コミケに際しての移動上の諸注意

written by 秋津
Last Update: 2004.08.05

言うまでもないことですが、コミケは東京で開催されます。
しかし我々の大部分にとって、東京はホームグラウンドではありません。
コミケにおいては、わずかなタイムロスが大きなダメージにつながります。
また、東京への往復についても、いろいろと知っておいて損はありません。
ここでは、コミケ経験者の体験から、主にコミケ初心者を対象に、コミケ旅行について気をつけるべき点を挙げてみたいと思います。

注:これは、荻窪/新宿/秋葉原/船橋に宿を取る人を対象に書かれています。他の人は適当に読み替えてください。また、意見、要望、新情報などありましたら秋津までお知らせください。


東京までの交通手段〜東海道編

まずは東京までの交通手段について解説します。これには様々なものがありますが、一般的に我々の視野に入ってくるのは高速バス、新幹線、JR在来線といったところでしょう。

高速バスとして一般的なのは夜行バスです。これはJR時刻表などを見るとけっこうたくさん出ていることがわかります。ただし、後述の夜行鉄道を使う方法や、前日から東京入りする場合に比べて、初日の始動はどうしても遅くなるようです。最速はおそらく京都駅21時10分発・新宿駅新南口5時10分着の青春ニュードリーム京都号、ほかには京都駅21時30分発・東京駅日本橋口5時25分着の青春ドリーム京都・奈良号あるいは大阪駅21時00分発・東京駅日本橋口5時26分着の青春ドリーム大阪号、大阪駅21時20分発・新宿駅新南口5時41分着の青春ニュードリーム大阪号、あたりが有力候補でしょうか。
TDL行きもロケーション的には悪くないですが、いかんせん着くのが7時〜8時過ぎと少し遅めなので使い物にはなりません。
運賃はだいたい5000円前後または8000円強に二極分化しています。乗り心地の違いはわかりませんが。
また、東海道昼特急・中央道昼特急というJR昼行ハイウェイバスが存在します。約7時間半で東京駅(新宿駅)に到着、運賃6000円と、使い勝手はなかなか良さそうです。時間がかかるのは良いが18きっぷでは乗換えがかなわない、という人は使う価値があると思います。

新幹線については何も言うべきことはないでしょう。のぞみなら約2時間半ほど乗っていれば乗換えなしで勝手に東京駅まで連れていってくれます。昨年より東海道新幹線品川駅が営業を開始し、のぞみが大幅増発されるとともに自由席が新設されています。のぞみ自由席はひかりと同額なためかなりお得ですが、1編成3両しかない(ひかりは1編成5両、いずれも博多側1両目〜3ないし5両目まで。喫煙可能車両を含んでの車両数です)ので競争率はかなり高いと思われます。
運賃は自由席で片道12710円、指定席はひかり13420円、のぞみ13720円(いずれも京都−東京)。学割は忘れずに使いましょう。

JR夜行については、コミケ初日の初動が早くなるという利点があるのですが、かなり利用が難しくなっています。というのも、これまでコミケの時期に走っていた大垣発東京行全席自由の夜行・大垣号(通称・「大垣夜行」)が、全区間全席指定の「ムーンライトながら92号」となったためです。従来からの「ムーンライトながら」を含め、基本的にこの指定席はほぼ確実に取れないので、残念ながら夜行列車の利用は大変困難です。幸運にも指定席が取れた場合、ムーンライトながらは大垣発23時19分東京着4時42分、ムーンライトながら92号は大垣発23時00分東京着4時47分です。青春18きっぷを2枚使うことになりますが、車両は特急タイプですのでそこそこ快適のはず。デッドラインはムーンライトながら21時29分京都発長浜行新快速、ムーンライトながら92号は20時59分京都発米原行新快速ですが、ギリギリに接続する電車で行こうとしたらそれが遅れて東京に辿り着けなかった、という笑い話みたいなこともありえますので、余裕を持って行きましょう。ちなみに、京都から大垣までは長浜(or米原)行き新快速から米原で大垣行各停に乗り継いで約1時間半です。

さて、上のいずれの手段も取らない剛の者(あるいは、取れない貧者)は、昼行在来線を利用して1日がかりで東京を目指すことになります。運賃は勿論2300円(18きっぷ1日分)。毎回、最大集団はこれで行くので、不安な人はこれについて行きましょう。
基本的には“乗ってりゃ着ける”ので説明の必要もないかもしれませんが、念のため。

