ブラックホールの蒸発
「ホーキングのたわごと」

物質は、真空中で対生成と対消滅を繰り返しています。これが、ブラックホールの事象の地平面のすぐ近くで起こったらどうなるでしょう?
ときには対生成した粒子のうち、片方だけが事象の地平面の内側に落ち、片方は外側に飛んでいくことがあるかもしれません。
その落ち込んだ粒子が反粒子だった場合、ブラックホールのエネルギーは減ってしまうのではないでしょうか?
これがブラックホールの蒸発です。
はたから見ると、ブラックホールから粒子が飛び出してきて、ブラックホールの質量がその分減ったように観測されますから。

このことをホーキングがはじめて学会で発表したとき、誰も何を言ってるのか分からず、頭がおかしくなったのかと思われたそうです。
今ではブラックホールの蒸発は認められたみたいですが。
さて、このブラックホールの蒸発は、段階が進むとどんどん激しくなり、最終的には爆発的な反応、というか大爆発するそうです。
その爆発はかなり洒落にならないものみたいですが、その段階まで進むには百数十億年かかるとか…。
ということは宇宙の誕生から今までその現象は起こったことが無い、のかもしれません。
ただ、マイクロブラックホールが存在したとすればもっと早く蒸発するので、起こったことがあるのかもしれません。

疑問
対生成した粒子の片方が落ち込むとき、その粒子が反粒子なのか粒子なのかは半々の確率のような気がするのですが、どうなんでしょう?
そうだとすればプラスマイナスゼロで蒸発は起こらないような気が…

SF

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