ギャルゲー編

Kanon
 ヴィジュアルアーツの大量に抱えるレーベルの一つ、Keyブランドの最初にして最強最大の18歳未満禁止パソコンゲーム。後にそのあまりの人気のため、「全年齢版」まで出たソフトである。
 同ブランドにはTacticsやリーフなどからやって来たギャルゲー作りの精鋭たちが集まっており、また「作品の完成度を上げるため」に発売日をかなり遅らせていたこともあって、発売前から注目を集めていた。
 内容は、幼い日の記憶を失った主人公(デフォルト・相沢祐一)が、かつて暮らしていた町に帰ってきたところからはじまる。そこで主人公は幼馴染みの従妹(いとこ)・水瀬名雪(みなせ・なゆき)をはじめとする懐かしい人との出会い、そして新しい出会いを通して、失われた過去の悲しい記憶の中に帰ってゆく…というもの。
 キャラデザインの樋上いたるの独特な画調(それに対する批判は、本人が一番気にしているらしい…)、キャラクターの、時に「あざとい」とまで感じさせる独特の口調、そしてこの業界ではおきまりとなったヴィジュアルノベル形式ということも相俟ってか、ゲームをプレイ(クリア)した人としていない人とで評価が真っ二つに分かれるソフトであるが、「泣かせ系」ヴィジュアルノベルとしては最高ランクに位置するソフトの一つと言って、異論を挟む人は少ないであろう。
 恋愛対象キャラクターは以下の5(6)人。
メインヒロイン・たい焼きの食い逃げの最中に主人公とぶつかることで出会う少女。実は主人公の思い出の人:月宮あゆ(つきみや・あゆ)
主人公の幼馴染みの従妹、睡眠を1日10時間以上とらなければならない女の子:水瀬名雪(みなせ・なゆき)
主人公の通うことになった高校の後輩だが、病気のため休学中の少女:美坂 栞(みさか・しおり)
記憶喪失で、ただ自分の名前と「主人公のことが憎い」という記憶を手がかりに、主人公に付きまとう少女:沢渡真琴(さわたり・まこと)
「魔物」を狩る使命のため、真剣を携えて夜の学校にひとり佇む少女:川澄 舞(かわすみ・まい)
〈舞の親友で、無口な舞とは対照的に常に笑顔を絶やさない人:倉田佐祐理(くらた・さゆり)〉


 「きずあと」と読む。後述のリーフ(Leaf)・ヴィジュアルノベルシリーズ第2弾。18歳未満禁止のパソコンゲームである。
 内容は、主人公・柏木耕一の父(親戚の家にいた)の死から数日後。数日間世話になることになった親戚の四人姉妹の家と、隆山の町で起こる謎の連続猟奇殺人事件。その渦中に巻き込まれていく耕一は、やがて、自らの家系の呪われた宿命を知る…という、ジャパネスク・サスペンスもの(?)。
 しかし、サスペンスものでありながら、登場人物(特に柏木四姉妹)の可愛らしさ、家族の絆の深さなど、陰惨な中にもヒューマン・タッチな描写が、同ジャンルの「食わず嫌い」を解消してくれる。
 シナリオの高橋龍也の麗筆はなお深みを増し、とくにトゥルー・エンドは涙なしには決して見る事ができない。また、To Heartまで同社のゲームキャラクターデザインを手掛けた水無月徹(現・水無月トオル)のキャラクターの魅力も、これまで以上に生かされている。
 ちなみに、このゲームは特に全シナリオを見ないと全体的な背景世界が見えてこないので、プレイの際は是非とも全エンディングを見ることをお勧めする(ちなみに最初は必ずトゥルーエンドかバッドエンドになる)。なお、この作品にもギャグシナリオが存在する。雫の時ほどマニアックなネタはない(前回は版権的にもかなりヤバい表現があったので…)が、スタッフのキャラクターに対する絶大な自信を伺い知ることができ(何の事?と思う人は、見てのお楽しみ)、今回も前回以上にブッ飛んだ内容となっている。
 恋愛対象キャラクターは、主人公・耕一の従姉妹(いとこ)四姉妹。従姉妹は法律上、ちゃんと結婚できるのでご安心を(何が)?
長女(一応ヒロイン)・母性的優しさと恐ろしさが同居する女性:柏木千鶴(かしわぎ・ちづる)
次女・粗野な言動と裏腹に、料理など家事の達人:柏木梓(かしわぎ・あずさ)
三女・無口で虚無的、しかし耕一に対しては誰にも負けない烈しい想いを抱いている少女:柏木楓(かしわぎ・かえで)
四女・優しくて可愛い理想的な妹的存在:柏木初音(かしわぎ・はつね)…なお、ギャグシナリオは彼女に完全に仕切られている(笑)。

