|
【焼き銀杏】 梨華ちゃんと二人で布団に入ったけど……どうしても寝付けなかった。 ジッとしてられない気持ちになって、梨華ちゃんとごっちんを起こさないように、そっと部屋を抜け出した。 ♪Close your eyes 自然と「夢の中」を歌いだしてた。 でも……私…ホントに梨華ちゃんの側にいても…良いのかな? 迷ってるうちに、近づいてくる足音に気が付いて視線を向けると、梨華ちゃんが立ってた。 |
|
【チャーミー石川】 ♪Close your eyes 深夜の静寂をはばかるように、低く静かな明日香ちゃんの歌声が公園に響く。 ♪夢の中まで あなたがスキよ…… ……この「あなた」って…私のことだよね?…そうでしょう? だから……同時に明日香ちゃんが悩んでること、私にも分かるよ。 どうしたら良いのかな〜……私に何が出来るんだろう。 一歩一歩、明日香ちゃんに近づいて……。 |
|
【焼き銀杏】 梨華ちゃんは涙を流しながら、それでも微笑んでた。 「私が…代わりに泣いてあげる……少しは楽になれるよ」 こんなに優しい梨華ちゃんを……好きにならないわけがないじゃない! そう思ったら、心が急速に軽くなった。 今、この涙をぬぐうことが出来るのは、私しかいないじゃない。 頬を包んだまま、親指で涙をぬぐう。 |
|
【チャーミー石川】 やっとキスしてくれた……。 でも、明日香ちゃん……み…耳触っちゃ…ダメ……。 明日香ちゃんは、まだ私の両頬に手を当てたまま。 私は、目の前の植え込みの陰の芝生まで運んで、ゆっくりと明日香ちゃんを横たえる。 ごめんね、明日香ちゃん。 何だか、初めて明日香ちゃんを襲った時を思い出しちゃうね。 「ん…ぷはっ…もう!…梨華ちゃん、何するの?!…あ…やん……」 「駄目だよ、明日香ちゃん。騒いだら、誰か見に来ちゃうよ?」 |