【チャーミー石川】

 他の人には見せない「可愛い明日香ちゃん」を、私にだけいっぱい見せて。
「は〜い、明日香ちゃん。身体洗いまちゅよ〜」
「……私、赤ちゃんじゃないんだけど…自分で洗えるし……」
 むぅ〜……手強い。
 そっちがその気なら!
「…赤ちゃんじゃなかったら、激しく襲っちゃいますよ〜」
「…………は〜い、ママァ。身体、洗ってぇ」
 はい、よろしい。

 おとなしく背中を向けて座ってる明日香ちゃん。
 いっぱい泡立てて、スポンジで洗ってあげる。
 ゴシゴシ。ゴシゴシ。
 腰から脇腹の辺りになると、くすぐったそうにピクッて身体が震えるの。可愛い♪
 ちょうど、くびれてる所だから、何回も往復させてラインをなぞる。
 すっかり女性の身体だねぇ。
 ママ、嬉しいわ♪

「はい、こっち側は終わり。明日香ちゃ〜ん、こっち向いてぇ」
 ちょっとモジモジして、おずおずって感じで振り向く。
 初めて一緒に入った時より、ちょっと進歩したね。偉い偉い。
 でも……うつむき具合で膝に手をついてるのが邪魔。よく見えないよ〜。
「明日香ちゃ〜ん、うつむいてたら洗いにくいよ。はい、バンザ〜イして」
 既に真っ赤だけど、もっと顔を赤くしてイヤイヤする。もう、悪い子だね。

「ママ、明日香をそんな風に育てた覚えはありませんよ!」
「…いや…育てられてないし……」
 まっ! 何てこと言うの! 「メッ!」て睨んじゃうよ。
「ダ〜メ。はい、バンザ〜イ」
 拗ねた顔で目をそらして、両手をバンザイする明日香ちゃんが、また可愛かったのぉ……。ちょっと自棄になってるみたいだったけど。
 目の前には、明日香ちゃんの身体のラインが。
 背中から見るよりも、正面からの方がもっと女性的。

 私、明日香ちゃんのこと全部スキだけど、特にこの胸が大スキ。
 みんなからは私の胸って「大きくていいね」って言われるけど、私は明日香ちゃんの胸の方がスキ。
 私のは、こう…乳房の部分が急に膨らんでて、そこだけが強調されてる感じ。
 でも明日香ちゃんのは、首筋から胸にかけてのラインが、ス〜ッてなめらかに盛り上がってて、それを下からしっかり支えてるような感じ。反対に腰の部分はちゃんとくびれてるし……。
 すごく女性らしい柔らかいラインで、うらやましいよ……。

 スポンジを首筋から脇とかに動かしながら、目はずっとその綺麗な胸のラインを追ってて……。
「…もう…梨華ちゃん……恥ずかしいから、そんなに見ないで……」
「だってぇ…明日香ちゃんのおっぱい…綺麗なんだもん」
 言いながら、スポンジで胸を持ち上げるように洗う。
「梨華ちゃんのH!」
 明日香ちゃん、そう言うけど、私見逃してないんだから。
 触られるの期待しちゃってたでしょ? だって、乳首ちゃんが膨らんでたもん。
 意識してスポンジを動かすと、逆らうように存在感を主張してる。

 もう可愛くって、そこばっかり洗ってた。
 そしたら、
「も…もういいよ。今度は私が洗ってあげる」
って、スポンジを取り上げられちゃった。

【焼き銀杏】

 …危なかったぁ…最近、何だか感じやすくって、あのままだとちょっと……。
 梨華ちゃんの背中を洗いながらでも、胸が、何て言うか…ジンジン?するような感じが残ってる。
 もう……梨華ちゃんが、そこばっかり触るからだよ……。

 それにしても……やっぱり梨華ちゃんってスタイルいいよね。
 前を向くと余計にそれを感じるよ。
 振り返る時も、私みたいにうつむいてないし。自信があるんだね、きっと。
 私だって、それなりに身体のメリハリが出て、少女体型からは卒業したつもりだけど、梨華ちゃんは根本的に違う。
 無駄な肉が無いスレンダーな体の中で、胸とお尻がバンッて女性を主張してる。
 女の子なら、みんな憧れるスタイルの良さだよね……。