基本的な考え方について説明します。
京都からは必ず新快速。昼間は長浜行新快速が必ず米原で大垣行に接続しますので特に考える必要はありませんが、米原以遠北陸線に入りますので間違っても米原で寝過ごさないようにしましょう。長浜駅は東京への路程上にはありません。野洲行は米原まで行かないことにも注意。接続の各停もありません。
次に米原−大垣間ですが、ここは列車の最過疎区間です。また、昼間は客のわりに編成車両数が少なく、さらに吊り革がない列車のため座れないと厳しい、とスケジュール的にも体力的にもかなり厳しい区間です。今夏は豊橋・浜松まで行く直通快速が平日昼間にありません(このせいで平日は約30分余計に時間がかかるようになっています)ので来た電車に乗って間違いはないので、かなり混雑することは避けられません。米原の乗り継ぎ時間がかなり長くなっているのは18きっぷ利用長距離旅行者への嫌がらせとしか思えませんが、逆に米原で昼飯を取るべきとも考えられます。
大垣−豊橋間には快速、新快速が走ってます(というか、昼間の大垣発名古屋方面行きはすべてそうです)。乗換えの階段は前の方にあったと記憶しているのですが、すべての列車でそうであるかは不明です。なお、米原ー大垣間のダイヤが変わった関係で、快速を1本やり過ごして次の電車で座る手段がほとんどの時間帯で使えなくなっています。
豊橋からは熱海まで快速がありません。順に、浜松・静岡・沼津で乗換えの可能性があります。
最後に、熱海−東京間。ここには快速(アクティー)が走っています。ただし、つかまれば30分くらい短縮できることがありますが、ほとんどつかまらないのであまり考えなくて可。いずれにせよ、乗換合戦はかなり熾烈なので注意。

首都圏内の交通。東京方面へ向かう人は東海道本線で東京まで、また品川止の列車の場合は山手線もしくは京浜東北線に乗り換えて5駅、約10分です。
新宿方面に向かう場合、湘南新宿ラインの利用が考えられます。利用する場合、横須賀線始発(大船から併走)のものと東海道本線始発(始発駅は国府津、小田原等。快速列車)のものがありますが、横須賀線の併走区間は東海道本線より遅いため、基本的には併走区間の終わる横浜まで乗り換えることができます。ただし、品川から山手線に乗り換えても遅れは10分程度(東海道本線横浜−品川間20分弱、山手線品川−新宿間約20分に対し湘南新宿ライン横浜−新宿間約30分)で、本数的にそれほどないため乗換え時間で吸収されることを考慮すると、時間的にはほとんど変わらないか、むしろ遅くなります。赤羽や大宮まで抜ける場合も、乗換えが多くなるものの東海道本線−(東京乗換え)−山手線/京浜東北線−(上野乗換え)−東北本線と繋ぐのと時間的にはさして変わりません。
荻窪の健康ランド利用者は東京から快速・通快(オレンジ色の車体)に乗るか、特快に乗って御茶ノ水または新宿で各停(黄色の車体)に乗り換えて荻窪駅下車。東京駅からだと25分弱。
秋葉原へは東京から山手線/京浜東北線で2駅、約4分です。
船橋方面へは総武線快速が横須賀線から直通しますので、湘南新宿ラインと同じく大船から乗り換えられますが、上記の通り東海道本線のほうが速いので、接続によってはもう少し先で乗り換えることになると思います。東京駅始発も本数はあるのですが、乗り換えの手間を考えると品川駅乗換えが便利です。船橋までは東京から約25分、品川から約35分です。

最大集団の利用向けに、10時〜13時前後に京都駅を出発するタイムテーブルのモデルを掲載します。京都発以外で発車駅の明記がない場合はその駅が始発駅です。また、矢印は『乗換えなし』の意味です。

(京都→東京乗り継ぎ例)

