君はキャロルの歌声がきこえるか?
TM Network "carol"(1988)
CAROL Mue Douglas
― 彼女の名前を誰も知らない。彼女が誰であるか、彼女の身に何が起きるのか、またそれが何故他の誰でもなく彼女だったのか
─In the day and the night
Who is calling the girl in the dark
In the day and the night
She is hearing the voice
物語は英国、ロンドンから西に上った場所にある、バースという古い町から始まる。そこの高校に通い、ブロンドの髪とライト・ブラウンの目を持った18歳のキャロルは、それまでごく普通の女の子だった。それまでというのは、正確に言えば1991年4月21日までのことである。この一見何の意味もない日に、彼女の運命を変える出来事が始まっていた。何者かが静かに世界を変えようとしていたのである。
という書き出しで始まるのが、アルバム『CAROL』のストーリー。TM Networkというグループの、ひとつの到達点であり、最高傑作との呼び声も高いこのアルバムこそが、ハオが初めて手にした「音楽」との出会いなのです。無論それまでも色々な音楽を聞きかじってはいた。父親自慢のステレオで聞いたベンチャーズやビ−トルズ、久石
譲のサントラ(ナウシカだったかな?)。しかしその出会いは何の予備知識もなく、ジャケットに惹かれてのモノだった。その後のハオの音楽観に多大な影響を与えるなんてコトは予想だになく、ね。とにかく中学時代は毎日聞いていた。正確には毎朝。ミニコンポから流れる「A Day In The Girl's Life」(アルバムの一曲目)が目覚まし代わりだった。
このアルバムはひとつのストーリーに基づいたコンセプトアルバム。そのストーリーをかいつまんで説明すると、キャロルが闇の世界「ラ・パス・ル・パス」の支配者たる魔王ジャイガンティカから世界を救う、ってとこかな。一曲目からラストまで、通して聞くとひとつの物語が浮かび上がる。それはキャロルが世界を救う物語、奪われた「音」を取り戻す物語。TM Networkを初めて知ったハオは、その後彼らの大ファンになっていくんだけど、このアルバムはヒット曲も多いし、入門編としてもオススメだね。
収録曲(赤文字はシングル曲)
1. A Day In The Girl's Life (永遠の一瞬)
ハオお気に入りの一曲は「Winter Comes Around (
冬の一日)」かな。どれも好きだけど一曲選ぶなら。コレは失恋の歌なんだけど、情景描写がとてもキレイで、聞いてて切なくなる。「石につまずくようにたやすく 一度は出会った」2人。「君を失うはずはない 人混みに問いかけても」分け合えなかった日々。よく聞いたなぁ……。『CAROL』、聞いてみたら是非感想などお知らせ下さい。昔の音源も今聞くと味がありますよ。(ブックレットにストーリーが載っているので、見落とし無きよう)
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