヨネ)、
シホ、ノブコ、タマ、マユミ、ショウコ、カヨ、カナ、エツコ、マリ

九重山地図

4月29日(水) 快晴
16:00、ヨネ、マリ、シンジ、エツコは時間通り阪神西宮駅に集合。とりあえずシゲタ車に乗り、六甲アイランドのダイヤモンドフェリー乗り場に向かう。幹事マリは、風邪ぎみ。しかし、早くも下山後の計画をあれこれ考えている。阿蘇山と別府の地獄めぐりは絶対行くそうである。かなり気合いが入っている。以前に御夫婦で湯布院に行った時には、見るとこがなくてつまらなかったので、ずっとパチンコをしていたらしい。そんなにも、なにもないところなのか?17:00前には、タマ車シビック、晩飯買い出しのアオ車も無事乗り場に到着した。しかし、紙コップは買い忘れたようである。乗船手続き中、マリより、青木さんと加ト吉さんが結婚するという衝撃的なニュウスがもたらされる。シゲタはあっけに取られている。みな、くどいたのは加ト吉さんであろうと言っている。私はあまり加ト吉さんのことはよく知らないが、皆さんの意見に賛成である。早めに来た甲斐があって、14人全員が同じ部屋に入ることが出来た。18:00定刻通り、フェリーは出発。いきなりほとんどの人は風呂に行く。フィンランドに出張に行っていたシンジから、おみやげの「モーツアルト」チョコレートが回る。しかし、モーツアルトはオーストリアである。フィンランドと言えばムーミン。シンジによれば、「ムーミンクッキー」なるおみやげが存在するそうである。それを聞いたマリ、「それは?」。すかさず私は記録するが、今度はマリ、「記録に書かれたら、新ちゃんも忘れへんのちゃうん」と開き直った。恐るべしマリ、シンジは次の時には必ず「ムーミンクッキー」を買わねばならないようである。晩飯の弁当とビールをたいらげたあと、女性陣とマッサンは明石海峡大橋を見に行った。船室の窓からも七色にライトアップされた大橋がきれいに見える。と、みなが帰ってきたが、何故かみな爆笑の嵐である。「マリちゃんのスリッパが飛んでん!!」??? 外は強風で、マリが足を浮かせたとたん、マリの履いていた、船室に備え付けのスリッパが飛んでいったらしい。柵の向こうに飛んでいったスリッパは、先日のチャレンジ登山で大活躍の、スイーパーマッサンにより無事救出されたそうである。毛布が配付されるが、1枚50円。ギックリ腰アオはしっかりシュラフを持参している。
ああ、まだ船に乗っただけなのに、いきなりマリの独壇場である。

