『テロリズムに屈しない』――――それが国家の大原則。


エアフォース・ワン






◆ 評点―――★★★☆

◆ マーシャル大統領…………ハリソン・フォード
◆ コルシュノフ………………ゲイリー・オールドマン
◆ ウェンディ・クルーソー
◆ ポール・ギルフォイル
◆ リーゼル・マシューズ
◆ ウィリアム・H・メイシー




≪ あらすじ ≫

『テロリストには屈しない』。
それを国家の大原則、そして自分の信念としている大統領、ジェームズ・マーシャル (ハリソン・フォード)。
彼とその家族、多くの側近、政府VIPなどを乗せた、別名・空飛ぶホワイトハウス <エアフォース・ワン>が、護衛官の裏切りによって、ロシアの武装テロリストに ハイジャックされてしまった。
首謀者は、ロシアの軍人コルシュノフ(ゲイリー・オールドマン)。
先日、アメリカ特殊部隊の手によって 強制逮捕された、大量虐殺者である将軍の解放 が、彼らの要求だった。
要求が通るまで、人質を30分ごとに ひとりずつ殺すと宣言したコルシュノフは、 大統領補佐官のひとりを殺し、その脅しが 決してはったりでないことをアメリカ政府 に示した。

――要求を呑むことはできない。 しかし、人質50人を見殺しにすることもできない。
八方塞りの状況を打破するために 動き出したのは、特別護衛官でもなく、乗組員でも なく……すでに脱出ポッドで逃げ出したかと思われていた、ジェームズ・マーシャル 大統領その人だった。
家族と友人たちを 残していくことが出来ずに、密かに機内に 残っていた彼は、事態 打開のチャンスを狙って動き出した……。




………大統領、強すぎですよ(笑)。
いや、そこがおもしろいんですけれど、テロリストと殴り合いして 何度も勝利する ような大統領は初めて見ました……さすがハリソン・フォードさん(と、言うべきなの でしょうか)。

さすがにハリソン・フォード氏も年なのか、背広着ていても できるくらいのアクション ・シーンしかやっていませんでしたが…………それでも、若いころより数段、味わい 深さが増した かっこよさがあって、素敵です。

なにがいいかと申しますと、登場するキャラクター 皆が、それぞれに決め科白なり見せ 場なりがあって、かっこいいところでしょう! 特に金髪の少佐!(惚れました)
副大統領の女性は、凛然としていて、潔い上に冷静。 ……考えてみれば、史上初の女性 副大統領、という人なのかもしれません。 ……だって、いままでの米国史には、女性副 大統領はいませんでしたよねえ。

補佐官役の 男性……はじめは文句をうだうだ 言っていただけでしたが、ここぞという 場面で、命がけで大統領を救う、なんていかすことをしてくれました。
金髪の少佐は、いちいち仕草と科白がかっこよくて ドキドキしちゃいましたし(わたし だけですか)。

他にも、名もない脇役さんたちが、救出作戦の指示などをすばやく出したりしていて、 しびれるくらい素敵でした。 スピード感のあるアクション・シーンに、めちゃくちゃ 興奮しました。

しかしみなさん、かっこよすぎですよ……死を恐れない戦いぶりが、なんとも。
『大統領のためなら、命なんか投げ出します!!』……という人ばかりなんですよ…… 見ているこっちが、泣きたくなってしまうくらいの潔さです。
特にラスト間際のシーン……戦闘機に乗っていたアメリカ軍の兵士の人、まさに最高勲章 ものの行動を、なんのためらいもなく取っていて……すごすぎです。

アメリカ軍の人たちというのは、こんなにも大統領に対して忠誠心が 厚いんでしょうか ……もし本当にそうなんでしたら、尊敬するしかないです……。

――個人的にあまり 好きじゃなかったのは、ファースト・レディ役の女優さんです…… わたしの描くファースト・レディのイメージとは、ちょっと違っていたせいもありますが ……まあ、それは この際目をつぶることに。
全体の仕上がりが、緊張感があってバランスが良かったので、赤マルです。