'02 August



Aug / 02 / 2002

 おう、おめーら。まさか、ホントーにオレがロリコンだと思ってるんじゃぁないだろうな?アレはな、冗談だ。大人の冗談だ。ケンイチってヤツが悪いんだ。オレがよ、小学生ぐらいの女の子に萌えると思うか?思わないだろ?せいぜい高校生以上だ。

 ポニーテールが好きって言うとロリコンだそうだ。注意して世の中見回してみると確かに低年齢の女子に多く、大学生ぐらいになるとけっこう珍しい。だから、大学のキャンパス内でポニーテールの子を見ると、頭の近くに♪マークが浮かんじまう。不思議なモノで、この髪型をしているだけで、フツーの容姿の子も5倍はかわいく見える。カワイイ子がすればもう興奮モノだぜ、オイ。

 だってよぉ、かっわいいじゃん。ポニーテールって。女の子らしいし。別に、うなじを見るのが好きなわけじゃぁないんだ。結わえてる髪と、額に垂れてる前髪だけでご飯オカワリできるな。時代の流行もあるし、聞いた話によるとこの髪型は毛根を痛め易いそうで、現状のままではあの子もこの子もポニー♪という我ハーレムは作れそうにないが、今後頼める状態にある関係の子ができたら頼んでみようかなぁ、と思っている(危険を伴うが)。ちなみに先日、飲み会で友人に頼んでみたら「ゴムがないから」と笑いながら拒否された。ゴムがなくても手を使ってしばれるじゃんと言っても、やはりダメだった。

 とりえあず、将来子供が生まれて女の子だったら、ポニーテール推奨型で行こうっと♪・・あ、こんなコト言うからロリコンなのか。こりゃ重症だな。しばらく北へ放浪の旅に出るとするか・・・。







Aug / 04 / 2002

 友人のススメでアニメ「彼氏彼女の事情」(全26話)を見た。原作(津田雅美・月刊「LaLa」に連載中)は少女漫画である。漫画の絵柄はコテコテの少女漫画風タッチだが(読んだコトはないが)、アニメでは爽快活発、ものすごくノリの良い仕上がりになっている。恋愛ドッキドキな部分や人間が持つ暗い表情などを見せるものの、全体的にはコメディ・タッチのギャグアニメである。感想文を書きなさいという指令があったので、以下に記す。

 物語の主人公・宮沢雪野は見栄王である。小さい頃から周りにチヤホヤされるのが生甲斐であったが、その影では血の滲むような努力をしていた。学校では完璧な優等生であった彼女だが、それは仮面をつけた偽りの姿であった。上品な姿はただの外面、性格が良いのも大嘘、本当の雪野は誰より尊敬されたり、憧れられたり、特別扱いされたり、チヤホヤされたり、一番を取るのが大好きなだけの見栄王なのである。しかし、高校入学と同時にライバルが出現する。それがこの物語のもう一人の主人公、有馬総一郎である。彼は雪野以上の優等生であり、雪野は打倒・有馬に燃える。だが、ひょんなコトから有馬は雪野の素性を知ってしまう。弱味を握られた雪野は、次第に有馬と同じ時間を共有するようになる。そんな有馬も暗い過去を引きずる高校生だったのだ。雪野と有馬、互いの存在が自分を変えてくれると気づき、やがて二人は付き合うようになる。

 以上が、このアニメのアラスジである。後は周囲の人間も巻き込んで様々なドラマが生じるワケだが、基本的に雪野と有馬はラブラブの状態のまま、成長して行く。物語は全般的に「恋愛」がメインテーマだが、もう一つの重要なテーマが「家族」である。重要な登場人物のほぼ全員の家族関係が紹介される。明るい家庭もあれば、寂しい家庭もある。その寂しさをずっと引きずる者も、気にしない者もいる。このアニメは、その辺のキャラクター設定や描写が特に優れている。キャラクターの設定に関してはけっこうベタなモノが多いが、他の登場人物と上手く連動させるコトで安っぽさを感じさせていない。環境はまったく違えど、見る側に共感をもたらすコトを可能にしている。

