連載小説「酔いどれタイランの墓標」第4話 初めて淫売宿に足を踏み入れた若造のように、俺ははしたなく興奮した。この酒をあおれば、今俺が抱えている頭痛と口中に広がる嫌な味、絶え間無く襲いかかってくる胸やけと胃の不快感から開放されるのだ。俺は震える手を盃に伸ばし、ゆっくりと愛でるように酒を啜った。

★ここは中国は南京に留学中の兄・あさりの書く日記・ページ更新に関する情報などが掲載されます。実在の人物が登場することがありますが、基本的に掲載許可はとっていません。もし「自分がネタにされてる!」と感じたら、良く似た他人の話だと思ってください(^_^;

98年12月までだ藤岡弘99年1月だよ、坊ちゃんあの・・・99年2月です(ボソッ)

(下に行くほど古い記録になります。↓)

1999/3/31
今回もかなり前の話だが、これは日記じゃなくて徒然草だから思ったことを書いていればいいのだと思った。
中国人の考え方
ケース1
僕はプレイステーションをVCDプレーヤーとして使っているのだが、どうもレンズが老朽化したらしく、調子が悪い。そこで、レンズの交換をしてもらうためにゲーム屋に出かけた。店員に要求を伝えると、「ちょっと待ってて」と言われ、そのまま一時間立ちっぱなしで待たされた。あげくに「今レンズがない」ときたもんだ。僕が「じゃあどうすればいいの?」と聞くと、一言
「最好イ尓不看VCD(VCD見なければいい)。」
最初はできの悪い冗談を言っているのだと思ったが、目が笑っていない。
こいつ、本気(マジ)だ。

↓彼の頭の中図解
「レンズがない」⇒「修理できない」⇒「VCDを見なければいい」

なんという単純明快な思考方式だろうか。僕がこの店の常連で、ここで高い金払ってプレステ用のVCDプレーヤーを買ったことも、彼にとってはどうでもいいことらしい。レンズを取り寄せるという考えは浮かばないのだろうか?

ケース2
デパートにCDを買いに行った。1枚欲しいのが見つかったので買おうとしたが、細かい金がない。そこで100元を渡したのだが、店員は「細かいのないのか」と聞いてくる。「ない」と言うと、奴は財布を覗きこんできやがった。「ほんとにないのか」
失礼にもほどがあるが、中国では日常茶飯事のため激昂もせず「ないと言ったらない」と答えると、ほんとうにおつりがないのだろう、奴は100元札とCDを持ったままニヤニヤと意味のない笑いを浮かべて動こうとしない。そして奴の灰色の脳細胞がフル回転した結果、一言が発せられた。
「最好イ尓明天来(明日来い)」
1999/3/28
中国には日清が進出してきていて、結構普通に出前一丁や日清ヤキソバUFOを買えるのだが、なぜかこれらはことごとくまずい。中国人用に味を変えているのかもしれないが、特にUFOは食えたもんじゃない(等といいつつバクバク食べているが)。そもそも味付け自体が「四川火鍋味」「魚香肉絲味」など中華の味付けのものしか売っておらず、普通のソースヤキソバがまったく見当たらないのだ。我々NHK(南京ほんまにうまいカップラーメンくわせろ協会)は常々この問題に対し頭を悩ませてきたのだが、先日会員の一人のある思いつきによってこの問題に大いなる解決策が見つかった。それすなわち
付属の調味料を使わず日本から持ってきたソースをUFOに投入する
というコペルニクス的発想を弁証法的に用いた方法である。早速実践してみたのだが驚くべきことにこれによってあの「基本的にナニか間違っている」味の中華的UFOから「元祖家元嫡流正々堂々的UFO」に生まれ変わったのだ。しかもさらに会員の鋭いヒラメキは続く。すなわち
中国で売られているキューピーマヨネーズ(芥子入り)も投入する
である。これによってUFOはさらに一平ちゃん夜店のヤキソバに生まれ変わったのだった。まさに世紀の大発見といえよう。我々は直ちに組織を解体、新たにNHK(南京発明協会)を発足しノーベル賞受賞への手続きを申請しようとした。が、その前にこの世紀の大発見をいち早く誰かに知らせたいと思い、とりあえず後輩に言ってみた。すると意外にもこんな答えが返ってきた。
「それならXX(後輩の一人)がとっくにやってたよ。そして彼は(それが原因で)太ったよ」
なんということであろうか。かの電話機の発明者ベルは特許申請時に他の競争者と数時間の差でその栄光を手にしたというが、我々NHKは栄光をつかみそこねてしまったのである。我的天阿!
我々は即時NHK(ノーベル賞が欲しかったけどかなわなわかったね)を結成、残念会を開いたのである。しかしいつの日にか、我々の偉業が認められる日が来るであろう。その日までくじけるなNHK(沼津ヒモノーズ兄弟)!!
1999/3/17
このホームページももともとこの徒然草くらいしか更新してなかったけどここしばらくはここさえ更新していませんでしたな。まことに申し訳ないこってす。現在管理人は大学の授業と卒論と就職活動に追われており、なかなか更新するのが難しい状況になっています。ネット自体は就職活動に使用しているからしてるんですけどね。できるだけ徒然草くらいはこまめに更新するようにします。とりあえず今日はこの前の旅行時の台湾で印象に残った食べ物について。

