読書感想文
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いいわけに代えて          中村 誠

夏休み、子供のころのぼくの悩ませていたのが読書感想文でした。
決して本がきらいだったわけではありません。
むしろ、1日に2〜3冊の本を読みあさっており、
学校の図書委員をやったり、県立図書館から表彰されたりしてました。
でも、夏休みの読書感想文だけは苦手だったのです。
そもそも何を書いていいのやら・・・。
おもしろかった本は「おもしろかった」だし、
つまらなかった本は「つまらなかった」という感想。
それ以上に何を書けばいいのか?
文章力に欠けていたぼくは読書感想文がだいきらいでした。

読書感想文というものがまったく悪いわけじゃありません。
そういう宿題があるからこそ、本を読もうと思うわけだし、
大人なんかには考え付かないほど素晴らしい文章を残す、
感性と表現力ゆたかな子供もいます。
でも、ちょっと考えるんです。
読書感想文で、本が、作文が嫌いになってしまう子がいるんじゃないか、と。
本来、感想が生じたときだけ書くはずの感想文が、「強制」になると、
読書は本当につまらなくなってしまいます。
「感想文」を書くためのテクニック、
「感想文」を書くための読み方、
「感想文」を書くための本選び、
そんなの、本当の「読書」じゃありません。
ましてや、本当の「感想」でもありません。

このホームページでは、著作権フリーの読書感想文をのせました。
子供たちはこの感想文を書き写すことが可能です。
でも、それでもいいんじゃないかと思います。
読書感想文が重荷の子は、まずはそれから解放してあげなければ。
そうしないと、読書そのものがきらいになってしまいます。
さらに、できあがってる感想文を書き写すことで、
「ああ、感想文なんて、この程度でいいんだ」と思えるでしょう。
子供が普段、ポケモンに対して思っている気持ちを、
そのまま文章にすればいいのですから。

まあ、おとうさんも、おかあさんも、先生も、試しに1冊本を読んで、
感想文とやらを書いてみてください。
原稿用紙3枚を埋めるのがなんとたいへんなことか。
ぼくは文章で飯を食っていますが、それでもかなりたいへんでした。
これを機会に読書感想文という宿題について考えてみてください。
惰性で宿題の「リスト」に加えられているのではないでしょうか?
そんな宿題は、選択科目にしてしまえばいいんじゃないでしょうか?
本当に本が「好きになる」手助けをしてあげたいですね。

 

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