口ぐせ
 ギャルゲーのキャラクターは、その存在をプレイヤーに印象づける意味からか、かなり特徴的な口ぐせを持っている。以下にその代表的なものを列記してみた:註、「口ぐせ」→キャラクター名(ゲーム名/メーカー名)
「あぅー、〜です」→マルチ(To Heart/Leaf,Aquaplus)
「あははーっ、〜ですよぉ」→倉田佐祐里(Kanon/Key)
「うぐぅ」→月宮あゆ(Kanon/Key)
「えへへ、お兄さん、ともみ、〜だもん」→愛沢ともみ(Piaキャロットへようこそ!2サターン版/カクテルソフト)
「(関西弁)」→保科智子(To Heart/Leaf,Aquaplus)、猪名川由宇(こみっくパーティー/Leaf)他多数
「〜だよ、〜もん」→長森瑞香(ONE, 輝く季節へ/Tactics)
「ちょお〜!」→大庭詠美(こみっくパーティー/Leaf)
「にゃあ! 〜ですぅ」→塚本千紗(こみっくパーティー/Leaf)

こみっくパーティー
 後述のリーフが出している18歳未満禁止のパソコン・ゲーム。内容は、美大に落ちた主人公(デフォルト:千堂和樹)が悪友にそそのかされ、同人誌の作家として成長(?)してゆくというもので、空前絶後の「同人誌作成シミュレーションゲーム」と呼ばれている。
 「同人誌とは何か」という定義づけがされていたり、締切前にドーピングして原稿を仕上げたり、実際にいそうなオタクが登場したり、同人経験者にとってはやたら嫌なリアリティのあるゲームだが、リーフ伝統の「お涙頂戴」的シナリオの数々は健在で、意外に誰にでも楽しめる娯楽作品としても完成されている。
 カクテルソフトから大量移籍したスタッフが制作にあたっており、また作曲も異例の5人体制であたっているため、グラフィック面・音楽面での充実度は素晴らしい。ただ、システム面での完成度が低く、初期ロットのバグの嵐はひどかった。
 恋愛対象キャラクターは以下のとおり。
ヒロイン、高校時代からの主人公の腐れ縁:高瀬瑞希(たかせ・みずき)
こみっくパーティ準備会のお姉さん:牧村南(まきむら・みなみ)
超大手サークル主宰の高飛車な女子高生:大庭詠美(おおば・えいみ)
中大手サークル主宰のド根性関西娘:猪名川由宇(いながわ・ゆう)
完全オリジナルの深い漫画を描くが、売れないサークルの子:長谷部彩(はせべ・あや)
コスプレイヤーで仲間の女の子と同人サークルをやっている子:芳賀玲子(はが・れいこ)
主人公が世話になる印刷所の一人娘:塚本千紗(つかもと・ちさ)
以下は隠しキャラクターです。ネタバレなので読みたい方は空白部分を反転させてください。
主人公のファンであがり症の女の子、その実は今をときめく声優アイドル:桜井あさひ(さくらい・あさひ)
主人公のパトロン(?)をオンライン上で演じているが、実は中学生で心臓病を患う薄幸の少女:立川郁美(たちかわ・いくみ)