 それにしても……さっきからちょっと身の危険を感じちゃってる。
 だって梨華ちゃん、もうウルウル目で私のこと見てるし…乳首だけじゃなくて、乳房全体が張り詰めてきてるのがスポンジを通して伝わってくる……今にも抱きつかれそうな感じ……。
「さ…さあ、梨華ちゃん。お湯流すよ〜」
 誤魔化すようにザバ〜ッ、ザバ〜ッて梨華ちゃんと自分にお湯をかけて……ふと見たら、フラ〜ッて感じで梨華ちゃんの手が、私の胸の方に伸びてきてた。

 ヤ…ヤバッ!
 さっとその手を取って、
「い…一緒に湯船に入ろうね」
って。
「…うん……」
 梨華ちゃん、もう夢見気分みたい。笑顔もフニャ〜ッてなってるし……。
 湯船に浸かりながら、私の頭をナデナデしてくれるのは嬉しいんだけど……梨華ちゃん、大丈夫?
 そしたら突然、ザバッて立ち上がって…フニャ〜ッて笑って……。
「……明日香ちゃ〜ん…早く〜」
 私の手を引いてスタスタとバスルームを出て……あぁ…逆らわずについて行っちゃう自分が……怖いかも。すっかり梨華ちゃん流に染められちゃったね……。

【チャーミー石川】

 明日香ちゃんでいっぱいだった。
 これ以上ないくらい幸せだった。
 照れくさそうに微笑んで、私の身体を洗ってくれる明日香ちゃんの手つきが優しくて…ものすごい…官能的だった。
 二人で極薄い湯気の幕に包まれて、現実と夢幻の狭間にいる……勝手にそう思い込んだ。

 抱きしめたい。
 抱きしめられたい。
 明日香ちゃんの乳首ちゃんが膨らんでた…そのことが私の欲望を激しくかき立ててた。
 私の乳首が、乳房が、「触れてほしい」とドンドン張り詰めてくる。
 スポンジが、艶めかしくその周辺を動く。
 明日香ちゃん…もっと……。

 お湯で泡が流されて、明日香ちゃんの肌が迫ってくる。私を誘う乳首ちゃんも……。
 明日香ちゃん……もっと触れさせてよ。
 眩暈がするような欲求がこみ上げてくる。

 明日香ちゃんに触れていたくて手を伸ばしたら、
「一緒に湯船に入ろうね」
って、誘われるままに浸かった。
 フワフワ〜ッてお湯に揺られて、いい気持ち……。
 目の前には明日香ちゃんが微笑んでるし……幸せぇ……。

 でも…揺れるお湯の向こうには、艶やかな明日香ちゃんの肌が……もう…もう、いいでしょ?
「……明日香ちゃ〜ん…早く〜」
 手を取ってバスルームを出る。
 バスタオルで包むように明日香ちゃんの身体をふいて…そのまま抱きしめちゃう。
「明日香ちゃん…チュキ! 大チュキ〜!!…キス…しちゃうっ!」
「り…梨華ちゃ…ん…ふ……」
 ちょっとビクッてしたけど、明日香ちゃんはキスに応えてくれた。
 明日香ちゃんの目も、すぐにトロ〜ンてしてきて……ベッドに横たわるのももどかしく、柔らかい身体を重ね合った。

【焼き銀杏】

 やっぱり…私…キスされると駄目みたい……抵抗できないよぉ…。
 ずっとこのキスを続けてたくなっちゃう。
 梨華ちゃんは、「チュキ!」とか言って、幼児化しちゃってるし……何だか収拾のつかないことになっちゃいそうな予感。

 正直な話、私は別にこれ以上は望んでない。
 ただキスを感じていたいだけ。
 なのに…相変わらず生意気な乳首ちゃんは、梨華ちゃんの肌とのちょっとした摩擦からも快感を感じて、「もっともっとぉ!」ってせがみ続けてる。
 もう……君は黙ってなさい。
 それくらいのことじゃ、私の理性は負けたりしな……。

