I'll always be with you

暗い…
昔から…暗闇には慣れているはずなのに…
光りなど、何年も見ていないのに…
影に呑まれてから、この闇の中にいるのが落ち着かない
怖い…っ!
身体が思い通りに動かない、回りに何があるかもあやふやで…
影が、影が上ってくる…
冷たい、暗い、怖い!
嫌か助けてくれ!誰か!誰かっ
たすけて!!!

マダ足掻イテイルノカ?

やめろ!

頭ノ悪イヤツダナ、コノ身体ハモウ俺ノ物ダ。

やめろ!話しかけるな!

本当ニ物解リガ悪イナ?話シカケテルワケジャナイ。
モハヤ私ト『私』ハ一ツナノダゾ?考エガ頭ニ流レ込ンデキテルダケダ。

黙れ!黙れ黙れ黙れぇええええええ!!!!

ヤレヤレ、子供ト一緒ダナ。叫ベバナントカナルト思ッテイルノカ?

うるさいッ!うるさい…もぅ、嫌だ…いやだぁ…
助けて…たすけてぇ…っ!
ぁああ、ぅっ…っぐ、あぁああああああああああ!!!!

泣イテ自分ヲ寝カシツケルカ…
イインジャナイカ?モウオマエニハ、ソレグライシカ逃ゲル方法ハナイノダカラ

うぅぅ…っく…ぅああああ…っ
お願い…だれかっ…だれかぁ…たすけてぇええええ…

 

…………

 

『…ザトー…様…』

………誰?

『貴様…ッ何物…っ!?化けの…剥いで…る!』

誰がいるんだ…?どこかで聞いた事のある声…

ハッ!人間風情ガ!何ガデキル!

誰と話してる………?
そこには…誰がいる…?

『…様、今……します…!』

クッ…思ッテイタヨリハヤルナッ!

知ってる声だ……でも思いだせない…

クソ!人間ゴトキニ!!!!!

えっ…?
あっ…光………り…?

 

……

 

『…トー様…』

…?

『…でき…したよ…』

また…あの声だ…
知ってる声…
聞いた事ある声だけど…思い出せない…
誰の…声?

『…傍におります…』

うん…

 

………

 

『ザトー…様…』

まただ…また来た…
誰か教えてくれればいいのに…

『身体の方も…そのうち元に戻るでしょう…』

だいぶん声が聞き取れるようになったな…
あっ…
そういえば…影の声がしなくなった…
気配もしない…!?
私は、助かったのか?

『…ご安心ください……』

おまえが助けてくれたのか…?

『…いつもお傍におります』

答えてくれ…おまえは、誰なんだ?
おまえは昔から…こうして私の傍にいたのか?

 

………

 

早く来てくれないかな…
もう、そろそろ来てくれる時間だと思うんだが…
あの声を聞いていないと落ち着かない。
一緒にいると、凄く安らぐ…
今まで感じていた恐怖や不安が嘘のようになくなる…
頼む、早く来て…傍にいてくれ…

『ザトー様…』

来た!寂しかったんだぞっ
ずっと、待っていたんだぞ?
どこに行ってたんだ?

『今日は良い風がふいております…』

優しい声…暖かい…
こんな風に感じた事なかったのに…
だから思い出せないのか…?
いるのが当り前のように感じていたから…
こうやって安所を覚えると誰だか解らなくなるのだろうか…

『ザトー様…私は信じております…必ず貴方様が意識を取り戻す事を…』

意識は…あるんだがな…

『覚えてますか?…あなたは…誰からも…組織からさえも必要とされなかった私を…
必要としてくれた…どこにも居場所がなかった私に居場所をくださったのですよ…?』

…え?
そんな事をした覚えは…

『とても…嬉しかったですよ。いいえ…それ以上です…
だからこそ…ザトー様…今度は私が貴方を助ける番です…必ずや…貴方を…』

おまえは、もう十分すぎるほど私を救ってくれた…
今こうして私に安らぎを与えてくれてる
おまえは、それを知っているのか?

『ザトー様…ご安心ください…私は、……は…いつもお傍におりますゆえに…』

え…?誰…
あ…っ
…………知ってる

『ザトー様…』

あぁ…そうか…
何で今まで気がつかなかったんだ…
そうだ…
いつだっておまえは傍に居てくれた…
いつだって…

「…ヴェ…ノム……」

「っ!?ザトー様!?気がつかれたのですか!?ザトー様!?」

「ヴェノ…ム、ヴェノム…ヴェノム…!」

「ザトー様…良かった………!」

ごめんな、ヴェノム…
今までずっと気がつかなかった…
いつもおまえが居てくれたのに気がつかなかった…
いるのが当り前だと思ってて…

「ヴェノム…ありがとう…」

「そんな、ザトー様…私は当然の事をしたまでの事…」

こういう気持を…胸がいっぱいになると言うのだろうか?
私の求めていたものは…いつだってここにあったのだな…

「なぁ…ヴェノム」

「なんでしょうか、ザトー様?」

「…これからも…一緒にいてくれるか…?」

「ザトー様…えぇ、ご安心ください…いつでもお傍におります…」

*****

ここまで読んでくださって本当にありがとうございましたぁー!!!(ぺこり) ゼクスプラスのヴェノムエンディングの後どうなったかって話し。
最初の方、書いててすっごい楽しかったです。弱虫ザトーちゃん可愛くないですか?(爆)
後…しっっっつこいほどヴェノムが『傍にいる』発言を繰り返してますが…
私あの台詞がすごく好きなのですよ。もう、本当にあの台詞が出てきた時はすごくすごく
切なくって……。本当にザトー様の事が大切なんだなぁって。
だから、ヴェノムはその事を必ずザトー様に伝えていたと思うのですよ。しつこいほど何度も、
自分は傍にいるから、だから安心して戻ってきてくださいって…。
それにしても……私は根がギャグの人間なんでシリアス書くのに倍の時間がかかる(汗)
しかも最後えっっっらい甘々やし(笑)
いいのよ!この後ザトーちゃんは少しづつヴェノムが好きだって認識していくのよ!
その話しもたぶん書きます(笑)
もし感想なぞがございましたら掲示板かメールでくださいな。喜びます♪

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