1月5日:隣のお姉さんの肉ジャガ


 冬の寒い夜。一人暮しをしていると、余計に室内が寒く感じる。

 ”ピンポーン”

 おや、誰だろう。ドアを開けてると、そこにいたのは同じアパートの住人で、隣の部屋に住んでいる大学生のお姉さんだった。「あ、どうもこんばんは、隣の部屋の山田(仮名)です。あの、・・肉ジャガ、作りすぎちゃったんで、もしよければ食べてください・・」。そう言って、彼女は僕に手作りの肉ジャガの入った大きめのタッパーを手渡してくれた。

 ・・・・と、一人暮しをしているとよくあるパターンである。しかし、21世紀になり、この不景気かつ物騒な時代、昔よく見た日本の良き風景も今では激減してしまった。とりあえず、僕のアパートの両隣は、30歳ぐらいの夫婦と若い兄ちゃんなので、キレイなお姉さんから肉ジャガをもらう日は当分来ないようである。となれば、自分で作るしかない。

 肉ジャガである。実家ではよく食べるが、料理の本を見る限りではそう難しくもなさそうである。作ってみようではないか。早速、スーパーへ買い物にでかける。しらたき、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ。料理の本では牛肉を材料にしていたが、908円と高すぎて変えない。代わりに298円の豚肉を買う。

 まず、だし汁をつくる。料理の本には分量の目安が書いてあるものの、そんなのはオカマイマシに混ぜることにする。醤油、みりん、料理酒、砂糖。砂糖は、ブルガリア・プレーンヨーグルトに付いてきたやつの余りであるが、料理用としても使えるそうだ。

肉ジャガ製作段階


 ナベに切った玉ねぎを入れ、次に豚肉を炒める。肉の色が変わってきたら、ジャガイモとにんじんを放りこむ。しばらくして、しらたき、だし汁を入れる。そうして弱火で20分ほど煮てみた。ジャガイモとにんじんが柔らかくなったのを確認し、お皿に移して完成。簡単なものである。

 モグモグ。

肉ジャガ


 おいしい。だし汁もいい加減なワリには、味付けもけっこう良い。豚肉を使ったためほんの少しクサミが出ているが、そこまで影響は無い。後で聞いた話によると、最初に豚肉を料理酒少量と一緒に炒めるとクサミが出ないそうだ。

 1食分あまった。僕がきれいなお姉さんだったら、隣の一人暮ししている貧乏な浪人生(?)に差し入れしていたかもしれない。なんてね。でも、この味なら人に食べさせても大丈夫だと思った。オレ、料理の天才かもしんない。

 ・・・・と、まぁ、肉ジャガを満足に作れて調子に乗っている今日この頃。


今日の注目肉ジャガ
評価85点
反省点特に無し
コメント隣に引っ越して来てくれないかなぁ



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