<拳児>
Data
登場門派
八極拳 螳螂拳 形意拳 洪家拳
少林拳 心意六合拳 他多数
掲載誌 少年サンデー 1988年より
原作
作画
松田隆智
藤原芳秀

あらすじ

拳法好きの少年剛拳児は幼いころ、祖父から八極拳を学んだ。だがその祖父は恩人を探すために中国に旅立ってしまう。やがて7年の歳月が過ぎ、高校生となった拳児は新たな八極拳の師、張仁忠と出会う。中国の秘密結社ユニオンの一員である老師は拳児に中国で伝統武術を学ばせるため、拳児もユニオンに入会させる。ユニオンは拳児の中国行きを全面バックアップ、おりしも宿敵トニーとの戦いによって高校を無期停学になった拳児はついに中国に旅立つ。まず台湾へ、それから香港、北京、河北省、陳家溝、少林寺、回族の村と拳児の旅はつづく。さまざまな人や敵との出会いを通じて成長してゆく拳児。最後は宿敵トニーを殺してしまったかもしれないことから、戦いの空しさを知る。だがそれはエゴにとらわれていたからであり、エゴから解放されたことにより、拳児は大いなる愛を知るのである。



感想

何といっても私が一番影響を受けたマンガである。私が中国の大学へ進学することになったのは、この作品によるところが大きい。またおそらく日本で八極拳を練習している人の90%以上は拳児を読んでいるであろう。
まず原作者の中国武術に対する深い知識と情熱により、ほかにないリアリティーを出すことに成功している。それもそのはずで、<男組>の項でも述べたが、原作者の松田隆智氏は中国武術研究の第一人者である。拳児の体験する出来事は多少の劇画的変更を加えられているが、大体原作者自身が体験したことなのだそうだ。
また、作中に登場する老師の多くは実在のモデルが存在する。少しあげてみると、横浜中華料理屋の張仁忠老師は張正忠老師、大東流合気柔術の佐上師範は佐川幸義師範、台湾の蘇崑崙老師は蘇イク彰老師、劉月侠老師は劉雲樵老師、西安の馬憲達老師は馬賢達老師、などなど。
ちなみに私は大学の夏休みや冬休みを利用して、21巻に出てくる呉鐘(八極拳の創始者)の子孫でおられる呉連枝老師、14巻に出てくる馬憲達老師のモデルでおられる馬賢達老師達にお会いしに孟村や西安に行き、八極拳を教わった。お二人を簡単に紹介するならば、呉連枝老師はバーチャファイター2のエンディングにお名前の出てくる方で、馬賢達老師は映画「少林寺」の武術監督をなさった方である。詳しい事は兄の中国武者修業記で。もひとつちなみに呉連枝老師に拳児の感想を聞いたところ、「八極拳のことがよく描いてあるからいい」と、なんとも複雑なコメントをしておられた。


本物の鉄獅子の前でかばんにタオルを巻き、右手の人差し指をまげて胸に掲げ、「拳児」のまねをするあさり。だが、このコスプレをわかってくれる人は今まで一人もいなかった。
拳児13巻P29〜35辺りを参照。

男組
SABER CATS
闘将ダイモス
熱拳カンフークラブ
拳鬼伝
超時空要塞マクロス

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