(出発) (長浜行新快速) (長浜行新快速) (長浜行新快速) (長浜行新快速) (長浜行新快速) (長浜行新快速) (長浜行新快速)
京都駅発 0930 0958 1028 1058 1128 1158 1228
米原駅着 1021 1050 1118 1148 1218 1248 1318
米原乗換え (大垣行) (大垣行) (大垣行) (大垣行) (大垣行) (大垣行) (大垣行)
米原駅発 1039 1112 1144 1209 1242 1314 1343
大垣駅着 1114 1144 1215 1244 1316 1345 1416
大垣乗換え (豊橋行新快速) (浜松行新快速) (豊橋行新快速) (浜松行新快速) (豊橋行快速) (浜松行新快速) (豊橋行新快速)
大垣駅発 1125 1155 1225 1255 1325 1355 1425
豊橋駅着 1244 1344 1444 1544
豊橋乗換え (熱海行) (静岡行) (浜松行) (浜松行)
豊橋駅発 1255 1355 1455 1555
浜松駅着 1345 1445 1529 1545 1628
浜松乗換え (沼津行) (富士行) (静岡行) (静岡行) (熱海行)
浜松駅発 1352 1453 1532 1550 1633
静岡駅着 1544 1604 1643 1700
静岡乗換え (沼津行) (島田発沼津行) (熱海行) (島田発熱海行)
静岡駅発 1547 1607 1647 1702
沼津駅着 1606 1637 1703
沼津乗換え (東京行) (熱海行) (品川行)
沼津駅発 1612 1639 1706
熱海駅着 1609 1659 1802 1821 1859
熱海乗換え (東京行) (東京行) (伊東発東京行) (東京行) (東京行)
熱海駅発 1615 1701 1806 1825 1910
東京駅着 1809 1823 1847 1909*1 2000 2008 2102*2

*1品川着時刻です。
*2国府津(1933着)で後発の快速アクティー(国府津1951発)に乗り換えです。乗り換えない場合東京着は2113。大船で追い越しの模様です。

宿泊施設について。これまで荻窪の健康ランドを利用していた方に案内。イベンター御用達のサウナが西武新宿駅前にあるそうです。店名は「グリーンプラザ新宿」。学割(学生証提示)で10時間1000円、生ビール(20歳以上)/チャーハン/とりのから揚げ/朝朝食(和朝食か洋朝食)のどれか一品付き(もっとも、朝食は食べている時間がないでしょうが)。設備的には風呂の数は少ないものの、洗面・シャワー・サウナなどは充実しているとのことです。なにより、新宿近辺ということで本番の初動もかなり早くなり納涼会にも便利です。ただ、イベンター御用達ということもあり、コミケ時にどれくらい混むのか未知数です。利用される方はレポートよろしく。
荻窪の健康ランドについても解説。正式名称は『なごみの湯「湯〜とぴあ」』。場所は荻窪駅下車徒歩2分程度、宿泊は一泊3243円(税別・先に2100円、出るときに深夜料金として1143円を追加払という形になる、集団で行くなら回数券を利用してもっと安くできる)、風呂入り放題(洗面用具一式付)、雑魚寝、といったところ。
ここを利用する場合荷物の置き場に悩む(衣服用の細いロッカーしかなく、着替えや有明の戦利品を入れるには厳しいです)のが難点ですが、なんと行っても入浴設備が整っているのが大変有難いです。ただし、カタログチェックがちょっと恥ずかしいのと、雰囲気的に音を立てる目覚ましは使いにくいので、振動式目覚まし(=携帯とかPHSとか)を忘れないように。
当日の速度を重視する人には最近秋葉原のカプセルホテルが受けているようです。何軒かありますが、料金は確か3500円〜4000円前後。健康ランドに比べ、始動が圧倒的に早いのと、荷物を置いておける点も大きいです。
コミケだけで考えれば大崎近辺にもカプセルホテルや、あるいは人数が集まればこんなところもありますが……さすがに取れない可能性が高いですね。