4月30日(木) 快晴
定刻通り、船は6:00大分港に入港した。車は潮をかぶってひどい有り様であった。天気は快晴。いやが上に高まる期待にカヨ、「九重山って、百名山?」6:20船を出る。国道に出たところで、いきなりどっちに行けばいいのかわからなかったりしたが、6:50別府ICより大分自動車道に入り、6:55別府湾SAに着いた。ここですでに買い出し済みのおにぎりなどで各自朝食。広々とした公園のようなところで、別府湾の眺めがよい。食べ終わった後で、カヨは向こうの方によさそうなベンチを見つけ、うれしそうに『ああっ、あそこで食べたら良かった〜』と言って、走っていった。なぜかショウコも走り、一緒に座った2人は満足げであった。何時出発したか記録にないが、ここよりヨネがタマ車のドライバーとなった。シゲタ車に、シゲタ、ノブコ、カナ、エツコ、マリ、シンジ、続くタマ車に、ヨネ、シホ、タマ、マッサン、しんがりアオ車に、アオ、ショウコ、マユミ、カヨという布陣である。車は快調に由布岳の裾野を回って、湯布院ICで下りて、やまなみハイウエーに入った。目の前には九重の山々が迫ってきた。道はカーブと起伏が多い。8:30登山口である長者原に着いた。爽やかな高原である。そそくさと準備をする。私は詰め合わせの飴を持ってきていたので、皆さんにどうですかと薦めたところ、「あ!、わたしシーシーレモンがいい!」とばかりにシーシーレモンばかりがなくなり、残ったのは「Bikkle」と「いちご牛乳」と「デカビタC」ばかりであった。9:04出発。出発写真を撮る。硫黄山からもくもくと煙があがっている。草原を抜けて、樹林帯に入った。クヌギやミズナラなどが見られる。主な木々には名札がついていたが、「あずさ」もあった。ゆっくり歩いて、9:30休憩。まだ木々にはちらほら緑が見える程度である。荷物を持っての行程は少しなので、気楽である。さらに歩いて、10:10また休憩。何故か帽子の見せあいをする。カヨ、「わたし、あたまデカいんですう。」少し行ったところには、「ボケ」の花が咲いていた。10:35広々とした雨が池を通過し、10:40雨が池越。ここからは下り道になる。形のいい双耳峰の平治岳、ゴツゴツとした大船山、そして坊ガツルの草原が一望のもとである。もちろんまだミヤマキリシマは咲いていないが、道端には馬酔木やウツギの花が見られた。11:15坊ガツルのテント場着。テントを張る。
坊ガツルより平治岳坊ガツルより、平治岳を望む
カヨの命令により、男テントは端っことなった。左より、シホ、マリ、玉の三人テント、残りの女性陣の六人がまん中、右端のテントに5人の男性陣である。他にはテントは少ししか張られていない。少しジメッとしている気もするが、草地で気持ちよいテン場である。天気はド快晴、法華院温泉の建物、中岳や久住に続く山々も美しく眺められる。計画より大分早く着いたので、計画を前倒しして、今日のうちに大船山に上がることにする。適当に昼飯を食べて、12:30出発。すぐ登りであるが、荷物も軽く足取りは軽い。途中2回休憩。ヨネは、地図をどこかにやってしまった。おかしい、テントなんかに忘れてくるはずは・・。がらがらした道を快調に歩いて、14:07大船山山頂着。素晴らしい眺めである。
大船山より、久住山大船山からの眺め。硫黄山からの噴煙も見えます。
坊がツルに張ったテントが小さく見えている。三俣山、久住はもちろんのこと、北にはちょこっと平治岳が頭をだし、そして遠くに由布岳が構え、南には広々とした阿蘇の裾野に、祖母、傾までが望まれた。ヨネ、「あれが平治岳ですよ!」、タマ、「銭形平次?」「・・・」ここで、アオがうれしそうに、リュックより2つの地図を出してきた。なんと、犯人はあんたか!コンパス頼りに、ピーク同定。どれか中岳で、どれが久住なのか、今一つはっきりしなかった。頭がでかいアオは帽子をかぶらされるが、にあうにあうとヨイショされ、照れている。女性陣は、浮かれて並んで肩もみをしている。幹事マリは、また下山後の心配をしている。アオは、「阿蘇は行ったことがあるからいいです。湯布院を見てみたい。」と主張。これにマリ、「阿蘇は行かなきゃダメなの!!!行ったことない人がいるの!!!」目がマジである。山頂には、芹洋子が「みんなのうた」で歌ったという、かの有名な「坊ガツル讃歌」の歌詞が書いてある。

人みな花に 酔うときも  残雪恋し 山に入り
涙をながす 山男  雪解の水に 春を知る

ミヤマキリシマ 咲き誇り 山くれないに 大船の
峰を仰ぎて 山男  花の情けを 知る者ぞ

ちなみに、京大ワンゲルの歌集の中に、山男の歌(広島高師山岳部歌)というのが載っている。

同じ山への憧れを 胸に抱きて行く道は
教えの道ぞ山男 広島高師の山男

人皆花に酔うときも 残雪恋し山に入り
涙を流す山男 雪消の水に春を知る

広島の山は低くとも 夏は故郷の山が待つ
岩をよずれば山男 浩然の気は比しがたし
(以下、6番まで続く)