 しかし、このアニメが本当に面白いのは第14話までである。残りは今までの総集編やアラスジをしつこく繰り返したり、同じ問題をいつまでも浮かばせている。アニメでは第26話で事実上終了しているが、それは打ち切りといった感じで、物語としてはまったく完結していない。本当に、途中でブチッと途切れてしまうのだが、それがやや残念である。この物語の一番の面白さは、やはり雪野が有馬を巡って右往左往するトコロにあるのだが、アニメの後半では互いに交差するシーンが減り、その辺の描写が少ない。また、有馬は幼少の頃の辛い記憶を引きずっていたのを、一旦は雪野の存在のオカゲで吹っ切れたハズだったのだが、後半ではまたしつこく悩ませており、せっかくの有馬というキャラクターを台無しにしているように感じる。今までスピーディーだった展開を、遅くさせているのも残念だ。

 全体的には、非常に優れたアニメだったと思う。ただ、一話完結型の物語ではないので、テレビ放送で長く続けるのは難しかったのだろう。アニメが原作の漫画に追いついてしまうと、そこから先には進めないのである。このアニメで僕が最も好きなキャラクターは、男性では雪野の父・宮沢洋之である。娘達からは大きな弟と映っている子供っぽいお父さんなのだが、その姿がカワイイ。一度、真面目な姿を見せたがそれはかっこ良かった。宮沢家は和気藹々とした一般庶民だが、そんな家族には素直に憧れてしまうのだ。女性では、やはり雪野が一番面白い。見栄のタメに、平気で猛勉強したりしている姿が大バカでカワイイのだ。

 最後に、第4話の終盤で雪野の妹・宮沢花野が言っていたセリフを紹介する。有馬に告白されて、その返事を迫れられるがどうするコトもできない雪野に対して、花野が述べたものである。

 「お姉ちゃんって、今まで傷ついたコトがないんだよ。ずーっと褒められてきたもんね。しかも本性上手に隠してしまったもんだから、本当の自分を出すのが怖くなっちゃってんだよ。嘘の自分は傷つけられても痛くないけど、本当の心は痛いもんね。お姉ちゃんが今、傷つけられて一番怖い人は有馬君だもん。でもさ、お姉ちゃんはどっかで気づいてると思うんだ。傷つくのが怖いのは、相手より自分の心を大事にしているからだって。あたし、好きになるっていうのはその逆のことかもしれないって思うんだよっ。」

 この言葉で、雪野はようやく勇気を出して、有馬に想いを告げる。口でではなく、「もし傷つくのなら、・・最初の相手は有馬君だ。」と考えながら、そっと彼の手を握りにいくのだ。「その日、”彼氏””彼女”になりました。」という文で第4話は終わる。バックで流れるインストルメンタルの「夢の中へ」が情景と合い、間違いなく「彼氏彼女の事情」で、最も良いシーンである。







Aug / 10 / 2002

 いよいよ明日からサイクル部の夏合宿です。今年は2年生ながらも僕も班長の一人となり、旅のプランを作りました。2002年は「東北」のプランだったのですが、「北海道も行ってみたいにゃー」という個人的なわがままから、「じゃ、君も班を作ればいいんじゃん」と言われて、多少経験不足ながらもリーダーを任されるコトになりました。東北、そして北海道。・・・・どうせなら、東京を出発して、東北を通り、北海道に着けばいいんじゃん?という、最初は軽いノリで、半分シャレのツモリでプランを発表したのですが、1年生2人が参加するコトになり、見事僕を含め3人で東京日本橋発・北海道札幌着の大胆すぎる自転車の旅となりました。