なお、当日TWRを使うつもりの人はちゃんと京葉線新木場駅へ回って回数券を買っておきましょう。ここで手間を省こうとすると翌日地獄を見ます。東京−新木場間は約10分ですが、乗換え・購入時間その他を考慮して3〜40分は見ておきましょう。京葉線は乗換えがしんどいのですが、18きっぷを使っているならば、まあ、一応下見がてら使ってみましょう。乗換えで歩くのがいやな場合は、品川で山手線渋谷方面行きに乗り換え、大崎からTWRを使う手もあります。ただし、大崎で改札を通らないとは言ってもTWRは18きっぷの対象外なので、別料金(大崎−新木場380円)になることに注意。大井町乗換えはかなり歩くのであまりお勧めしません。
回数券は新木場駅の通常の券売機で買えます。“回数券”となってますが、実際には11枚の切符なので分けられます。誤差の範囲ながら安くつきます。
もちろん、当日大崎・大井町回りのルートを取る場合は当然ながらそちらへ回らねばならないでしょう。大崎や大井町で新木場−国際展示場の回数券が買えるかどうか(あるいはその逆)は未確認ですが、出来るならそちらの方が楽です。誰か確認してください。また、ひょっとするとJR−TWR連絡切符が買えるようになっているかも知れず、その場合は当然回数券は不要です。
ちなみに、TWRの切符は旅行代理店や生協のチケットカウンターで買えます。しかし、回数券ではないので安くなりませんし、有効期限も一ヶ月です。まあ、それほど大した問題ではないのですが。それよりも、大変なのは自動改札が通れないこと。前日までにどうしても入手できない人を除いては、あまり頼らないほうが賢明です。なお、「TWR」と言っても通じないことがあるので、「東京臨海高速鉄道」とか「りんかい線」とか言ってあげましょう。

ここで、当日の切符について。東京近郊の私鉄・地下鉄には、「パスネット」というものが存在します。関西人には耳慣れないものですが、要するに「スルッとKANTOU」と思って間違いはありません。何せ一日15万人を集める大イベント、帰りの交通機関もものすごい混雑になりますが、特に帰りはバスを使うなど、混み具合やその場のノリによりルートを変えることがあり、きっぷを6枚買っていると無駄になる可能性がありますし、特に地下鉄等を利用する人は、行きに帰りの切符を買っている時間がないので改札を通るまでに相当な時間のロスを食らうことになります。ですので、できれば一枚持っておくとかなり便利になります。
ただし、往路をTWRの回数券を買わずにパスネットに頼るのは、有人臨時改札を通れなかったり、自動改札機を通る際に若干のタイムロスが生じる(普段通勤通学に電車を使っている人ならわかると思いますが、混雑時に自動改札で立ち止まるのは結構危険です)などの理由から、個人的にはあまりお勧めしません。また、スルッとKANSAIと違って初乗り運賃分(地下鉄は区間により130〜170円)が残っていないと改札を通れないので、残額には注意しましょう。なお、JRとの乗継改札はおそらく通れないので、特に健康ランド組は注意してください。
なお、地下鉄や他の私鉄を使わない人には、関東版Jスルーである「イオカード」というものもあります。TWRの埼京線直通運転開始に伴いTWRでも使えるようになることが期待されていましたが、残念ながら利用可能エリアには入っていません。そこで脚光を浴びるのがSuicaです。「Super Urban Intelligent Card」とかウソくさい名前がついていますが、要は「チャージ可能なプリペイド」です(定期併用のものもありますが、ここではSuicaイオカードを指すこととします)。改札をパスケースから出さずにタッチするだけで通れる便利なカードですが、なによりJR/TWRで通して使えるのが魅力です。ただし、作る時にデポジット500円が必要(カード返却時に返金)なのが難点です。また、パスネットと同じく初乗り運賃分(東京電車特定区間内は130円)が残っていないと入構出来ないので注意しましょう。なお、こちらもパスネットと同じ理由から、往路での利用はお勧めできません。ちなみに、8月1日からICOCAとSuicaの相互利用が出来るようになっているはずです。ICOCAを持っている人は忘れず持参しましょう。


会場までの交通手段〜始発編

ここでは最も重要なコミケ当日朝の行動について説明します。特に、「可能な限り早く会場入りする」為の方策について考えます。

まず考えるべきは「何で会場入りするか」です。「車」という特殊事情を除けば、主に考慮するべきは「バス」か「TWR」か、です。

ちなみに、コミケ準備会では一応禁止されていますが、「徹夜組」は相当数存在します。加えて、最近はグレーゾーンの「タクシー組」が増えており、彼らは最速の公共交通機関が到達するはるか前に入場待機列を作っています。つまり、現実として公共交通機関利用者は戦う前から「負け組」なのです。しかし、コミケカタログでは公共交通機関の利用が奨励されており、加えて負け組の中でも最善を尽くすのは悪いことではないと私は信じていますので、以下「公共交通機関を利用する」という点に絞って考察することとします。