さらに、ヨネが高校の時の山岳部の部歌は、山男の歌の中の、「教えの道」が「学びの道」に、「広島高師」が「兵高AC」に、「広島」が「六甲」に、「故郷」が「穂高」に変わったものであった。どれが本家本元なのだろうか。
かなりゆっくりした後、14:55出発。やはり平治岳はカットとなった。日が傾いていく中をどんどん下り、16:00にはテン場に着いた。女性陣は晩御飯の準備の為2手に分かれ、さっそく今回の目玉の一つである法華院温泉へ向かう。テント場から10分くらい。入浴料は300円なり。浴場はさほど大きくはなく、人はいっぱい。石鹸などは使えない。しかし、こんな山の中で温泉につかれるのは、九重ならではである。上がった後は、ビールを買う。建物をぬけて、向こう岸に渡ったところに、何故かぽつんとビールの自販機がある。山の中にしては、異常に安い(サッポロ260円、エビス280円/350ml)。皆の分を買って戻り、乾杯、晩飯。御飯に味噌汁。エツコいきなり、「青江さんていい声なさってますねえ。コーラス部だったんですか?」予想もしない質問に皆目を丸くする。答えは、ギックリ腰の柔道部である。ここまで沈黙を守っていたエツコがついに牙を剥きはじめた。男性陣で誰が一番若く見えるかという質問には「鈴木(シ)さんが一番若く見えます。卒業したて見たい。23〜4?」眼鏡を買い直した方がいいのではないだろうか。ヨネはショックである。だんだん辺りは暗くなり、星が見え始める。オリオンが西の空に沈みかかっている。頭上には獅子座、東の空にはスピカ。酒も進む。シホ、「ウイー、あれしきのビールで酔った!!」そして、東の空からは、まんまるの大きなお月様があらわれた。生まれて初めて月の出というものを見ることが出来た。とても美しい月である。それを見たマリ、「あ、月に帰らな!!」全員声をそろえて、「さっさと帰れ!」夜は更け、酒はさらに進んでいく・・・。