 以下、日程です。

 8月)
11日・ 東京 > 水戸  105km
12日・ 水戸 > いわき 95km
13日・ いわき > 原町 65km
14日・ 原町 > 仙台  75km
15日・ 仙台 > 松島 > 一関  115km
16日・ 一関 > 盛岡  90km
17日・ 盛岡 > 八幡平 60km
18日・ 八幡平 > 十和田湖  70km
19日・ 十和田湖 > 八甲田山 > 青森  70km
20日・ 青森 > 竜飛岬 70km
21日・ 竜飛岬 > 函館 90km
22日・ 函館 > 森   40km
23日・ 森 > 長万部  80km
24日・ 長万部 > 室蘭 70km
25日・ 室蘭 > 苫小牧 70km
26日・ 苫小牧 > 札幌 50km
27日・ 帰路

 ただし、この予定が素直に実現する可能性は限りなく低いと思います。自転車の走行は疲れや天候などに大きく影響されるからです。途中に中日を入れなかったのが今思うと失敗だったかなとも感じますが、見所や観光名所を巡りつつの最速ルートは上記のようになったワケです。昨年の夏合宿は5人で九州をまわったのですが、それも当初のプラン通りにはなかなか行かないものでした。26日に札幌に着いた後は、僕は電車または飛行機で東京へ戻るツモリですが、他の1人はアフターで宗谷岬まで走り、もう1人は飛行機で大阪まで行き、そこから別に所属しているサークルの夏合宿に途中参加するというコトなので、すんごい根性だと感じます。

 この自転車旅行は基本的には自炊・キャンプ中心になります。しかし、今回は各地でオイシイものをたくさん食べて(北海道の海の幸とか、盛岡のわんこそばとか)みたいので、グルメに金は惜しみたくないと思います。グルメに限らず、松島・八幡平・十和田湖・奥入瀬・八甲田山の絶景は楽しみです。それでも、今回の夏合宿の最大の意義は、自転車で東京から札幌まで走り、達成感を味わう・・というモノなんですけどね。

 元気良く、安全に、水分補給を怠らずに、多少無茶をしながらも札幌を目指します。では。行って来ます。







Aug / 28 / 2002

 関東・東北・北海道サイクリング 〜轍〜 (1)

 サイクリングの夏合宿が無事終了しました。

 充実した17日間でした。よく毎日毎日自転車に乗り、東京から札幌まで行っちゃったもんだなと思います。夏合宿を終えてみると、長かったような、短かったような、それでもやっぱり長かったように思えます。僕にとっては馴染みの薄い東北や北海道といった地方に行けたのも良かったです。

 今回の夏合宿は2年生ながらも僕がリーダーとなり、僕と1年生が2人という構成となりました。全員が無事に夏合宿を終えさせるタメの責任感などはけっこうありました。3人はやはり少なかったなと思いますが、この人数とメンバーでなければ予定通り札幌までは行けなかったような気がします。

 自転車で通った関東、東北、北海道の風景、それぞれ印象深く残っています。東京・日本橋から出発し、国道6号で海沿いを北上、国道4号で仙台・一関・盛岡を通過し、十和田湖を通って青森に入り、電車で函館まで渡って札幌へ到着しました。東北地方を走っていた期間のほとんどが雨に見舞われたのは残念でしたが、それでも名所名所では晴れてくれました。

 仙台では名物の牛たんを食べ、盛岡ではわんこそばに挑戦し僕は115杯という結果を残し、平泉で泊まった毛越寺YHでは早朝座禅を体験し、奥入瀬渓流では有名な銚子大滝を眺め、青森では三内丸山遺跡を観光しました。北海道に入ってからは、函館では運良く晴れてくれたオカゲで函館山の頂上から100万ドルの夜景を見るコトができ、室蘭では地球岬で見渡す限りの水平線を眺め、ゴール地点である札幌時計台に到着した時は、言葉では表しにくい達成感に溢れました。

 関東からずっと走ったオカゲで、北に進むにつれても景色の変化をよく知るコトができました。実際、東北(福島県いわき市)は二日目に入ってしまうので関東地方はわずかだったのですが、だんだん気温が涼しくなっていくのも肌で感じられました。北海道はやはり涼しく、「夏のツーリングと言えば北海道」を実感しました。昨年は、よく真夏の九州を走り回ったものだと思います。