まずはバス。これは、東京駅からのバスになります。
バス乗り場は丸の内南口(西側)と八重洲口(東口)がありますが、始発が東西どちらから出るかは不確実です(数年前まではほぼ八重洲口から出ていたようですが、最近情報収集していません)。何時に出るかも確実ではありませんし、(人数的に)そのバスに乗れるかどうかも分かりません。以前バスを利用した際に、運転手の方から、早朝の運転手の確保が困難なために始発の本数がなかなか増やせないというお話を聞きました。その御苦労には頭が下がります。まったくもって。
それでも、従来どおりならバスの始発は5時発、5時20分頃着。運賃は200円です。

次にTWRを使うルートについて説明します。
TWRは正式名称「東京臨海高速鉄道」、以前は新木場−天王洲アイル間の営業だったのですが、最近天王洲アイル−大崎間が開通し、東西両端がJRと接続(大崎以遠は埼京線と相互乗り入れ)します。鉄道なので混雑していても時間が読めるという大きな利点があり、バスよりも遥かに職員の愛想が良いのも好感が持てます。何より編成車両数が10両(一部6両)と、会場へのアクセスの中でも段違いの輸送力を誇り、新木場始発および大崎発2番電車以外の臨時ダイヤを組むことなくコミケの人出を捌き切っています。TWRのホームページに時刻表が掲載されていますが、今回は8/1現在臨時ダイヤのアナウンスはありません。
前回どおり臨時列車が運転されるのであれば、TWRの始発は新木場5時26分です。最寄駅「国際展示場」に5時30分に到着します。大崎側からは、延伸以降臨時便はなくなったので、前回どおりであれば最速でも国際展示場着は5時53分着となります。なお、西側からは大井町でもJRに乗換え可能ですが、TWRが奇跡的な対応(大井町から乗る人用に車両を空けておくとか、大井町始発便を増発するとか)をしない限りは、行きに大井町から乗るのは厳しいでしょう。新木場−国際展示場は260円、大崎−国際展示場および大井町−国際展示場は320円です。前述の通り回数券は必須アイテムです。

ここで、TWRとバスのどちらを使うかについて考えます。会場の入り口は、東側と西側の2ヶ所あります。東西間の行き来はちょっと大変です。これまでは、基本的には、バスで着くと会場の東側、TWRで着くと西側と考えて大方間違いありませんでしたが、今回はビッグサイト付近の状況の変化により、バスの到着場所がどちらになるかは不明です。
東側の有利な点は、なんと言っても我々の目指す(であろう)サークルが東側に配置されるため、そこに近い位置を確保できる点でしょう。
対して、西側には豊富なトイレ(東には汚い仮設のものしかなく、数も不足している)、コンビニなどの補給施設、日光や風をさえぎる建造物、などの利点があり、居住性において格段の差があります。自分の目的や体調を考えて選びましょう。なお、最大グループはここ数年西側に布陣しています。

次に、補給基地からの経路について考えます。バスは東京駅、TWRは大崎駅または新木場駅を起点に考えます。また、始発は全て上記予想通りのダイヤで運行されるものと前提します。

健康ランド組は、荻窪駅始発4時39分です。この場合、東京駅着が5時11分となってしまい、始発バスの捕捉が難しいため恐らくTWRを使うのが大半かと思われます。新木場側からの突入ルートとして東京駅経由(京葉線乗換え)、市ヶ谷経由、有楽町経由(以上2つ地下鉄有楽町線乗換え)、および新宿乗り換え大崎側からの突入の4ルートが考えられますが、大崎始発の臨時便が考えられない現在、現状最速のプランは市ヶ谷乗換え営団有楽町線経由で新木場に出てTWR利用のルートとなります。新木場発5時40分、国際展示場着が5時44分。なお、新宿乗換え、大崎経由でのTWR利用の場合、大崎始発は5時40分、国際展示場着が5時53分です。

次に秋葉原組(秋葉原始発・京浜東北線4時38分)、もしくは山手線、京浜東北線沿線に宿を取った人、ならびに品川へ南からアクセスする人(ムーンライトながら組)。彼らは「東京駅に5時までに着ける」=「始発バスに間に合う」漢たちです(ちゃんと調べてないので、他に東京駅に5時までに着ける路線があるかどうかは分かりません)。なので、普通はバスを使うことになるかと思います。その場合は前述のとおり。頑張ってください。最速だと5時30分頃には入場列に並んでいるでしょう。TWR利用の場合は東京駅で京葉線2番電車までを捕まえればTWR始発に間に合います。この場合新木場発5時26分発、5時30分国際展示場着です。