5月1日(金) 快晴
5:30起床。非常に気持ちが悪い。昨日のマリの暴言に体調が乱されたか、完全な二日酔いである。それほど飲んだわけでもないのだが・・。朝飯は、パン、りんごなどであったが、においを嗅ぐのも気持ち悪く、テントの中でジッとしていた。天気は快晴、今日もいい天気になりそうである。お姉様方は、お顔を塗り塗り、余念がない。体操ののち、7:15出発。ヨネは押し黙っている。法華院温泉の横を通って、7:30登りにかかる。のっけから急である。少し汗をかくと、大分楽になってきた。7:43休憩。眼下には遠く我々のテントも見える。大船山、平治岳、そして三俣山がドーンと構えている。7:52出発。がれた沢ぞいに慎重に進む。落石には注意。二俣を右に入って、8:18休憩。先の方は少し急になり、さらにガレている。タイソンに刺激され、ヒマラヤを見にいってきたシゲタにタマ質問、「インドどうやったん?」、シゲタ、「ネパールや!」いつもとボケと突っ込みが逆か?? 8:25出発。下を振り返ると、人がさっきの二俣を左に入って上がっていくのが見えた。どうやら道を誤ったようだ。しかし、行けないことは無さそうなので、このまま進む。慎重に足を運び、9:25結局中岳に直接突き上げた。1790.8m、九重連山中の最高峰である。これからめぐる、久住をはじめとする山群がまじかに眺められる。火山故、樹木は全く生えておらず、ゴロゴロとした荒涼としたピークばかりだ。きゅうりとチーズを食べる。アンテナをたてて、無線をやってるおっさんがいた。9:40出発。鞍部へと下る。ここいらから眺められる広々とした草地もきれいである。ふたたび登り返して、10:02稲星岳。そこにいたひとをつかまえて、記念撮影。ここから、南の久住高原へと裾野が広がる。阿蘇とその外輪山の眺めも最高だ。ここではドーナツが出る。昨日はういろうが出たし、甘いものづくしである。しかし、マリの分がない。「私のがない〜!」、マッサン、「じゃ、うん、ぼくのんあげるわ。」しかし、騒ぎまくった挙げ句に、食べずにしまいこむマリであった。幹事の方々は、皆が満足しているのか気になるようである。一番満足させるのが難しそうな人は・・。いた!マリ、「青ちゃん、毎日温泉入れて満足した?」、アオ、「いえ、別に。」カヨは甘い声で囁く。「青江さんの喜びが、私の喜びです」残念ながら色仕掛けで満足するようなアオではなかったようだ。10:17出発。程なく、10:50、盟主久住山に着いた。
三俣山久住山より、三俣山。手前の白い平原が、北千里浜。
めいめい記念撮影をする。そして、なんとシゲタとノブコがツーショットでカメラにおさまる。以前は恥ずかしがって絶対こんなことはしなかったそうで、すかさずマリ、「しげちゃん、最近大胆やねー!」大胆なのはお互い様だと思う。ここまでくると、わんさか人がいる。ラーメンをつくったり、果てにはフライパンでなんか焼いて、ビールをあおっている人もいる。おや、どっかで見た人がでかい荷物を持って通り過ぎたが・・。ここでウインナーを放出した。11:20発。久住分れを過ぎて、11:40避難小屋でトイレ休憩、女性トイレは混雑しているようである。暑い。夏山のようだ。顔も火照ってきた。この辺から、二日酔いの為の寝不足の影響か、非常に眠くなってきて、小屋の軒下の日陰でうたた寝してしまった。12:02発。暑さ対策のため、バンダナをしたところ、アオとならんで、「助さん、格さん!」「はなさかじじい!」「うっかり八兵衛!」「それはY川君やろ。ああ、なんでここにいーへんの?」などと、なぜかいやに不評であった。もくもくと白煙をあげる硫黄山を左に見ながら下っていく。立ち入り禁止の看板が立っている。下りきったところが北千里浜。だだっ広い砂地。ケルンが積んである。12:52、三俣山への分岐着。少し疲れた人もいて、このまま下るかという話もあったが、結局エツコとシゲタ、アオは行けるところまで行き、他は予定通り登ることになった。しかし暑い。日を遮るものが何もない。なぜこういう話になったのか全く記憶にないが、記録によるとこのようなやり取りがあったらしい。マリ、タマに向かって、「やせてますよー!」、タマ、「えー、そんなことないよー。」、そしてマリ、「ちょうどいいですよー」すぐ出発。すがもり小屋跡の前を過ぎて、急登になる。人を追いこす度に、「若いねー」と言われる。でも、20代は私だけである。大キジ一発打ってきたアオが途中で追い付いてきた。一回休憩を挟んで、13:48三俣山山頂。ここからは、長者原はじめ、やまなみハイウエー沿いの、ゆるやかな山々が眺められる。みんなでピークの西の方から景色を見ている。白い帽子をかぶったマッサンは、遠くから見るとまるで偉い生物学者のようである。アオ曰く、「ムツゴロウ!」山頂には、福岡大のワンゲルの人たちがいて、はしゃいでいる。女の子もいて、とても楽しそうである。同じワンゲルでも、いろいろあるものだと思う。みんなでここからも見える、阿蘇山の話をしている。メンバーの一人が自慢げに、「わしゃ、根子岳を縦走したっちゃ!」、なぜかタマが相槌、「へー!」若者達はいぶかしそうにこちらを見ながら、恐れをなして逃げていった。こちらも14:17出発。しばらく行くと、ワンゲルの連中が2つのピークに分かれて、発声練習をしていた。合格だと、ふんぞり返った先輩たちが合格のマルを出す。まったく中学校の部活動のノリである。15:45分岐着。シゲタ達は先に下りたようである。15:55発。砂と岩の道をさくさく下りて、15:20法華院温泉に着いた。シゲタが早くも一杯やって、見知らぬ人と喋っていた。みんなも一杯やって、15:47テント場にもどった。と、テント場内でどこからともなく、「あれ、ヨネちゃうん?」と私を呼び止める人がいる。はたして、高校の山岳部で同学年であったY岡であった(阪大薬学部なので、Y川の知り合いでもある)。こんなところで会うとは・・。久住の辺で見かけたのは、やはりこいつだったのだ。山岳部の連中で、今もマトモに山をやっているのは我々だけ。マトモに会うのは高校卒業以来だったので話も弾み、みんなの消息もある程度聞くことが出来た。マスクは甘いが、あいかわらず変なやつであった。
さて、今日の晩飯はレトルト大会。各人の個性でまくりである。

アオ (MEDAL FOODSの)カレー (安い)  シンジ (ニッスイ)牛丼    シゲタ 東京牛丼
マッサン ククレカレー    ヨネ ピリリとろから カルビ丼    シホ とろーりたまご 親子丼
ノブコ 横浜中華    タマ 京都親子丼   マユミ(カンピー)ビーフカレー
ショウコ・ エツコ 完熟トマトとなすのカレー    カヨ 銀座ハヤシ    カナ 「丼」
そして、マリ 「迫力の大盛牛丼」

