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アスカ様の星占い

牡羊座(3/22〜4/19)


アスカ「牡羊座の人はね、短気だっていう話を聞いたことがあるわ」

シンジ「アスカ、すごいや。何でも知ってるんだね」

アスカ「あったりまえよ。天才少女であるこのあたしに、分からないことなんて
   ないわ。牡羊座の守護星は、戦の神マーズ(火星)なの。だから、喧嘩っ
   早いのよ」

シンジ「なるほど。でも、短気でいいことってあるのかな」

アスカ「甘いわね、シンジは。短気なだけじゃ、ダメなのは当然よ!それを行動
   で示すのが牡羊座のいいところなんじゃない」

シンジ「人間、行動しなきゃダメなんだね」

アスカ「その通りよ!でも、あんたが言うと説得力に欠けるわね」

シンジ「ひどいよ、アスカ」

アスカ「落ち込まないでよ。即、行動するのが、必ずしもいい結果を生むとは、
   限らないんだから」

シンジ「どういうこと?」

アスカ「短気なだけに私利私欲でつい行動しがちになって、他人に迷惑をかける
   ことがあるらしいのよ。この星座生まれの人に独裁者になった有名な人が
   いるんだもん」

シンジ「アスカ、今思い出したんだけど、冬月さんが牡羊座なんだって」

アスカ「副司令が?ウソ〜!?あんな落ち着いているおとなしそうな人が・・・。
   信じられないわね」

シンジ「そう言うと思ったよ。だから、呼んどいたんだ」

アスカ「へっ?」

冬 月「なにか用かね?そう時間がないから手短に頼むよ」

アスカ「副司令、なんで?」

シンジ「冬月さん、牡羊座ですよね?」

冬 月「そうだが・・・それがどうかしたのかね?」

アスカ「副司令、全然違うなぁと思ったんです」

冬 月「星占いかね?あながち間違ってはおらんよ。若い頃は無茶をやったもん
   だよ。カブキ町のコウさんといえば、結構有名だったんだがね」

 遠い目をする冬月とは、対照的に思い切りひいているシンジとアスカ。

冬 月「おっと、いかんな。もうこんな時間か。碇のヤツ、時間にはうるさいか
   らな」

 2人は言いたいことだけ言って、去っていく冬月の後ろ姿を呆然と見送った。

シンジ「ひ、人に歴史ありとはよく言ったもんだね」

アスカ「あの副司令がねぇ。なんかにわかに信じがたいわね」

 そう言いながら、シンジの頬を思い切りつねるアスカ。

シンジ「いたいよ、アスカ。やめてよ」

アスカ「ゆ、夢じゃない・・・ニャハハハハ」

シンジ「アスカ、しっかりして!うわ〜ん、アスカが壊れたよぉ」

 その後、アスカが正気を取り戻すまで数日を要したという。恐るべし冬月。


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