新宿組については、東京行始発が4時32分、東京着が4時51分です。微妙に秋葉原組、ムーンライト組から遅れてしまうので、バスに乗れない可能性があります。チャレンジする価値はありますが、おそらく京葉線で新木場へ出るのが無難ではないでしょうか。

そして、船橋組。こちらは考える必要がありません。新木場経由のTWRしか選択肢がありませんので。南船橋5時ジャスト発、新木場5時20分着。TWR始発5時26分発で、5時40分頃には入場待機列に並べているはずです。

最後に、考慮すべきかも知れないルートとして新橋経由のゆりかもめルートを挙げておきます。通常ダイヤでは相当遅くなりますが、昨冬コミでは臨時増発便でもやっぱりTWRには遅れを取りました。今回も臨時便始発が新橋発5時30分なので、到着は5時50分過ぎとなる見込みです。駅から会場前の列まではそう遠くありませんが、乗車制限も厳しいとか聞き及びますし、新橋へ廻る必要がある上、値段も370円と高めです。ゆりかもめから西側に並ぶ人の群れを見下ろすのはさぞ快感だろう、とは思うのですが、それをやるには有明まで乗らないといけないのも厳しいです。なお、近々豊洲までの延伸予定があるそうです。開通すれば、新宿方面からの最速アクセスが変わる可能性があります。


会場からの交通手段〜脱出編

会場からの復路は、もちろん往路ほどにシビアではありません。が、混雑の度合いは時間帯によっては朝以上なので、やはり最低限の知識は持って、効率良く行動したいものです。

まずは、TWRルート。やはり利用者は多く、入場待機列は長いです。朝ほどではありませんが券売機も並ばないといけないので、回数券やパスネットは必須です。ただ、それでも総合的に見て鉄道が一番信頼性は高いです。乗客整理も堂に入ったもので、列の割には待たずに乗れます(だいたい長くて20分くらい)。6列待ちなんていう珍しい風景は一度見ておいて損はないでしょう。回数券を買ってない人は、ここで往復券(2日間有効)を買っておいて翌日朝のきっぷを確保しておく必要があるでしょうが、TWRの延伸により帰りのバリエーションも増えているので、往路はやはり前日に回数券を確保しておくのがベストです。

さて、TWRルートの二つの選択肢ですが、TWRの延伸により基本的にベースキャンプによって決まるようになりました。

新宿、秋葉原、荻窪組は大崎方面行になるでしょう。天王洲アイル経由モノレール利用で浜松町へ出るルートは健在ですが、おそらく大崎まで出るのが賢明だと思われます。秋葉原へ出るなら大崎で山手線に乗換え、新宿方面なら大崎で山手線乗換えか、あるいは埼京線直通列車なら乗換えなしでOK。会場から納涼会に直行する場合、大崎から先は電車はいくらでもあるので来た電車に乗ればOKです。まったく、便利になったものです。というわけで、こちらに帰る人はパスネット(またはSuica)が欲しいところです。回数券でも特に問題はありませんが。大井町乗換えはやっぱりあまりお勧めしません(京浜東北線南行きの場合は仕方ありませんが)。ちなみに、前述のとおり国際展示場駅から大井町までと大崎までの運賃は同額です。

逆に新木場方面行については、船橋組しか使うことはないと思います。朝は始発の関係でこちらに回ってくることもありますが、基本的にこちらから東京方面に出るのは時間的にもしんどいです。実は池袋までの運賃はこちらのほうが安かったりするのですが、時間や乗換えなど考え合わせるととても割に合うとは言いがたいです。千葉方面行きの人は基本的にこれしかルートがないので、3時過ぎに有明を出ると、帰りの新木場駅はやっぱり券売機が半端じゃなく混むはずです。ワンダリングの駅員を捕まえてイオカードを買いましょう。初乗り運賃分が必要なのは忘れないこと。

次にバス。帰りのバスは全て西側から出ることになったようです。東京駅行も出ていますが、だいたいは浜松町駅行の方が早いです。下手に渋滞に巻き込まれると、会場から東京駅まで所要時間1時間半を越えることもあります。かつては、列の順番に席が埋まるまで乗せてから、座りたい人を待たせて、座らなくても良い人を詰め込むという荒業をやっていたことがありました。やってくれれば、座らなくて良ければバス2台分くらい早く乗れると思いますが、最近ではあまりやっていないようです。一つ注意点は、臨時バス以外に通常の路線バスも出ていますがそちらには可能な限り乗らないということです。重い荷物を抱えて停留所ごとに止まるバスに乗るのは辛いです。はっきり言って最悪のパターンです。まあ、選ばせてくれれば……、の話ですが。