ちなみに私・蟻 栄太は隠しキャラの2人に撃墜されました(メインはどーした)。

こみパ→こみっくパーティ


 それまで泣かず飛ばずだったリーフを、メジャーメーカーにのし上げるきっかけとなった作品。
 「弟切草」「かまいたちの夜」などで定評のある「ヴィジュアル・ノベル」形式を採用した18禁ゲームの魁であり、内容は、人間の脳の働きを狂わせる「毒電波」を巡る学園サイコホラーである。
 だが、この作品の真の魅力は、「サイコホラー」という舞台設定にあるのではない。陰惨な事件の背景に隠された、涙なしには見られない人間ドラマ、残酷ながらもハートウォーミングなストーリー、そしてそれを書き切った、シナリオライターの高橋龍也の麗筆にこそある。この作品から続くヴィジュアル・ノベルシリーズは、ただの「エロゲー」を文学作品の域にまで高め、18禁作品が市民権を獲得する原動力となった功績が大きい。
 また、この作品のもう一つの魅力として、「弟切草」や「かまいたちの夜」の伝統を踏襲しており(リーフがこの二作品を作ったわけではないので念のため)、全てのシナリオをクリアしたあとに見られるギャグシナリオが存在すること、またそれが本編を全てブチ壊すほど強烈なギャグであり、かつマニアックなネタのオンパレードであることも挙げられる。あなたはこのネタの中の何%の元ネタを御存知だろうか…?
 恋愛対象キャラクターはやや少なく、以下の三人。
ヒロインであり、主人公・長瀬祐介のかつての憧れの人、しかし今は対人反応的にややおかしい少女:月島瑠璃子(つきしま・るりこ)
バレーボール部所属、祐介の学校での怪事件の捜査に協力してくれる、真夏の太陽のような少女:新城沙織(しんじょう・さおり)
生徒会書記、事件の発端となった親友・太田香奈子(おおた・かなこ)の発狂、不審な行動を収拾するため、祐介の捜査に協力する健気な少女:藍原瑞穂(あいはら・みずほ)
 なお、To Heartを除くヴィジュアルノベルシリーズは、グッド・バッドを含め全てのエンディングを見てこそ初めて意味があるので念のため。 

先輩
 1. ギャルゲーの主人公にとっての先輩(特に女の子)を、マニアな人達はこう呼ぶ。
 2. ここでは固有名詞として、「To Heart」((c)Leaf,Aquaplus)の来栖川芹香(くるすがわ・せりか)を指す場合が多い。
 3. 転じて、トヨタ・セリカ(自動車)をこう呼ぶ人もいる。
例.「先輩ボディ」→ラジコンの1/10ツーリングカー用、トヨタ・セリカのポリカーボネート・ボディ(主に田宮模型から出ているもの)を指す

属性
 自分の好きなキャラクターの傾向(それもあまり他人に大声で言えないものである場合が多い)、いわゆる「趣味」を言う時に使う言葉で、「私は〜属性である」「〜属性がある」「〜属性の持ち主」などといった使い方をする。
例.「私、実はロリ属性(→ロリコン)なんです」/「栞属性」→「Kanon」((c)Key)のキャラクター、「美坂栞」本人、もしくは栞のような特徴(黒髪・おかっぱ、ロリータ顔、大人しいが健気な性格等)の子が好きである、という意味

東鳩
 1. 製菓会社。正式な社名は株式会社東ハト。本社・東京都渋谷区代々木2-1-1。創立・昭和27年(1952)5月、代表取締役社長:小林義迪(1999.10月現在)。設立当時の社名は東京製菓株式会社で、翌28年に東鳩東京製菓株式会社に社名変更。昭和63年に東鳩製菓株式会社となり、爾来「キャラメルコーン」や「オールレーズン」などの商品で親しまれている。平成8年(1996)、CIで現在の「株式会社東ハト」に社名変更した(誰がここまで調べーっちゅーてん)。
 ホームページアドレスはhttp://www2.tohato.co.jp/cgi/index2.asp
 2. 「To Heart」((c)Leaf,Aquaplus)の略称。本来の「東鳩」が上で解説している通り、「To Heart」の発売以前に「東ハト」に社名変更しているので、現在サーチエンジンで「東鳩」というキーワードで検索してヒットするのは99%こっちの内容だと思っていい(実際そーだった)。
例.「東鳩本」「東鳩ネタ」