まず、台湾のオタクスポット「光華商場」近くの喫茶店で食べたハムのハンバーグ。これはぽんぴぃが頼んだものだったんですが、一口食べさせてもらったら滅法うまい。パンが柔らかくてフワフワしてるんです。具のハムもおいしい。全体的に台湾は大陸と全然違ってパンがとてもおいしかったです。

そして、台湾の予備校街「南陽街」にたくさんある弁当屋のひとつで食べたお弁当。大陸で言う「盒飯」と同じで、店先にいろんな料理が並べてあって、発泡スチロールの入れ物に好きな具を入れてもらう。値段は大陸の8倍位する(大陸60円、台湾500円)し弁当代としては日本と変わらないくらいだけど、これがまたうまい。日本のコンビニで売ってる弁当なんか比べ物にならないほどうまい。僕が入れてもらったおかずは八宝菜、湯葉包みハンバーグ、炒めほうれん草、骨付き鶏のから揚げだったが、全部うまい。とくに湯葉包みハンバーグと鶏のから揚げは絶品。台湾の学生は毎日こんなもの食べてるのかと思うとジェラシーが湧き上がってくるほどだ。

ラストが飲茶専門店「鼎泰豊」。ここはメニューに日本語表記もあるので頼みやすい。いつも込んでるとの情報だったが実際すごく込んでいた。ここではエビワンタン、パイコーメンなどを食べたけれどなんといってもここの一番は「蟹粉小篭包(蟹まんじゅう)」!!ぽんぴぃはこれを食べたときにうまさのあまり白目を剥いたほどだ。彼曰く「味皇が陽一の料理を食べて舌を光らせたり海の上を走ったり大阪城を破壊するわけがわかった。しかし俺には発光装置も不死身の体も巨大化能力もないので白目を剥くくらいしかできない。」とのこと。

