相手が人間である以上 そこには人格や個性と云ったものが存在する
ならば相手に合わしたやり方を考えることが必要であろう
敵を知り己を知れば百戦危うからず
〜初心者との接し方 <傾向と対策編>〜
<目次>
(1)情報は多く・わかりやすく
(2)本人の好みに合ったシステムとシナリオを
(3)慣れた後はバラエティを
(4)最後はマスターをやらして堕とす
(1)情報は多く・わかりやすく
意思決定をするにあたって情報と云うものは多過ぎて困るということはないはずです。しかし、実際には
限られた時間内で判断しなくてはいけません。多くの情報が何の指針もなく与えられたのでは消化不良を
起こしてしまうだけです。
その場合、その場で一番必要な情報を過不足なく、しかも判り易く伝えなくてはいけません。その為には
まず必要な情報の整理を行い、次にそれを短く纏めてから伝えることが大事です。その時に口頭でもサマ
リーの様な書面でも構いませんがその情報に合った伝え方を工夫しましょう。
そうして情報や選択肢などを与えた後は自分で考えさせ自分で決めさせましょう。本人の自主性を認め
る気持ちが必要です。
(2)本人の好みに合ったシステムとシナリオを
一口にRPG初心者と云っても様々な人達がいて、RPGを始めた理由も違えば好みも違います。そう
いった人達を初心者の一言で一括りにして同じようなカリキュラムを組んでも仕方がありません。その人
の個性に沿ったカリキュラムが必要なのです。
例えばRPGのリプレイ集などを見て興味を持った人はそのリプレイのスタイルがRPGの全てだと思って
います。そんな人に全くデザインコンセプトの違うRPGをやらしても全くピンと来ないはずです。そればか
りかRPGに対する興味さえ失ってしまうかもしれません。
そういった事態を避けるためにもできうる限り相手が望んでいるRPG像を知っておかなくてはいけませ
ん。
その判断材料になるのが
・何をみてRPGを興味を持ったか(例:リプレイ、小説、雑誌、友人から、etc.)
・どんなRPGをやってみたいか(例:英雄志向の強いゲーム、ドラマティックなRPG、ギャグモノ、原作モ
ノ、etc.)
・本人の嗜好や趣味
などです、これらをセッション前に軽く聞いてみてちょうど良いシステムとシナリオを選択しましょう。もちろ
ん、貴方のほうが経験が長いのですから相手に合わせたセッションスタイルをできる位の度量を持ちま
しょう。
(3)慣れた後はバラエティを
とりあえず、RPGに慣れ始めたら最初にやっていたシナリオスタイルやシステムとはコンセプトの違うも
のを織り混ぜてゆきましょう。
キャンペーンゲームを通じて多くのシナリオパターンと世界観を体験させることも有効です。何より仲間
との連帯感も生まれてきます。
とにかく、RPGには無限の可能性とスタイルが存在することに早く気づかせてあげてください。
種類について特に順番を考える必要はありませんが、何より今貴方が面白いと思うRPGを率先してや
りましょう。やる気のあるほうが必然的に面白くなるものです。ですが無理強いだけはしないようにしましょ
う。
様々な経験を一緒に共有していくことによって気づかない内に自分も上達していくものですよ。
(4)最後はマスターをやらして堕とす
どの程度のタイミングでGMをやらせるかはその人の個性に依りますが、ある程度いけると踏んだ時点
で少々無理にでもやらせましょう。もちろん、自分からやりたいと云ってきてくれるのが一番ですが。
システムは本人が一番慣れているものか興味を持っているものを勧めましょう。そして、一回目が終
わったら一言「面白かったよ」と伝えましょう。そして、その後なし崩し的にキャンペーンに持ち込みましょ
う。キャンペーンが一区切りするころには一人前のRPG経験者になっていることでしょう。
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