保健室はドキドキ
アンジェリークは今、ドキドキしすぎて胸が張り裂けそうだった。
何故なら、今、アンジェリークは保健室で、学校医のオスカー先生に保健室のパイプベットに押し倒されていたからだ。「せ、先生!な・何をするんですか?」
抗議の声もむなしく、オスカーはアンジェリークの首筋にキスをすると、
「気持ちいい事をするんだよ。お嬢ちゃん。」
魅力的な整った顔立ちで、にっこりと微笑みながら、オスカーは怖い事をさらりと言った。
アンジェリークは、心臓がバクバク言いすぎて、頭の中がスパークする様にはじけて、とうとう気を失ってしまった。「やれやれ。これから良いところなのに困ったお嬢ちゃんだなァ。」
オスカーは気を失っているアンジェリークの可愛らしい桜色の唇に軽くキスを落とすと、彼女をベットに寝かせた。
アンジェリークはスモルニィー高等学校の2年生だ。
彼女の平和な学園生活が一変してドキドキハラハラな超刺激的な学園生活になったのは、この2年生に上がったばかりの新学期からだった。
その日はクラスで各委員を決めていた。「えぇ〜次は保健委員ですけれど、これはオスカー先生からご指名がありました。」
クラス委員の説明にクラス内はざわめいた。(特に女子が)
「えぇ〜一体誰かなァ〜。」
「オスカー先生のご指名なんてうらやましいぃ〜。」
「私かしら?」
「いえ!私よぉ!」などなど、女子に人気の校医が一体誰を指名したのか、クラス全員の好奇心はいやがおうにも高まっていった。
クラス委員はクラスの盛り上がりが頂点に達したと見て、一つ咳払いをすると高らかにその名を告げた。「オスカー先生のご指名と言う栄誉を獲得したのは!アンジェリーク・リモージュです!」
どよめきと共にクラス全員の好奇の目に、アンジェリークはあまりに意外な結末に頭の中が真っ白になった。
それと同時に、日ごろアンジェリークに熱を上げている男子生徒の間には落胆の色が色濃く現れていた。
その中には、アンジェリークの幼馴染のランディもいた。
ランディの心配はここにきて、頂点まで上り詰め様としていた。
アンジェリークのことは幼い頃から知っているが、ここ最近の彼女の可憐さはますます磨きがかかり、高校に入った辺りから、言い寄る男たちのなんと多いことか。
その男どもを蹴散らしてきたのが、ナイト気取りのランディだった。
ランディ自身も女子には大変もててはいたが、アンジェリーク一筋のランディは他の女子にはまったく興味はなかった。
そんなランディのアンジェリークが、今学校一のプレイボーイと名高いエロエロ校医オスカーの目に止まってしまったのだ。
これは黙ってはいられない。
ランディのナイト魂が熱く燃えた。
「やあ来たね。お嬢ちゃん。」
椅子にもたれて肘をつき、ちょっと斜めごしにアンジェリークを見つめるオスカーは、女子が騒ぐのも納得がいくくらい魅力的だった。
初めての保健委員の当番で保健室にやってきたアンジェリークはかすかに頬を染めた。「先生。何をお手伝いすればいいですか?」
おずおずと申し出たアンジェリークにオスカーはにっこりと微笑んだ。
「そうだな。まずはここに来なさい。」
オスカーの指さした場所は彼の膝の上だった。
驚きと恥ずかしさでアンジェリークは顔を真っ赤にして頭をブンブンと振った。「本当にお嬢ちゃんはかわいいな。」
ニコニコと笑いながら椅子から立ちあがると、オスカーはゆでたこのように真っ赤になったアンジェリークのそのやわらかな金髪に指をさし入れて、そっと持ち上げ口づけた。
アンジェリークの意識はあまりに刺激的なことで彼女の元から離れ、アンジェリークはその場に崩れ落ちた。「やれやれ。」
オスカーは目を回したアンジェリークを受け止めてそっと溜息をついた。
オスカーにとってアンジェリークは彼女がこの高校に入学したころよりひそかに狙いを定めた少女だった。
始めはただかわいらしい少女だと思っていただけだったが、彼女を見かける度に彼女の愛らしさが目にとまるようになり、彼女に触れてみたい、くちづけでみたいと思うようになった。
その彼女が2年生になったのを機に、彼女を手に入れたくて保険委員に推薦したのだった。「まあ、じっくり落として行きましょうかね。」
オスカーは気を失っているアンジェリークをベッドに寝かせ、彼女の寝顔を嬉しそうに眺めていた。