クオークをとりだそう
パウリの排他律により、フェルミオンはスピンが反対なもの二つしか同じ場所、同じ状態ではいられません。
ところが、素粒子にはクオーク3つで構成されるものがあります。
これではパウリさんが間違っていたことになってしまいます。
というわけで、パウリの排他律を守りつつクオーク3つで構成される粒子の存在を説明する為に、新たな因子が導入されました。
それが、カラー価(赤・青・緑)です。
カラー価が違っていれば、素粒子の中にクオークが3つあっても大丈夫ということになります。

そうすると、ある特定のクオークのカラー価が知りたくなってきます。
でも、カラー価というのはそもそも勝手に(というと失礼でしょうか…)考えた仮想的な因子なので特定したいと言われても困ってしまいます。

しかし、心配無用。そもそもカラー価は特定できないということになっているのです。
なぜなら、クオークを単体で取り出すことができないからです。

複数の粒子で構成されている粒子から、構成要素の粒子を分離しようとするときには、適当な粒子を高速で(高エネルギーで)ぶつけてやれば良いそうです。
しかし、その”高エネルギーで”というのが曲者です。
クオーク同士の繋がりというのは、この世界で最も強い力である「強い力」(そのまんまのネーミングですね…)によるものです。
これを引きちぎろうと思うと、相当な高エネルギーでなければいけません。
でもまあ、不可能なほどのエネルギーが必要って訳でもないので、ぶつけてみます。
すると…単体でクオークが取り出せたと思いきや、なぜかクオークが増えてしまい、勝手にくっついてしまっています。
実は、高エネルギーで粒子がぶつかった、そのエネルギーにより、クオークが新たに生成されたのです(エネルギーの物質変換…光皇翼?)。
(図1参照)


図1(便宜的にクオークは二つしか書いてません)

追記
カラー価の赤・青・緑ですが、どうやらアメリカでは色が違うようです。
さすがアメリカ、かの国ではクオークの色まで他国とはレベルが違うというのか。
(もしかしたら、もう統一されたのかもしれませんが、カラー価が考え出された当初は他国とアメリカで色が違っていたのは本当みたいです)
SF

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