他に、ゆりかもめという選択もあります。前述した通り新橋まで370円と少々高めの上、新橋までもそう早いわけではないので、基本的には気分転換に乗るものかと思います。
注意点としては、有明(始発)から乗る方が良いということ。国際展示場正門駅からだとものすごく混雑しますし、最悪乗車制限に引っかかって1〜2本待つ羽目に陥るかもしれません。

あと、水上バスについて。浜松町近くの桟橋に到着し、そこから結構歩くことになる上、けっこう高くつくのですが、乗り心地は快適そのものです。話のタネに一度乗ってみるのも良いかと思います。ただし、時々思い出したように利用客が急増することがあります。本数は鉄道ほど無いため、これに引っかかるとちょっと痛いです。基本的にはどちらかというと避けた方がいいルートかと思われます。


東京からの交通手段〜東海道再び編

基本的には往路、東京までの交通手段〜東海道編を参考にしてください。ここでは、在来線についてのみ補足します。

帰りも在来線は夜行を使う場合と翌日一日使って帰る場合が考えられますが、夜行は、大垣夜行がムーンライトながら91号に化けたので使いにくくなっています。一応、下りのムーンライトながらは小田原から一部座席指定解除になります(91号は全区間全席指定です)ので、小田原まで他の電車で行って待っていれば乗れるには乗れますが、ほぼ確実に座れません。最終日の夜遅くまで東京で遊んで、しかも夜行バスを取れなかったが翌日朝早くに帰りたい人(ただし、京都着は始発ののぞみより遅くなりますので、18きっぷを使って、という話で)のみお勧め、ということにしておきます。いちおう23時40分東京発小田原行に乗れば小田原でムーンライトながらを待つことは可能です。大垣には6時53分着。そこから網干行→米原乗換え新快速姫路行で8時44分京都着が最速です。なお、ムーンライトながら91号は大垣夜行とほぼ同じダイヤで運行されており、なぜか途中でムーンライトながらを追い抜くため、指定を取りにいくならこちらを狙いましょう。最速京都7時30分着です。ただし、基本的に大垣夜行なので品川発であることに気をつけてください。また、川崎駅を通過するようになり、日付変更線が横浜となったため、18きっぷに繋ぐまでの運賃が若干上がっています(東京から290円→450円、品川から210円→380円等)ので注意。

次に翌日帰還組について。始発で帰る人がやや多いですが、予定を立てる人はあまりいませんし、また必要もあまりありません。基本的には来た電車に乗れば良いので。宿泊地が違う人と落ち合うために、東京駅への到着時間を打ち合わせるくらいでしょう。ちなみに、荻窪始発だと東京駅着5時11分。そこから一番早い東海道線下り列車は5時20分発です。なお新宿組、秋葉原組はそれぞれ山手線、京浜東北線始発で品川まで出れば5時10分発が捕まります。船橋組は始発の各停に乗って秋葉原乗換えで東京駅着5時6分。ただし、1分乗換えで、間に合わなければ次は5時16分になりますので、乗換えが多少忙しくなります。なお、快速では東京駅始発に間に合いません。
豊橋−大垣間は快速をチェックしましょう。豊橋からは、浜松からの直通快速を除けばそのまま各駅停車に乗る(乗り続ける)よりは後の快速を待ったほうがほぼ確実に早くなります。また、復路においても大垣−米原間のダイヤ改正の影響で京都着が新快速1本分遅れるようです。以下に一例を挙げておきます。

東京0520−<静岡行各停>→0826静岡0828−<浜松行各停>→0939浜松0950−<大垣行新快速>→1144大垣1206−<米原行各停>→1240米原1256−<長浜発姫路行新快速>→1346京都着


以上。ただし、ここに書いてあるのはあくまで過去のこと、状況は日々刻々と変わることだけは忘れないで。また、このページをさらに有用なものにするため、特に関東方面在住のOBの方、情報提供のご協力いただけると幸いです。

Special thanks to:
中将小林さん
Rattyさん
朝館伊織さん
KOHさん
他、京都大学アニメーション同好会員及びOBの方々

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