「あ…ゃん……」
 だ…駄目ぇ〜! 梨華ちゃん、乳首ちゃんに構わないで!
 そんな…つまんだりしちゃ……。
「ふぁ…ぁ…いい! 梨華ちゃん…気持ちいいよぉ……」
 ……私の理性は簡単に屈服した。

 後はもう、身体が求める欲望のまま。
 梨華ちゃんの唇が離れていくのを、頭の中では寂しく感じながら、その唇が乳首ちゃんに触れると「あんっ!」なんて喘いだりしちゃって……理性の命令なんて、身体が受つけやしない。
 もういいよ……好きなだけ快楽を貪ればいいんだ……な〜んて、ちょっといじけモードで拗ねてみたり。
 こんな私も自分の一部なのに、それを認めたくなくて……まったく、私は素直じゃないなぁ。

【チャーミー石川】

 …明日香ちゃ〜ん……。
 確かに明日香ちゃんだよぉ〜!
 私の腕の中に、明日香ちゃんがいる!
 抱きしめて触れ合う肌……一つに溶けそうなほどにキスを交わして……溺れるまで明日香ちゃんを感じてた。

 明日香ちゃんってキスの時、ホントに可愛い顔をするんだね。
 揺れる瞳…閉じてる瞼の向こうが潤んでるの、分かるの。
 それでいて、どこか凛としてて……一回キスしたら、やめちゃいけないような雰囲気。
 明日香ちゃん、キス、スキでしょう?
 私もずっと、こうしてたいよ。でも……肌に触れる乳首ちゃんが、「早く早く!」って呼ぶんだもん。

 誘われるままに唇を離して、今度は乳首ちゃんにキス……。
「梨華ちゃん…気持ちいいよぉ……」
って言葉…明日香ちゃんの唇から漏れて…ちょっとビックリ。
 チラッて見上げたら、明日香ちゃんの視線とかち合って…ドキドキしちゃった。明日香ちゃんって、目にすごい力を感じるよ。
 でも今は、よく見れば陶然とした感じでウルウルしてる。
 ホントに気持ちよさそう…私も、ちょっと安心して……すごいそそられちゃったよ…。

 もう一歩って思って、右手をもっと下の方へ……そこでちょっと躊躇う。
「明日香ちゃん……痛いの…もう大丈夫?」
 その時私は、明日香ちゃんの瞳が、いろんな感情で揺れるのを見た。
 痛みへの恐れ…怒り…戸惑い…快感への欲求…恥じらい……。
 それが全部伝わってきて…何故だかすごい興奮した。

「…うん…大丈夫」
って明日香ちゃんが恥ずかしそうに言って……キュ〜ッて、身体の中心が震えるように感じた。
 もう…快感に溶け始めてた。
 まだダメ! 明日香ちゃんを……。
 指を這わせたら、明日香ちゃんのそこは、すごい熱さだった。

【焼き銀杏】

 駄目じゃん……。
「…うん…大丈夫」
なんてさぁ……。
「触って…」
って言ってるのと同じじゃない!
 ……恥ずかしいよぉ……。
 でも…でも……突き上げるような欲望に逆らうことが出来なくて……。

「あはぁ〜……」
 梨華ちゃんの指の動きに、仰け反るようにもだえるだけ。
「明日香ちゃん…すごい…いっぱい濡れてるよ?」
 驚くような梨華ちゃんの声に、もう恥ずかしくて…身体が熱くて……。
 頭では、「まだ痛いんじゃ?」って思っても、そこはすんなり梨華ちゃんの指をくわえ込んじゃうし……。

 自分じゃ、もうどうしようもなかった。梨華ちゃんのなすがまま。
 親指でトントンッて叩くように愛撫されて、嬉しそうに蕾から顔を出す。
「可愛い…明日香ちゃんのクリちゃん」
 梨華ちゃんの唇で包まれたら、もう駄目!
 後は何が何だか分からない。

 のどは喘ぎと荒い息を吐き出すだけ。
 中から私を狂わせる梨華ちゃんの指に従って、仰け反り、腰を震わせる。
 指がお腹の裏側辺りを撫でて…すべてを飲み込むような快感が身体からあふれる。
 靄がかかってドンドン見えなくなる視界が、急にフワッと上昇して……。
「あ…ゃん…駄目…り…梨華ちゃん!」
 宙に吸い込まれて自分が消えちゃいそうな恐怖感と、柔らかく包み込まれるような安心感と、ない交ぜになったまま果てちゃった……。

