<第一章・嵐の導入編>



……それは「同じ親から生れた年下の女子」(広辞苑第四版)を指す言葉である。


少なくとも世間一般ではそう理解されている…ようだ。

ああ、物事を一面的にしか見ることができない者のなんと多いことか。


私は問う、読者諸兄よ。


言葉の表面的な意味に捕われすぎてはいないか、

その奥に隠されている多彩な意味を把握しようとする努力を怠ってはいないか。


一つの言葉に対応する意味は一つだけではない。

状況に応じて微妙にニュアンスの異なる、それこそ幾億もの意味が派生して当然なのである。


しかし現実は…この程度のことに気付きもしない者が余りにも多い。


ああ、私はもはやこの悲しむべき事態を静観していることに耐えられぬ。

事態の改善のために私になにかできることはないだろうか。

たとえそれがどんなに些細なことでもいい、今は行動に移すべきときなのだ。


私にできること……まずは会誌だ。

会誌に己の意見を載せてもらおう。


だが自分の意見をただ記すだけでは意味を為さない。

入念な調査に裏付けされた、説得力のある文章でなければならないのだ。


私の心は決まった。


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