No.97「鍵」 二次創作:元ネタ『奇妙な少年と少女達』by yuna様 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『あ。起きたよ。えっと・・・・名前、なんだっけ?』 俺の・・・・名前・・・?俺の名は・・・・・・・っていうか誰だ。お前。 ・・・・・・なんでこんなところにいるんだ?何で動けないんだ?んで、こんなに寒いんだ? 『No.13だ。細かい事を一々報告するな」 『まぁ細かくなってもいいだろう。これでもう12回も失敗してるんだから』 他に人がいるのか・・・・・・・・・No.13?そんな名前じゃねぇぞ。俺は。 『・・・・・・・・大丈夫だ。これで、『キメラ』は必ず成功する』 キメラ・・・・?なんだそれ・・・・・訳分からん・・・・・誰か、答えてくれよ。聞こえてないのか? 『よし。準備OK。んじゃ、やるぞ』 グ・・・・・!!・・・・・な、なにを・・・・・・!!!!!!!! ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『・・・・ちぃ。また、失敗か』 薄暗く、冷たい部屋。その中心にあるカプセルが開かれた。 中には。様々な機械の部分と、様々な動物の部分が合体し、 最早ヒトとして原形を留めていない、死体が。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 これは、この世界が汚くなり始めた時に行われた実験だ。 本来、ヒトの遺伝子に、他の生物達の遺伝子を組み込むのは、現在では不可能と言われていた。拒絶反応とか、理由は色々ある。 だが彼等はその接着剤として奇病『アムズン』を使い無理矢理にも融合させ、 バケモノを超えた、バケモノ(彼等は『キメラ(合成生物の意』と呼んでいた)を生み出そうと考えていた。 結果は失敗したと思われる。まず本当に『アムズン』が本当に接着剤のような役割を果たすのか。その根本的な事が未確定な上、 他の生物の遺伝子を組み込んだとしても、その瞬間(被験者が)即死してしまい、仮に生きてたとしてもそれは数秒間だけである。 いくら『アムズン』と言えども、その『数秒』で細胞を完璧に変異させられるとは到底思えない。 それでも尚未確定なのは、何故かそれが行われた研究所は廃墟となっており関った研究員と被験者の殆ども遺体はその場で発見されているからだ。 恐らく実験の途中の事故によるものなのだろう。八割・・・・いや、九割の確立で失敗しているだろう。 ・・・・・・だがしかし、気になる事が一つある。 彼等が遺したレポートによれば、被験者として使ったのは例の奇病にかかってない、身寄りを無くした20人の子供。 その内、19人の死体は(どれもヒトとして原型を留めていなかったが)その場で発見された。 だが20番目の、つまり最後の被験者であり、最も幼かった5歳の少年の死体だけが、見つからなかったのだ。 もしかしたら実験の失敗により、その体すらも残らなかったのかもしれない。可哀相な子だ。 ・・・・・しかし私は思うのだ。もし彼等がこの実験に成功していた場合、どうなっていだろうか? 『機械が持つ力』と『生物達が持つ力』両方持った者を造りだす実験。 この実験は、もしかしたら 彼等が想像していた、『キメラ(合成生物)』の程度ではない。 『ヨルムンガンド(最大級の怪物)』をこの世に生み出す、『鍵』となっていのではないのかと。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――