【チャーミー石川】

 すごい…すごいよ、明日香ちゃん。
 今日はいつもに無いほど感じてるね…どうしちゃったの?
 そんな明日香ちゃん、可愛くてたまらないよ。
 まだ視線も定まらない感じの明日香ちゃんを見やって、私はあらためて一緒にいられる幸せを感じてた。
 でも…その一方で、罪悪感みたいな物も湧き上がってきてた。

 もう一回キスしたいって思って…「はぁ…はぁ…」って荒い息をついてる明日香ちゃんに顔を近づけたら……ガバッて強く抱きしめられちゃった。
「梨華ちゃん…怖かった…怖かった……」
 ど…どうしちゃったの?
「今まで無いくらいに真っ白な時間が長くて…自分が無くなっちゃいそうで…すごく…すごく怖かった……」
「明日香ちゃん……」
 抱きつかれたまま耳元で囁かれて……感じちゃった。
 でも、明日香ちゃんが「怖い」なんて……これまでで一番深いエクスタシーだったんだね。

 ギュッて明日香ちゃんを抱き返して……明日香ちゃんが、
「梨華ちゃん……」
って囁いたと思ったら、パクッて。
「うぁ…明日…香ちゃ…ん……ダメェ!」
 耳を甘噛みされて…一瞬で軽くイッちゃった……。
「くぅ…ひどいよ…急に耳元……」
 やっと身を離すと、ちょっとトロンとした目で、明日香ちゃんが微笑んでた。

「今度は私が梨華ちゃんを喜ばせる番だよ」
 それで手を伸ばしてくるけど……。
「ダァメ。今度は私の番」
 だって…もう私はイかされちゃったから。
「えぇ…何でぇ?」
 明日香ちゃんは全然気がついてないみたい。

「私の番なの!」
 明日香ちゃんの手をすり抜けて、素早く胸に唇をつける。
「ぁん…もう…ズルイよぉ!」
 その後も「ズルイ」って言い続ける明日香ちゃんを、いっぱいいっぱい愛してあげた。
 明日香ちゃんもいろいろ反撃してきて……二人で喜びに身を震わせながら、いつの間にか抱き合ったまま夢の世界に旅立ってた。

【焼き銀杏】

 朝、目覚めたら……。
「…うぅわ…体が重い…」
 正確に言うと…腰から下が重い。
 立ち上がると意識してないと、膝が崩れそうになる。
「やり過ぎ…だよねぇ……」

「おはよう、明日香ちゃん!」
 キッチンの方から梨華ちゃんが顔を出す。
「おはよう……」
「シャワー浴びて、着替えちゃって。すぐに朝ご飯出来るから」
「…うん」
 梨華ちゃん、何でそんなに元気なの?
 やっぱり梨華ちゃんにはかなわないなぁって思いながら、言われるままにシャワーを浴びて、服を着て、テーブルに座った。

 ちょっと遅めの朝食は、トーストとスクランブルエッグに紅茶。
 梨華ちゃんはこの後すぐ、仕事に出なきゃいけない。
 一緒に朝食をとりながら、あれこれおしゃべりする大切な時間。
「…それでね…私、ちょっと…腰から下が重くって……」
「昨日の明日香ちゃん、すごかったもんねぇ」
 イタズラっぽく笑われて…あらためて顔が赤くなる。
「昨日は…ちょっと私…おかしかったんだよ……」

 梨華ちゃん、ちょっと悲しそうな顔をして
「…私の…せいかなぁ?」
って。
「そ…そんなこと無いよ! やっと梨華ちゃんに会えたから、私のテンションが高かっただけだよ」
「うん……でも……いつも終わった後に思うんだ…明日香ちゃんを汚しちゃってるんじゃないかって」
 いつも? 梨華ちゃん、いつもそんなこと考えてたの?
 私は…最初は嫌だったけど、梨華ちゃんと一つになれて嬉しかったのに……。

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