 大学の夏休みはまだ1ヶ月程残っていますが、夏という季節は終わってしまった気がします。今はやや飽和状態ですが、秋になればまた自転車に乗り出す気がします。残った夏休みは、バイトしたり友達と遊んだり湘南の海にギャルをナンパしに行きたいと思っています。







Aug / 29 / 2002

 関東・東北・北海道サイクリング 〜轍〜 (2)

 夏合宿データです。

 <日程

 8月)
11日 ・ 東京 > 土浦 > 水戸 (120.93km)
12日 ・ 水戸 > 日立 > いわき (113.95km)
13日 ・ いわき > 原町 > 鹿島 (115.11km)
14日 ・ 鹿島 > 相馬 > 仙台 (100.45km)
15日 ・ 仙台 > 一関 > 平泉 (102.22km)
16日 ・ 平泉 > 北上 > 盛岡 (102.62km)
17日 ・ 盛岡 > 安代 > 鹿野 (105.94km)
18日 ・ 鹿野 > 十和田湖 (55.16km)
19日 ・ 十和田湖 > 八甲田 > 青森 (72.89km)
20日 ・ 青森 > 蟹田 >(輪行)> 函館 (55.88km)
21日 ・ 函館 > 森 > 長万部 (114.53km)
22日 ・ 長万部 > 虻田 > 室蘭 (103.05km)
23日 ・ 室蘭 > 登別 > 苫小牧 (85.48km)
24日 ・ 苫小牧 > 千歳 > 札幌 (時計台・54.56km、65.38km)

25日 ・ 札幌 (25.30km)
26日 ・ 札幌 > 小樽 (電車)
27日 ・ 小樽 > 函館 > 八戸 (電車・18切符)
28日 ・ 八戸 > 盛岡 > 仙台 > 東京 (電車・18切符)


 <期日・距離

 夏合宿・期日 〜 13泊14日
 アフター&移動日含 〜 17泊18日

 東京・日本橋 > 札幌・時計台 (1302.77km)
 夏合宿・総走行距離 (1338.89km)
 平均時速 ・ 17.44km


 <宿泊

 テント ・ 5回
 ユースホステル ・ 4回
 ライダーズハウス ・ 2回
 駅 ・ 1回(函館)
 ファミレス ・ 1回

 テント&野宿率 ・ 46%


 <食事(夜御飯)、風呂

 自炊 ・ 5回
 外食 ・ 6回
 コンビニ ・ 2回

 自炊率 ・ 39%
 自炊内容 ・ 
 鶏照り焼き、シーフードカレー、生姜焼き、パスタ、インスタントラーメン、焼き肉etc

 各地名物(昼飯含) ・ 
 納豆(水戸)、牛たん(仙台)、ずんだもち(古川)、わんこそば(盛岡)、姫鱒(十和田湖)、海鮮丼(函館)、ラーメン(札幌)、うに丼(小樽)

 温泉 ・ 5回
 銭湯 ・ 2回
 風呂 ・ 5回


 <その他

 使用金額 ・ 10万円弱

 最高標高地点 ・ 860m(秋田県・笹森展望台)

 パンク数 ・ 2回(僕は0)

 通過都道府県 ・ 
 東京都、千葉県、茨城県、福島県、宮城県、岩手県、秋田県、青森県、北海道







Aug / 30 / 2002

 関東・東北・北海道サイクリング 〜轍〜 (3)

 夏合宿へ行く数日前、夏休みに家族でグアムへ行くという友人に「旅行は日頃の疲れを癒すためにあるのに、なんでわざわざ疲れるようなことをするのか」のようなコトを言われた。正確には、僕のやっているコトは旅とか夏合宿と呼ばれるもので、彼のは観光旅行なので内容も目的も違って当然なのだが、彼の言うコトも分かる気がする。ハード・スケジュールの自転車の旅など疲れるに決まっているのだ。しかし、そんな疲れなど感じさせない魅力が自転車の旅にある。