To Heart
 リーフ・ヴィジュアルノベルシリーズ第3弾にして、リーフをウルトラメジャーな会社にのし上げた18歳未満禁止のパソコン・ゲームで、後にアクアプラス・ブランドで一般向けに改正したプレイステーション版も出た超ヒット作。内容は、ごく普通の高校1年生→2年生の主人公(デフォルト:藤田浩之)の、幼馴染みのヒロイン・神岸あかりを初めとする様々な女の子との心の触れあいを描いた、純愛学園ラブストーリー。
 コンセプト自体は「ときめきメモリアル」などで実績のある安定したものだが、シナリオとキャラクターの魅力とBGMの質・使われるタイミングなどが相俟って、ギャルゲーマーたちのまさに「Heart」を鷲掴みにした。特に「雫」「痕」から続く「お涙頂戴」的シナリオは、ここに至って最高潮に結実している。中でもヒロインの神岸あかりや、あかりを出し抜いて、今なおすべてのリーフキャラ、否、ギャルゲーキャラの頂点に君臨しているメイドロボ・HMX-12マルチのシナリオは、余程ドライな性格の持ち主や歪んだ人でもない限り、涙でタオルをグヂョグヂョにしてしまうこと間違いなしの逸品である(私もそうだった)。
 そのあまりの人気のため、「同級生2」や「下級生」等につぐ、元エロゲーとしてのテレビアニメ化という快挙を成し遂げた。ちなみに、つい最近までTBSで「to Heart」というドラマをやっていたが、あれは関係ないはず(タイトルは絶対確信犯だと思うのだが…)。
 恋愛対象キャラクターは以下のとおり。
ヒロインで主人公の幼馴染み:神岸あかり(かみぎし・あかり)
あかりの親友で主人公の悪友:長岡志保(ながおか・しほ)
日本と子供を愛する日米ハーフ:宮内レミィ(みやうち・れみぃ)
主人公のクラスの委員長で、関西人:保科智子(ほしな・ともこ)
主人公たちの先輩にして来栖川財閥のご令嬢:来栖川芹香(くるすがわ・せりか)
主人公たちの後輩で、異種格闘技に挑む少女:松原葵(まつばら・あおい)
同じく後輩で、超能力少女:姫川琴音(ひめかわ・ことね)
主人公の高校に試験的に「入学」したメイドロボ:HMX-12マルチ
隠しキャラクター、主人公に憧れる勤労少女:雛山理緒(ひなやま・りお)
なお、プレイステーション版では、芹香の妹で異種格闘技チャンピオンの来栖川綾香(くるすがわ・あやか)があらたに恋愛対象キャラクターとして追加された。

ときメ、ときメモ→ときめきメモリアル

ときめきメモリアル
 それまで中規模のゲームメーカーであったコナミを、「ビートマニア」シリーズとともにメジャーメーカーにのし上げる原動力となった、ギャルゲー界の金字塔。2も出ている。
 もともとはPCエンジン版からスタートし、プレイステーション版で大爆発した。それまで、ギャルゲーといえば18禁的要素がなければ売れない、というジンクスがあったが、現実ではありえない高校でのプラトニックな恋愛体験ができるこのソフトに、「癒し」を見い出した男性の数は大方の予想を遥かに超えた。そして、それまでは18禁ソフトの中に埋もれかけていた「恋愛シミュレーション」を、ゲーム界の一大ジャンルとして確立させるに至ったのである。
 この作品は「新世紀エヴァンゲリオン」のヒットとともに、「オタク」と呼ばれる人種の市民権獲得に一役かったことでもその存在意義が大きい。
 内容は至ってシンプルで、「私立きらめき高校」に入学した主人公(デフォルト:高見公人〈たかみ・なおと〉)が、「卒業式の日、その樹の下で女の子からの告白で生まれたカップルは、永遠に幸せな関係になれる…」という同校の「伝説の樹」の下で、幼馴染みにして初恋の相手、藤崎詩織(ふじさき・しおり)に告白を受けるために、高校3年間で己をひたすら磨き続ける、というもの。もちろん、詩織以外のキャラクターとのエンディングを迎えることも可能で、その自由度の高さと登場する女の子の個性が、各キャラクターファンの「派閥」まで生み出すほどであった。
恋愛対象キャラクターは次のとおり。
ヒロイン・主人公の幼馴染みにして才色兼備、きらめき高校のスーパーアイドル:藤崎詩織(ふじさき・しおり)
文学部or演劇部に所属、眼鏡の似合う知性的で病弱な文学少女:如月未緒(きさらぎ・みお)
科学部or電脳部に所属し、「世界征服」を企んで日々怪し気な実験を繰り返すミステリアスな少女:紐緒結奈(ひもお・ゆいな)
美術部or吹奏楽部に所属、何故か英語が言葉の端々に表れるフランクでアーティスティックな少女:片桐彩子(かたぎり・あやこ)
野球部orサッカー部のマネージャとして活躍、「頑張る人を応援する」のが好きな運動部のアイドル的存在:虹野沙希(にじの・さき)
テニス部所属、おっとりした口調が特徴のお嬢様、実は……の娘:古式ゆかり(こしき・ゆかり)
水泳部所属、ボーイッシュな超高校級スイマー:清川 泉(きよかわ・いずみ)
大人の香り漂う女王様、その実弟思いの優しいお姉さん:鏡 魅羅(かがみ・みら)
流行と遊ぶことにはうるさい女の子:朝日奈夕子(あさひな・ゆうこ)
詩織の親友、少女趣味で臆病な、動物好きの女の子:美樹原愛(みきはら・めぐみ)
主人公の親友・好雄の妹で、きらめき高校に入学してくる元気な子(バスケ部所属):早乙女優美(さおとめ・ゆみ)
以下は隠しキャラクター。もう時期的にバレバレですけど一応隠しておきます。見たい人は反転させてね。
入学当時から主人公に一目惚れし、何度となく主人公にストーカー行為している子:館林見晴(たてばやし・みはる)
伊集院財閥の御曹子、毎回主人公に突っかかる嫌味な奴だが、実は女の子で主人公のことが気になっていた:伊集院レイ(いじゅういん・れい)

