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023  森
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朝日が昇ってきた刻に、光が森を照らし出す。

木々の隙間を縫いながら、大樹の根元に辿り着く。

数百年の時を経た、大樹の根元に伏したるは

朱を纏った旅人の、静かに眠る骸也。






「爺さん、よくこの森の話をするけど、本当にあった話なの?」

「これは作り話じゃよ。わしの曾爺さんから聞いた話じゃ」

「なんだ、つまんないな」

「この話には続きがあるんじゃが、知りたいかの?」

「知りたい知りたい!」

「ま、それは夕ご飯を食べてからゆるりと聞かせてやろう」

「えー」







満月が昇る刻になって、月光が森を照らし出す。

木々の隙間を縫いながら、大樹の根元に辿り着く。

数百年の時を経た、大樹の根元に芽吹いたるは

薄黄緑の葉を付けた、小さく静かな木の芽也。




どうも、柊です。

正直もうどうにでもなれって感じで書いてみました。

他の皆様の作品に比べるとかなり見劣りがしますが、

これから精進していくつもりです。

では、また。