 車やバイクではなく、あえて自転車を使う意義は、「自分で足を使って走る」という自走である。スピードも決して速くないタメ、景色をゆっくりと眺めるコトができたり、簡単に休憩したりするコトもアドバンテージである。また、野宿の回数を増やせば安く、遠くまで、長く旅をするコトができるのも良い。確かに自転車を買う際の出費はキツイが、後は安上がりの旅を楽しむコトができるのだ。

 自転車の旅の最大の魅力は地元の人との触れ合いである。こればかりは団体旅行や家族旅行ではほとんど味わえない。ましてや自転車である。街中で数え切れない程「どこから来たの?」「どこまで行くの?」と聞かれた。東京から札幌まで行くのだと答えると、みんな応援してくれる。温泉にいる時でも、夜ご飯を食べている時でも、キャンプしている時でも、色々な人に声をかけられる。地元のおじさんおばさんも、バイクを乗り回してる兄ちゃんも、女子中学生も、老人も、銭湯の番台の人も、過去に自転車の旅をしたコトがある人も。彼らに色々と地元の話を聞いたり、応援してもらったり、中には夜御飯を御馳走になったりもした。旅の後、お世話になったので手紙を送ろうと思っている人が3人いる。

 北海道はバイクや自転車ツーリングの聖地と呼ばれている。北海道に着く前までは、僕は単に涼しいから、道が広くて果てしなく長いからだと思っていた。確かにそれもあるが、聖地と呼ばれるワケは旅人の数である。昨年の九州サイクリングや、今年東北を走っていた時とは比べモノにならないぐらいの数である。道ですれ違う時に互いに手を振って挨拶したり、ライダーズハウスと呼ばれる簡易な旅の宿で出会う人たちの話を聞いたり、とにかく北海道ならではの出会いが多かった。函館では三年かけて日本一周をした自転車乗りのおじさんにも会ったが、彼は日本二周目の北海道が丁度終わったトコロだった。彼の話を聞いたり自転車を見たりすると、やはり上には上がいるものだなと感じた。また、札幌では自転車で北海道を一周している18歳の女の子とも会った。現在はフリーターだが、旅の途中に会った人に小樽で仕事を紹介してもらえるそうで、そこでしばらく生活するそうである。小柄で真面目そうな女の子だったが、こんなに根性があるというか、色々な意味で力強い女の子に会うのは初めてだった。他にも道端で時計やストラップを売ってる大阪から来た自転車乗りの男や、バイクで北海道を何ヶ月か放浪している人にも会った。北海道にはタダで泊まれるライダーズハウスがあり、そこから農家に通ってアルバイトして資金集めをし、また旅を続けるという人もいて、まさに北海道で生活しているのである。現在の僕には、さすがにソコまでやる時間も資金も根性も無いが、北海道の魅力は充分に知るコトができた。今年は北海道の道南の方を走ったが、来年はサークル全体の合宿先が北海道なので(今年は一応東北メインだった)、道東の方を走ってみたいと思っている。

 貧乏旅行、なのである。一歩間違えればホームレスに近い生活である(そりゃ女子が入らないワケだ)。野宿、自転車、旅。確かに日頃の疲れを癒すコトはできないが、都会の日常から外れるコトはできる。こういう旅は、いつまでも深く印象に残ると思う。実際に、去年の九州サイクリングも、他のどの海外旅行や家族旅行よりも濃くて楽しい毎日であり、風景も出来事も正確に思い出すコトができる。こういった旅は、大袈裟ではなく、自分の経験となり力となると思う。「札幌まで自転車で行ったぜ!」という事実は、少なからずとも自分の自信につながった。

 自転車の旅で走った道の後には、一本の轍が残る。それには自転車に乗っていた者の様々な想いが刻まれている。その轍は決して消えるコトなく、そこに残る。いつまでも、いつまでも。いつの日か、再びその道を通った時にも自分の轍は必ず見えるのだ。


 今回の夏合宿でお世話になった多くのみんな、本当にどうもありがとう。最高の夏休みでした。







Aug / 31 / 2002

 関東・東北・北海道サイクリング 〜轍〜 (4)

 旅行中の小話をちょこちょこと紹介。

 (1)水戸では一応、スーパーで納豆を買って食べたが、果たしてそれが水戸納豆だったかどうかは不明である。パッケージには「本場・水戸で絶賛!」と記されており、産地は茨城県ではあったものの水戸ではなかった。つまり、これって水戸納豆じゃないってコトだよな?

