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どきどき。
芝村の末姫は、努めて冷静になろうとしていた。 ―目標確認、距離3000。作戦開始!
刹那、ブータの悲鳴が周囲に響き渡る。 もがく大猫を地面に押さえつけ、舞は必死の形相で猫の足を掴むと 一気に左前足の先―肉球に触れる。
伸ばした指先の感触は、
……か、堅いっ!!? ギャーギャー唸り、抗議を続けるブータの鳴き声も、愕然とする 舞の耳には届かない。
その光景を見て、駆け寄ってきた新井木が口を開く。
ともあれ、舞の次なるターゲットは決まった。 こうしてウサギは絶望とひきかえに、新たな希望を見い出したのでありました。 |
| ☆ | うちの猫神さまをブラッシングしているときにアイディアが浮かびました。 ブータの肉球は絶対にガチガチです。ていうか断言します。猫好きとして。 ラストの舞台詞は芝村というよりアーヴの姫様ですね。 |