がんばれ!実えんどうまん。
(うなぎパイ編)

 

「キャ〜!助けてオスカー様!」

聖地の響く、美しき金の髪の補佐官の叫び。

「待ってろ、お嬢ちゃん!」

何処にいようが、その声を聞きつけ走り出すESPな炎の守護聖オスカー。
今日もまた、バカップルな2人に聖地は混乱していた。

 

アンジェリークはもう、うんざりしていた。
ほんと、ちょっとだけ興味本位に聞いた質問を、ルヴァにしたばっかりに、もうかれこれ2時間質問についての答えを聞かされていた。

「あの〜、ルヴァ様。もう解かりましたから。」

やっとの思いで声をかけたアンジェリークに、ルヴァはにっこりと微笑を返しながら、

「あ〜しかしですね〜。アンジェリーク、これはとても大切なことなのですよ〜。今ここで、しっかりと掴んでおかないとですねぇ後々補佐官としての仕事にも悪影響を与えかねませんからねぇ〜。ですからね・・・・うんぬんかんぬん・・・。」

(ああ・・・だめだった。)

アンジェリークは深い溜息と共に、心の中で叫んだ。

『助けて!オスカー様!!』

 

その頃オスカーはゼフェルと共に王立研究所で、重要な任務についていた。

「出来るか、ゼフェル。」
「ああ、今やってるぜ。ここは慎重に行かないとブービートラップに引っかかったら、逆にこっちにコンピューターウィルス送りこまれちまうからな。気を引き締めてかからないとな・・・。」

今ゼフェルはある惑星の政府のメインコンピューターをハッキングしていた。
この政府に近々クーデターが起こるとの予測から、その詳細をメインコンピューターから情報を得ようとしていたのだった。
場合によっては、オスカーが直接行ってクーデターを阻止しなくてはいけないかもしれない。
二人は真剣な目で、ハッキング中の画面に見入っていた。

「よし、ここでパスワードにこれを入れれば・・・。」

ゼフェルがトラップの仕掛けてあると思われるキーポイントにさしかかった時、オスカーの頭にアンジェリークのSOSが・・・!

「ハッ!お嬢ちゃん!」

オスカーはとっさに机を叩いた!っと思ったらそれはコンピューターのキーボードだった。

ブビィ〜〜!

がっ!トラップが発動しやがった!おいこら!おっさん!どうしてくれるんだ〜!」

ゼフェルの叫び声が上がった時にはもうすでに、オスカーの姿は無かった。

 

オスカーが駆けつけた時、アンジェリークは頭を抱えてルヴァの説明を聞いていた。

「あ〜ですからね、ここからがまたポイントなんですよ〜。」

もう何個目のポイントだったかわからない・・・。

「う!やばい!俺のクドクドじじいよりくどいぞ!よしここは必殺技だ!」

オスカーはおもむろにポケットに手を突っ込むと、静岡名産うなぎパイを取り出し、お口の中へ、サクサクサク。
うなぎパイを食べたオスカーのハートビートゲージ(トロワ参照)はググッとマイナスの方向へ、そしてグルっと回ってMAXへ!

ピロリロリ〜ン!

「必殺!エログロバカボンパパ!な〜のだ。」

オスカーが叫ぶと同時にオスカーは、エログロバカボンパパに変身した。
グレイトステテコ君姿に、ラクダ色の腹巻!
首から安産祈願の御守りを下げ、頭にはちまき。
鼻の下には線状のひげを書き、雪駄を履いて、やはりエログロ、両手を腹巻に突っ込んで、ふんぞり返っている。

「な・なんでしょうか???あれは・・・?」

頭の上に?マークをいっぱい浮かばせてルヴァはオスカーを見つめた。

「小難しい話はなしなのだ!君はこれを読んでればいいのだ。」

そう言ってルヴァに渡された本は目も覆うようなエロ本だった。

「アッハン!人妻????」

ページをめくったとたん、ルヴァの鼻から鼻血がどっと飛び出した。
かなりのダメージを食らったルヴァに追い討ちをかけるようにオスカーが、

「こんな難しい本はこうなのだ。」

っといって、ルヴァが大切にしている有名作家の初版本(プレミア付き)にマジックで、下世話なマークを書き始めた。

「わぁぁぁ〜〜〜あ!!や・やめてください〜〜〜!アンジェリーク〜!どうかオスカーを早く、早く連れて行ってくださいィィィ〜〜!」

「それではこれを君にやるのだ。」

エログロバカボンパパなオスカーはそう言って半狂乱のルヴァに「テレクラ聖地」のチラシを渡して立ち去った。

こうしてアンジェリークはまたまたオスカーによって救われたのだった。
その後ルヴァはしばらくの間、下世話なマークをかかれた宝の初版本を握り締めたまま灰になっていた。

 

END

 

「がんばれ!実えんどうまん。(うなぎパイ編)」いかがでしたでしょうか?
今回超下品なオスカー様はどうですか?流石にこいつは・・・。
そんな方!ご・ごめんよ〜〜!
あったかい心で許してね?うふ。(小首傾げ攻撃!)

それでは恐ろしいけど感想を・・・・。