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【チャーミー石川】 スケジュール確認も終わって、安倍さん、保田さん、そして私とマネージャーさんの4人で車に乗り込む。 「あの……安倍さん……」 そんな間に、その一切れの大学イモは安倍さんのお口の中に。 「ま、石川、そんなにガッカリしないで。明日香だったら『美味しいよ』って言って、喜んで食べてくれるよ」 安倍さんの作った大学イモ。 「梨華ちゃん。また、研究して持ってきてよ。今度は上手く作れるよ、きっと」 「次は、上手く作れてなかったら、明日香と会っちゃダメってことにしようかな」 |
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【焼き銀杏】 何か、梨華ちゃんに呼ばれたような気がして、ムクッて上体を起こす。 きっと疲れてるからだね。 ハッ! フラフラしながら着替え終わって、ベッドに潜り込む。 |
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【チャーミー石川】 予定通りに飛行機は空港を後にして、座席を倒して仮眠をとってる。 私も背もたれに身を預けて、そっと目を閉じる。 「石川、もう着くよ」 そしたら保田さんの手が伸びてきて、おでこをコツンッて。 「ま、明日香のこと考えるのは、ほほ笑ましくっていいんだけどさ…けじめはつけなきゃ駄目だよ」 そのお陰かどうか、到着して早々の夕方の番組出演では、思った以上に感触が良くって手ごたえバッチリ! |
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【焼き銀杏】 耳元で携帯の着信音が轟いて、ビクッて目が覚める。 「梨華ちゃん?」 『それに……明日香ちゃん、夢に出てきてくれたし……』 「…良かった…夢でも梨華ちゃんの役に立てて…私も嬉しいよ……」 『ホントに? 嬉しい…私達、離れててもずっと一緒にいるみたいだね』 時間を忘れそうだったけど、電話の向こうから圭ちゃんの声が聞こえてきた。 |
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【チャーミー石川】 せっかくのウニ丼だったけど、大急ぎで食べた。 明日香ちゃんとコンビを組んだ私は無敵!……って思い込んでる私は、夜の番組もハイテンションで突っ走る。 逆に保田さんは、 終わった後のミーティングでも、あんまりにも保田さんが疲れ切ってたから、早々に切り上げてホテルへ。 あれ?と言うことは……。 |