なお、派生ソフトもたくさんあるのでチェケラゥ。

葉っぱ
 リーフ(Leaf)の略(?)称。→リーフ
例:葉っぱ系(リーフ系←特に同人サークルなどで使われる)

マルチ
 1.「To Heart」の欄参照。
 2.(〜クラス)いわゆる「泣かせ系」のヴィジュアルノベル形式(だけではないが)のゲームに使われる“単位”。「To Heart」のマルチのシナリオでプレイヤーが得られる「感動」や「泣かせ度」のレベルを1マルチとして計算し、他のキャラやゲームのシナリオをプレイした後に判断して「〜マルチクラス」という数値をはじき出す。ちなみに1マルチはそれ自体かなり高い数値なので、普通は小数点を用いる。
 私・蟻 栄太が勝手に考え出した数値であり、しかも基準は個人個人の主観でしかないのだが、ヴィジュアルノベルのゲームを買う際の参考として利用する価値は高いと思う。
 ちなみに私の場合、各ゲームのキャラクターシナリオの評価は以下の通り:
 神岸あかり(To Heart)…2.0マルチ(クラス)
 桜井あさひ(こみっくパーティ)…2.5マルチ(クラス)
 月宮あゆ(Kanon)…3.5マルチ(クラス)
 沢渡真琴(Kanon)…1.8マルチ(クラス)
 美坂栞(Kanon)…0.95マルチ(クラス)
 加奈(加奈〜いもうと〜)…計測不能(未プレイ、だが4マルチ以上になる可能性大)
 大体の基準としては
 0.5マルチ…泣かせ系ヴィジュアルノベルとしては平均値。
 2マルチ…その作品では個人的にナンバーワンキャラたりうる数値。
 3マルチ以上…「後遺症」(例えば仕事中や歩いている最中に、そのシナリオの1シーンや音楽が頭をよぎっただけで涙が溢れてくるなど)に苦しめられる程の数値。
 …である。
 ちなみに月宮あゆの3.5マルチはホンマです。はい。

萌える
 アニメ・ゲーム・漫画のキャラクター、もしくはある特定の姿格好をした実在および空想上の人物(大概は若い女性)に対し、疑似恋愛感情(それもかなり本能の部分に近い激しいもの)を抱くこと、またはその状態。語源は「美少女戦士セーラームーンS」のほたるだと言われている(何故?)が、真偽の程は定かではない。おそらくは、「燃えるような熱い思いを抱いている」から転じた言葉だと推測されるが、「燃える」が非常に「男らしい」「熱血・スポ根」的な言葉面であるのに対し、自分達の感情およびその矛先がいささか女々しいこと、また、幼・少女の発育途上の精神及び肉体(あーヤダヤダこの表現っ!)が、丁度若葉が萌えるさまに例えられる(従って、この言葉の発祥はロリコンのお兄さん方と推定できる)ことから、この字を当てたものと考えられる。
他の言葉で言い換えるとすれば、「劣情を抱く」という表現がニュアンス的に一番近いかも知れない。
例:「はぅ〜!メイドさん萌え〜ッ!!!」

リーフ(Leaf)
 正式には、株式会社アクアプラスの18禁ブランド。「ヴィジュアルノベルシリーズ」の大ヒットを足掛かりに、ギャルゲー界の頂点に君臨するレーベルである。
 旗揚げ当時から一貫して「音」にこだわっていることで有名で、通常のソフトハウスでは考えられないほど音楽の優秀なスタッフが多い(何せ代表取締役専務自身が音楽を手掛けているくらい)。そしてそのことが、ギャルゲーにおいて「音」がいかに重要な要素であるかを業界に知らしめた。
 また、どうやら「同じテーマ、カテゴリーの作品は二度と作らない」というのも信条のようで、毎回アミューズメントソフトに至るまで過去と「同じ」作品は存在せず(パッケージ・レーベルの変更、対応OSの変更に伴う再版は除く)、常に新しいものを我々の前に見せてくれる。
 それまで「キワモノ」的業界であった18禁ギャルゲー業界を、一気に「陽の当たる場所」へと変えた功績は、他の会社ではなし得なかった偉業である。

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