 (2)茨城県北茨城市と福島県いわき市を分ける鵜ノ子岬というのがある。地元の人の話によると、昔は自殺の名所だったそうな。その崖のトコロまで行ってみたが、草ボーボーの雑木林の中で、柵も無く、今でも海に身を投げれば自殺できそうなままだった。なんだか不気味な場所であった。

 (3)古川でずんだラーメンっていうのを食べた。ずんだとは、枝豆である。このラーメンは枝豆をすりつぶして麺にしており、緑色をしていた。ラーメンというよりはソバといった感じで、うまいんだかよく分からなかった。また、十和田湖で食べた姫鱒の刺身は、値段の割にはわざわざ十和田湖で食べなきゃいけないって程でもなかった。

 (4)僕らの他に、もう一班夏合宿を東北で行っていた。彼らとは盛岡で合流した。ルートは、福島 > 松島 > 気仙沼 > 遠野 > 盛岡 > 鹿野 > 八戸、である。こちらはけっこう短い(距離は長いが)。もう一つ、班ではないのだが3年生2人で新潟辺りを走っていたそうだ。3日で3000mアップという、エグエグの内容だったらしい。

 (5)盛岡で挑戦したわんこそばは面白かった。盛岡では他の班とも合流し、合計6人で店へ行ったのだが、一番食べたヤツが150杯、少ないのが100杯。この100杯食べたヤツは、「そば嫌い」で冷麺にしたいと言っていたが、多数決で負けて食いたくもないものをひたすら食べさせられていた。それでも100杯も食べたのだから、褒めてあげたい。ちなみに、100杯越えると記念の手形が貰える。

 (6)雨の日が多かった。夏合宿の間、実際に晴天と呼べるのは4,5日ぐらいだった。雨風強い寒い日を、黙々と自転車で国道を走り続けるのは、けっこうきつかった。雨の日が多かったので、自然にユースホステルに泊まる日も多かった。

 (7)本来の予定では竜飛岬へも行くツモリだったが、竜飛岬にある駅「竜飛海底」はあらかじめ予約していた人でないと乗車できない駅だったタメ、竜飛岬へ行くのは断念し、手前の蟹田から電車に乗って函館まで行った。竜飛岬へはいつか行きたいと思う。

 (8)長万部。北海道道南の海沿いにある。ゲーム「桃太郎電鉄」では物件のある駅なので、てっきり大きな街かと思っていたのだが、マジで小さな街だった。名前はよく聞くが、観光地というワケでもない。ちなみに「桃太郎電鉄」では農林物件でジャガイモ畑(2000万円・5%)、水産物件でカニ市場(1億円・5%)がある。

 (9)合宿中、最も驚いたコト。室蘭で泊まったライダーズハウスでコンビニ弁当を食べた。僕は弁当と納豆巻きを食べていた。すると、一緒に行った2人のウチの1人が、初めて納豆巻きというモノを見たと言う(知識としては知っていたらしい)。彼はけっこう育ちの良い子だったのだが、コレにはさすがに驚き、もう1人の子と一緒にバカにしまくった。他にも納豆巻きバージンだった子には色々と驚かされた。それがまた楽しかった。今思うと、あの時納豆巻き1つ食べさせてやれば良かったと思う。多分、食べないって言われただろうけど。