そんなわけで台湾はなによりも「食べ物のおいしい国」としてヒモノーズ兄弟の頭にインプットされることになった。思ったより物価はずっと高かったけど。
1999/3/4
台湾 vs あさり 第ニ回戦第一ラウンド
「さあ注目の一戦が始まろうとしています。初戦を敗退で飾ってしまったあさり選手、果たして二回戦目の今回は雪辱を果たすことができるのか。まもなく第一ラウンドのゴングが鳴ろうとしています。解説はわたくし福留とゲストに格闘漫画「グラップリャ刃鬼」の作者で熱狂的なうまいものデスマッチのファンであられる板柿恵介先生をお迎えしております。板柿先生、よろしくお願いします。」
「どうぞよろしく」
「さああさり選手、ここは勝って弾みをつけておきたい。どのような作戦で行くのでしょうか。おっとここで控え室から情報が入ってきました。どうやら第一ラウンドはワンタンで勝負する模様です。朝起きて銀行まで換金に行き、適度に腹を好かせたところで銀行の近くにあるワンタン屋へ行くようです。この作戦、どうですか板柿さん?」
「そーですねー。朝飯というのは非常に重要ですよ。そして適当に歩いてからの朝飯というのはこりゃあどんなものでもうまいですからね。いい作戦だと思います。」
「どうやらあさり選手、銀行へ行くのに多少手間取っているようです。方向音痴なんでしょうか?しかし手にはしっかりと地球の歩き方を握り締めて何度も地図を確認、ようやく銀行で換金を終えたようです。」
「あさり選手、この時点ですでにかなり空腹のようですね。これも作戦のうちなんですかねえ。」
「ただ単に迷っただけだと重いますよ。おっとワンタン屋は銀行のすぐ近くにあった模様です。“カーン”ゴングの音が鳴り響きます。どうやらワンタン専門店で、メニューは大、中、小しか存在しないようです。おっとあさり選手ここは小を選択。やはり朝ですからそんなにがっちりとはいかないようです。お、どうやら運ばれてきたようです。こ・・・・・これは・・・・でかい!!どんぶりもでかいし、中身のワンタンもでかい!これはワンタンというよりは水餃子ですよ!?」
「そーですねー。挑戦者としては朝ですからさっぱりといくつもりだったのでしょうがこれはいきなりヘビーなものを頼んでしまいましたねー。しかし問題は味、味ですよ」
「さあレフェリーぽんぴぃ樋口の判定はどうか・・・気になるところです。」
「辛い・・・・そして重い。もう食えない。」
カンカンカンカン!
「おっと、ここでタオルが投げられました。あさり選手、ワンタンを半分以上残してリタイアです。この結果はどうなんでしょうねえ板柿さん?」
「んーそうですねー、ねらいはよかったと思いますけどねー。しかし問題は結果ですからねえ。やはり朝食は銀行のすぐ近くのコーヒーショップでコーヒー&ワッフルのおいしそうなモーニングセットにしておけばよかったんじゃないですかねえ。台湾だからって無理にワンタンにこだわったのが敗因だと重いますよ。」
「やはり柔軟に対応していかないとだめということですね。では板柿さん、ありがとうございました。」
「ありがとうございました。また第ニラウンドに期待したいですね。」
○台湾 vs あさり●(99年2/24朝食戦)
1999/3/3
台湾 vs あさり 第一回戦第一ラウンド
「いやー、ついに街に待った一戦が始まりますねえ。世界ヘビー級うまいものデスマッチ第一回戦“台湾vsあさり”、まもなくゴングです。解説はわたくし福沢とゲストに琉球拳闘会の会長であられるヨーコ・具志堅さんをお迎えしてお送りします。具志堅さん、よろしくお願いします」
「そっちゅね」
「ベタなお返事ありがとうございます。“カーン!”あっ、どうやら試合開始した模様です。夜中の10時に台北のホテルに到着したあさり選手、もうこの時間に開いている店はありません。ここは屋台に行くという手もありますが・・・おや、違います。挑戦者あさり、どうやら“24時間の飲茶の店”という技に出ました。さすが対戦者の情報集めには余念がない模様です。」
「そっちゅね。試合開始直後はスタンダードな飲茶で様子を見る。実に基本に忠実な試合運びっちゅね。」
「おや?挑戦者、メニューを見てビビっております。どうやら値段が高すぎると感じているようですが・・・。」
「そっちゅね。挑戦者は対飲茶戦は大陸での思いっきり食べて40人民元(600円)というような比較的階級の軽い相手とやった経験しかないでちゅ。ところが台湾ではひとつの料理がこれと同じくらいの値段でちゅから、これは一発一発の重さが違うっちゅよ。」
「さあ試合開始早々大変なことになってまいりました。挑戦者あさり、いきなりのピンチです。おっとあさり選手、メニューの中から手軽な品を選び始めました。叉焼包、蝦餃子、春巻と基本を押さえたオーダーです。これに定番のマンゴープリンを加え、安めのメニューから選びつつも一通りのものは食べられるという高度な技術を駆使しており、この時間からして“夜食”っぽく少な目のオーダーにすることにも注意を払っています。さあ、この一手がどう出るか。」
「そっちゅね、この非常に基本に忠実な、スタンダードな手が台湾にどこまで通じるかが見物っちゅね。あっ、料理が運ばれてきたようでちゅ。」
「さあ、これが事実上挑戦者あさり選手と世界第一位台湾選手のファーストコンタクトになるわけです。見た目は普通の点心だが味はどうか、さあ挑戦者料理を口に運んだ、味はどうか?おっと、挑戦者様子がおかしいぞ、どうしたのか?ではここでレフェリーぽんぴぃ樋口のコメントをどうぞ。」
「全部の料理が薄荷の味がする・・・臭い。」
「なんとしたことでしょう、せっかくの料理も匂いがきつくては味を楽しむどころではありません。肉の匂い消しのつもりなのでしょうか、薄荷の匂いとは?具志堅さんこれはどういうことでしょう」
「そっちゅねえ、ここは24時間の店でちゅから、料理は常に作り置きの可能性がありまちゅ。その防腐剤の匂いかもしれまちぇんね。しかしまだ挑戦者にはマンゴープリンという最後の切り札がありまちゅよ。試合はまだわかりまちぇん。」
「おっと、どうやらその問題のマンゴープリンが運ばれてきたようです。見た目は・・・なんだか安っぽいぞ。大丈夫か挑戦者。さあレフェリーぽんぴぃ樋口、判定をお願いします。」
「安いプリンの味がする・・・」
カンカンカンカン!
「おっと、ここでゴングです。挑戦者あさり選手、TKO負けです。台湾選手との初戦を黒星で飾ってしまいました。具志堅さん、どうでしょう?」
「そっちゅね。あさり選手はよくやったと思いまちゅよ。初戦は残念な結果に終わってしまいまちたが、うまいものデスマッチは一回では終わりませんので、二回戦三回戦に期待したいでちゅね。」
「ありがとうございました。それではみなさん、第二回戦でお会いしましょう。実況はわたくし福沢とヨーコ・具志堅でお送りしました。」
「ありがとうございまちゅた。」

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