マリは、「家にあったんやもん」と主張するが、シンジ、「だって、買い物はマリちゃんがするんでしょ?」と冷静に突っ込む。みんなで他の人のも試食する。わがピリリとろから カルビ丼は、レトルトからあけると、どろーんと飯の上に広がって、アオは「hあ」と声をあげたが、味のほうはなかなかグー。完熟トマトとなすのカレーはカレーにしてはあっさり味、カレーっぽくない。期待の「迫力の大盛牛丼」は意に反して、塩味がすこし薄かったようで、ここまでの犠牲を払ったマリは少し不満だったようだ。米が少しあまったので、「ゆかり」をふりかけてかき込む。この「ゆかり」が余ったので、家に持って帰ったところ、ウチの嫁さんがいたく気に入り、「これやったら御飯たべれるわー」とばかりにほとんど一人でぜんぶたべてしまった。食後はやはり酒盛りが始まるが、ヨネはまだいまいちダメで、飲まなかった。それに対して、LCM誇る三大うわばみ、ノブコ、カナ、マユミはあいかわらず絶好調である。マユミは、「ブランデーと紅茶って、あうよねー」といいながら、紅茶をブランデーで薄めてガブガブ飲んでいる。マユミオリジナル、「紅茶のブランデー割り」である。この夜のテント場は、ワンゲルらしき若い団体でいっぱいである。洗い場では、入部したてらしい新人君が、飯炊きの特訓を受けていた。九州の大学では、ここが新勧山行のメッカのようだ。わたしのワンゲルの新勧といえば、比良山の小屋まで我々の寝るテントと(先輩達は小屋に寝る)皆様の食料を歩いて担いで上がり、歓迎されるはずの我々でカレーを作り、恐ろしい先輩方の前で過去の遍歴を喋らされ、あげくに丼一杯の日本酒一気で、せっかくのカレーを全部リバースするという悪夢のような一晩であったが、今日の若者達の中にはそんなエグい団体はいないようであった。とはいえ、昨日とは打ってかわってにぎやかである。今晩も月が明るい。

5月2日(金) 快晴
ハ今日は下山。でも下山後のスケジュールはきついので、5:30起床。またまたいい天気だ。顔が焼けるように熱い。マリの頬も少し赤い。マリ、鏡をみて、「hぇーえ!もっとちゃんと塗っとけばよかったー」ショウコも鏡を見て嘆いている。果たして何に嘆いているのかは知らない。そして、醜い褒め殺し合いが始まった。マリ、「わー玉垣さん、白いー」、タマ、「そんなことないよー。マリちゃんの方が白いよー。」顔だけは白くても、腹の中ではもっとどす黒いものがうずまいていそうだ。ああ、おそろしい。一方、シホは風邪をひき、声が出ない。それでもやはり黙っていられないのか、しゃがれ声で騒いでいる。朝食はマグヌードル。シンジには朝から重いらしく、「ちょっとなあ・・」とこぼしているが、その一方でカヨは、「2つじゃ少なくないー?。」カナは、アオのポリタンとテルモス4つの上にコーヒーをばらまいている。出発前の体操。シンジは急に催したか、体操しながら走っていく。シゲタは体を横に曲げるときに両手を上に上げながら曲げる。これがいいらしいのだが、どうなのうだろう。下山後が楽しみでたまらないのか早く準備が済み、6:40出発。2回レストを挟んで、何ごともなく8:42長者原に着いた。ほとんどずっと下界にいるような気分だったので、あまり下りたなあと言う感じもしなかった。ここの温泉はまだ入れないようなので、幹事さん達が本を見てあちこち電話した結果、黒川温泉に行くことになった。9:50に到着。内湯が清掃中ということで、露天風呂に入ることになった。ここの露天は、脱衣場は男女別だが、中でつながっているとのこと。ホテルからは、女性用に入浴用のへんてこりんな着物をすすめられていたが、結局男達だけ先に入ることになった。入ってみると、たしかに思いっきり繋がっている。いい湯だが、しみる。道路を車が走っているのが見える。あそこから覗けるかも知れない・・。女性陣は外でいまかいまかとばかりに、騒いでいる。われわれが脱衣場に上がると同時に、わっと女性陣が入って来た。シンジがふと仕切りの辺りをみると、なんとカヨが仕切りの下から覗き込んでいる。そしてカヨはシンジの裸をじーっと見ていたそうである。ああ、なんとハレンチな・・。そして、脱衣場を出るときに、ヨネはそのカヨと目があってしまった。もう少し仕切りが低ければ、えらいものをみてしまうところであった。くわばらくわばら。安堵しながら、サービスのジュースを飲んだ。さて、山から下りたら、やっぱり打ち上げは焼き肉である。ガンジー牧場なるところヘ向かう。11:00発。しかし、道はとんでもない渋滞。全然進まない。道路際の草地では、山菜摘みをしている。腹をすかしたシホやタマはうらめしそうに見ている。この調子ではとても阿蘇や湯布院なんてムリということで、竹田回りで素直に大分に出ることになった。やまなみハイウエーとの交差点の信号を過ぎると、渋滞はなくなったが、ガンジー牧場についたのは12:00を回っていた。回りは牧草地で田舎であるのに、ここには立派な新しい建物が立ち、すごい人と車である。さっそく、焼肉。ヨネがマリと同じテーブルにつこうとすると、マリ、「あ、私大食いやで!!」と追い払われた。割りかん負けするもんかと、食う気満々である。ビールは地ビール。黒ビールもある。残念ながら運転手の私は飲めないが、断然気合いのはいるカナとタマ、「ビール、黒?白?」白? ビールを口にしないヨネとアオは抜群の集中力を見せ、最後まで肉を食う。エツコも大層御満悦の様子で、残った焼肉のタレを見て、「このタレは美味しいですねー。水筒に入れて持って帰ろうかしら」ああ・・。ここでいきなり、
御飯おかわりランキング!