 (10)札幌市内に入り、ゴールまで数キロという場所で居酒屋「親不孝」(コレを逆さに書いて「親孝行」と読む)の主人に声をかけられた。北海道自転車一周の女の子と初めて会ったのもこの時である(この子とは最終的に小樽まで毎日会った)。パワフルで豪快な主人で、夜の打ち上げをここでやった。「よく来たな!!」と笑いながら抱き寄せて頬をペシペシ叩かれた。夜は、わずか1万円で、超豪華な食事をさせて頂いた。巨大なズワイガニ、つぶ貝、刺身、山ほどの料理、お酒のみ放題、と。豪華な食事も嬉しかったが、何よりその主人の話を沢山聞けたのが大変良かった。また札幌に寄った時は必ず行きたい。

 (11)小樽では昼飯にうに丼(2000円)を食った。量は少なかった。夜ご飯は回転寿司屋に行ったが、サービスも質も悪かった。わざわざ小樽で食う寿司ではなかった。小樽は寿司で有名だが、けっこう観光化しており、ただ高いだけという店も多いそうだ。実際、函館で食ったうにの方がずっとおいしかった。

 (12)事実上一人旅となった小樽の夜は温泉に素泊まりした。八戸では、素泊まりの宿1800円をしぶって、コンビニの反対側の歯医者の駐車場にてアスファルトの上で寝た。なんかひもじかった。その時、蚊ではないようだが、得体の知れない虫(?)に手の指や足を刺され、今でもちょこっと腫れている。

 (13)他の2人とは26日に小樽で解散した。解散後、1人は富良野に「北の国から」の景色を見に行ってからフェリーで帰ってきた。もう1人はそのまま自転車で最北端の宗谷岬を目指し、ついでに礼文島・利尻島へも行くそうだ。礼文島には日本3バカユースホステルの1つと言われている桃岩YHがある。話を聞くトコロによると、とにかくすごいYHなのだ。

 (14)僕は小樽から青春18切符を使って電車で帰った。自転車は札幌からヤマト運輸で実家に(着払いで)送ったが、それでも残りの荷物を持って小樽を歩き回るのはしんどかった。ちなみに合宿中、ようやく時刻表の読み方というのを覚えた。

 (15)北海道は電車の本数が少ない。乗り換えの駅で1時間ぐらい待たされるコトもあった。よって始発で小樽を出たにも関わらず、一日で八戸までしか行けなかった。翌日は嵐のような乗り継ぎで八戸から東京まで帰って来た。間に10分ぐらいしかなく、本当に一日中電車に乗っていた感じだ。

 (16)3人、それぞれ自転車に積む荷物を分担した。1人は寝袋と銀マット、1人は寝袋とテント、僕は調理器具。この調理器具はカゴに入れるのだが、とにかく重い。自分の荷物とあわせて何kgになったのかは分からないが、北海道に着く頃にはキャリアがその重さに耐えきれずに情けなく曲がっていた。あと数cmで後輪に当たってしまうというトコロで、夏合宿は終わった。

 (17)一緒に行った2人は、自転車のメカニカルな知識について豊富だった。僕より圧倒的に修理の知識も多い。自転車もかなり丁寧に扱う(ワックスかけたり、こまめなメンテナンスをしたり)。そんな彼らは合宿中、何度もメカトラに遭い、その度に苦戦していた。僕は3人の中では最も乱暴に自転車を扱うくせに、メカトラは全然無かった。去年の九州サイクリングは、メカニック知識の乏しい5人が参加したが、深刻なメカトラは無かった。自転車は少々乱暴に扱った方が良い、というコトだろうか。

 (18)友人達へのお土産は札幌で買った熊のハチミツ飴である。お土産で、食うものは1時間で忘れる。キーホルダーは2時間で忘れる。だったら、安い飴でいいだろうと思って、飴はたくさん買った。けっこうオイシイらしいのだが、僕はまだ食べていない。

 (19)狭い日本も自転車で走れば広く感じる。地球は小さいと言っても、それは人間個人個人にとってみれば、神様が与えてくれた広すぎるフィールドなのではないかとも思う。

 (20)来年も北海道である。次回は自転車ではなく、フェリーなどで行くコトになるだろう。でも、しばらくは自転車飽和状態が続くだろう。秋になったら、また走り始めるかもな。






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