
2月2日
JR大阪駅に21:00集合。オミツのシボレーに乗り込んで、阪神高速、西名阪、名阪国道を東進する。ヤスが集計したアンケートの結果を見ながら、今年はどこへ行こうかと皆で思いを巡らす。針インターで下り、国道166号へ。夜の道は一部凍結。杉谷より旧国道に入ると、完全な雪道となるが、スノータイヤ装着の4駆はもろともしない。時間通りに23:00前には到着、沢沿いの広場で車を止めて、テントを張る。雲はほとんど無く、明るい月が真っ白な広場を照らす。少し風があり、凍てつく寒さとはこのことか。早速オミツが天体望遠鏡を据え付けて、天体観測大会。月のクレーター、木星の横縞模様や、土星の輪まではっきりと見えた。いろんな散開星団、オリオン大星雲、シリウスやベテルギウスなどの一等星、二重星コール・カロリ、はまりそうであるが、さすがに寒くなってきたので、24:00前くらいに女性陣は車、男性陣はテントへ。足先がめちゃめちゃ冷たい。セーターを巻いて寝た。
2月3日
6時起床。アカ一言、「みんな凍死してるんとちゃうかと思った。」寒かったがそれなりには寝れた。この寒さだが、冬山経験者オミツの動きは早い。朝はめいめい持参の朝食。お茶でもとバーナーに火をつけるが、寒さのため不調、あきらめる。カヨが、「ちょっといいーー?」というので何かと思ったら、カッパをお召しになる手伝いをさせられた。夜が明けてくると、次々と大峠に向けて車が上がっていく。山の方を眺めれば、白く凍った山が朝焼けで淡く赤色に染まっている。アイゼンを着け、7:40発。しばらく車道を行き、ちょっと脇の林道に入ったところが小峠、8:04着。高見登山口からの道が合流する。登山者ちらほら。さっそく写真撮影に余念ないオミツを待って出発。稜線上を慣れないアイゼンを雪に差しながら歩く。ほどなく氷が張りついた木が出てきた。いよいよ霧氷の世界に入ってきたのだ。
木という木に霧氷がびっしり!
一同歓声を上げながら進む。そして男性陣は写真に没頭しはじめ、女性陣から遅れがちになる。ヤスも、オミツより1万円でゲットした今回初登場の一眼レフを駆使している。オミツのカメラはこの寒さでシャッターがちゃんと下りないようだ。何年も高見の霧氷を見に来ているという一緒になったおじさん、ここの霧氷は日本一だと御満悦。雪はどんどん深くなり、霧氷はどんどん大きくなる。一番すごいのは10cm以上もあるだろうか、巨大な氷の破片が、木という木にびっしりと張り付いているのだ。
見事!の一言です。
道が稜線の南側にはいると、霧氷は全く無くなり、木には雪がついているだけ。この霧氷が適度な寒さと湿度、そして強い北風という3要素で出来ているということが良く理解できる。
稜線の南側からの風景
天気はくもり、風も強いが、我慢強くチャンスを待つカメラマンも多数出動している。コースタイムを大幅にオーバーして、10:10高見山頂着。すでに到着していた女性陣がおやつを食べていた。あったかいお茶も頂く。さらにカナのザックからはウイスキー登場。さすが、恐るべし。頂上でみんなで記念撮影。さらにひとりひとりオミツに撮ってもらう。カヨ、「あたしが松本さんの撮ったげる〜」とデジカメのシャッターを押すが、モニターを見て一言、「これじゃ、どこの山かわかれへんやん!」と酷評。再度撮り直してなんとかOK。10:30出発、南側の稜線を下る道の脇には霧氷はない。小峠から稜線沿いに上がるのが絶対正解だ。下るにつれ、だんだんガスが切れて、展望が開けてきた。国見へと続く台高の稜線、左に見えるのは迷岳か。大峠11:05着。たくさん車が止まっている。トイレもあり。ここから山腹沿いについている山道をたどる。次々と人が上がってくるので、すれ違いに時間がかかる。「霧氷号」で来た人達だろう。なかにはねえちゃん3人組も。もとの小峠を経て、テント場には11:55に着いた。オミツの計画通り!カナが用意してくれたおでんを温めていただく。冷えた体に最高。日本酒が欲しいとこだが、酒豪カナは持参せず。「アルコール度低いから」らしい。恐るべし。コーヒーを飲んだ後、テント撤収、車に乗って、林道を慎重に下り、国道へ。高見登山口の辺りは車だらけ、ツアーバスも何台か止まっている。人だらけなわけだ。さて、車はその先にあるお楽しみの東吉野温泉へ。露天もあり。やはり山の後はこれに限る。いつもながら、ヤスは長風呂。お土産にくずきりを買って、出発。後ろを見返すと、すっかり晴れ渡った青空に、雪を頂いた高見のピークがくっきりとそびえていた。オミツ、「これは撮らな!」とばかり車を止めて、カッコのいい白い三角峰を記念撮影した。
白い高見山を望む。
昨日来た道を戻り、ヤスを安堂駅に送り、大阪駅には17:00ちょっと前に到着、これまたオミツの計画通り!最初から最後まで、流れるような2日間であった。