1位 シンジ 3杯  2位 マリ 2.6杯  
3位 シゲタ 2.4杯  4位 ヨネ、マッサン、アオ、ノブコ 2杯

堂々ランクインのマリの弁、「ここのごはん、一杯が少ない少ない!」、これにアオのコメント、「(マリは)褐色細胞が多いからやせない!」
名物のソフトクリームを一個ずつ買い、お土産を買い占め、14:15出発。すでに駐車場ヘの道は大渋滞。ぎりぎりのタイミングだったようだ。国道442号線をたどり、竹田の町に入る。迷いながらもなんとか岡城跡の入り口につくが、車の横をカヨ似の人が歩いている。「あれ?」と思ったが、前から見るとまるで別人であった。15:20着。かの滝廉太郎作曲、「荒城の月」のモデルである。巻物調の立派なパンフをもらう。強烈なおばはんたちが立ちふさがるようにして奇妙なお茶を勧める。マッサンは以前ここにきたことがあるそうで、一緒に岡城を見て回った女の人が今どうしているのだろうか云々という話をしていた。急坂を上っていくと、だんだん眺めがよくなってくる。今朝までいた久住の山並みも望まれる。藤棚なんかもあり、めいめい記念撮影。石垣から無意識のうちに足が遠のくアオ。緑が多く、さわやかなところだ。春先には桜がたくさん咲いて、さぞきれいに違いない。フェリーの時間もあるので、さっさと下りて16:00発。大分へのメインルートは国道57号であるが、今回は距離的には短い国道442号線を東進する。谷沿いの道は細いところも多いが、おおむね快適に進む。平和な田舎の景色。車内のみなさんもうつらうつら・・っと!前から巨大な観光バスが!こんな道を通るな!みんな完全に目が覚めた。そして悪いことに道が渋滞してきた。シゲタ車では幹事がパニックになっていたそうであるが、どうやらその渋滞も部分的だったようで、17:40無事出航時間までに大分港についた。早速乗船手続きを済ませて、なんとか行きと同じように一室を取ることができた。幹事さん達も安堵の顔である。早速何人かが風呂に向かう。特にマユミやショウコは格別の風呂好きのようである。ショウコは髪まで洗っていた。風呂上がりの一杯。カナ、「明るいうちから飲めませんね!」コーヒーを飲んだ後には、ノブコがシゲタに指を指して、「ちょっと!コップ洗ってきて!」その後、みんなで甲板に上がるが、ドアの丸い明かりを見て、マッサン、「月や!」それぞれの人間にドラマがある。船内のレストランで晩御飯を食べて、恒例「大富豪」をして、11:20就寝。まるで修学旅行。エツコは、「青江さんの寝顔がかわいい」と、アオに添い寝している。

5月3日(土) 快晴
定刻通り六甲アイランドに入港。芦屋のロイホで朝飯。カヨは、お誕生日席に座って手を振っている。JR芦屋駅で解散、無事終了。ヨネはさらにJR大阪駅までカナ、シホ、マッサンを乗せタマ車を運転。武庫川のあたりでシゲタ車と分かれるが、こちらが一生懸命手を振っても、2人は会話に夢中でこちらに全く気がつかない。なんだかんだいっても、やはりどうしても仲むつまじい二人なのであった。