がんばれ!実えんどうまん。
(マンナンライフ編)

 

「きゃ〜助けてオスカー様!」

聖地に響く、美しき金の髪の補佐官の叫び。

「待ってろお嬢ちゃん!」

どこにいようが、その声を聞きつけて走りだすESPな炎の守護聖オスカー。
今日もまた、バカップルな二人に聖地は混乱していた。

 

「なあ、いいだろう。ちょっとだけだからさあ。」
「そんなぁ。困りますぅ〜。」

アンジェリークは、今とても困っていた。
王立研究所から、聖殿に戻る途中で通りすがりの美青年にナンパにあっていたのだ。

「俺、アリオス。君、名前なんていうの〜。」
「ア・アンジェリークです。でも私もう行かなくちゃいけないから〜。」

そそくさと行こうとするアンジェリークを美青年アリオスはアンジェリークの腕をつかんで引きとめた。

「ねえねえまってよ〜。そこのカフェでお茶するだけだからさぁ。なぁ付き合えよ、アンジェ。」

強引なアリオスに恐怖を感じたアンジェリークは叫んだ。

「きゃ〜!助けてオスカー様!」

 

「ハッ!お嬢ちゃん!」

それはランディと剣の稽古の最中だった。
アンジェリークのSOSに心を奪われたオスカーは、ランディの振りかぶった剣をまともにオデコで受けていた。

「ウガ!」
「オ・オスカー様!大丈夫ですか?」

ランディがひっくり返ったオスカーに駆けよった。

ムクッ!

「お嬢ちゃ〜〜ん!!」

いきなり起きあがるとオスカーは、そう叫んで心配するランディをふっ飛ばしてもうスピードで走り去った。

「血噴いてますよ〜オスカー様!!」

ランディの声が空しく聖地にひびきわたった。

 

オスカーが血を噴きながらかけつけると、そこにはアリオスが、アンジェリークにその美貌の顔を近づけて、キラキラ攻撃の真っ最中だった。
片やオスカー、血まみれ。

(このままでは負ける。よし、必殺技だ!)

心の中でそう叫ぶと、オスカーはやおらポケットから、マンナンライフのこんにゃくゼリー(アップル味)を取り出すと、口の中へプルルン!
こんにゃくゼリーを食べたオスカーのハートビートゲージ(トロワ参照)はプラスの方向へググッと上がってMAXへ!

ピロリロリ〜ン!

「必殺ビシバシフェロモン光線!!」

オスカーが叫ぶと同時に、オスカーの体の周りからピンクのフェロモン光線がブワ〜ッと出て、ハートマークが飛びかった。
フェロモン光線とは、その光線を目にした女性を一瞬で虜にするという究極の色男技である。

「お嬢ちゃん!」

オスカーの声にアンジェリークが振り向くと、オスカーのフェロモン光線がアンジェリークの目に入った。

「ああ〜ん!」

突如、腰のくだけるアンジェリーク!

「お・おい!どうしたんだアンジェ。」
「ああ〜ん!オスカー様すてき〜!」

アリオスが声をかけても、アンジェリークの耳には入らない。

「フッ。悪いなアリオス。お嬢ちゃんは俺の魅力にまいっちまってるようだな。」

前髪をはね上げるオスカーの額からは、未だに血が垂れている。
だが、全身から放出されるピンクのフェロモン光線によってアンジェリークの眼にはオスカーがキラキラの王子様に見えているのだった。

「はぁう〜ん!オスカー様〜〜!」

しなだれるアンジェリークを抱きかかえ、オスカーはアリオスに勝ち誇った顔で笑うと、

「アディオス!アリオス!」

と変な挨拶を残して、立ち去ったのである。

「何なんだ。あの流血野郎は……。」

どう見たって変なオスカーに負けたアリオスは、しばらくの間立ち直ることができず、レヴィアスに戻ってしまったのだった。

 

END

 

「がんばれ!実えんどうまん。(マンナンライフ編)」はいかがでしたでしょうか?
今回はプラスにゲージを向けて見ました〜!(笑)
今回も壊れたオスカーで申し訳ありません。
最近のしのちゃんの頭の中は壊れきって腐敗しておりますので、ご容赦を・・・。
こんな私は自他共に認める、コアなオスカーファンなのです。(ほんとだってば〜!)
しのちゃんはどんなオスカーでも愛せる自信があるんですよ〜!
ってだからこんなの書いてるわけじゃないけどね〜!
私、なぜかシリアスよりコメディーの方が反応いいのよねぇ〜。
どうしてかしら?
まあとにかく感想お待ちしてます。ふふふ。