逃げろ―――――


ジュラシック・パーク






◆ 評点――――★★★☆

◆ グラント博士……………サム・ニール
◆ サトラー博士……………ローラ・ダーン
◆ 数学者マルコム…………ジェフ・ゴールドブラム




≪ あらすじ ≫

古生物学者 アラン・グラント(サム・ニール)と、その同僚のサトラー博士 (ローラ・ダーン)は、コスタリカの孤島に築かれた 世界最高のテーマパーク へと、オーナーから招待される。
他には、数学者・マルコムや、 オーナーの孫・アレクシスとティムなどが 彼の 招待を受け、パークを 訪問していた。

本物の、生きている恐竜に驚く一行。
しかしグラントをはじめとする数人は、同時に恐竜たちの暴走を危惧する。
生命とは人間の管理を超えた領域にあるものと、マルコムも熱心に示唆した。

……そして不安は、現実に。
あるひとりの コンピュータ・プログラマーの 裏切り行為によって、パークの すべてのシステムが 停止。 『枷』をなくした恐竜たちは 本来の狂暴さを復活 させ、人間たちに 牙を剥いて襲いかかってきた……。




超有名な、エンターティメント的作品ですね。
恐竜といったら『ジュラシック・パーク』、『ジュラシック・パーク』といった ら恐竜、というような方程式ができているような気もします。
主役が、わたしの大好きなサム・ニール氏で、大喜びした覚えが。

恐竜の造形は、さすがに お見事。
爬虫類独特の、あの薄気味の悪い、冷やそうな肌の感じと、感情がなく 虚ろに輝く 目とが、彼らの恐ろしさを、否が応にもにも 増しています。 ……さすがにエンター ティメントの巨匠・スピルバーグ監督、と思いました。

世界観も、素直に納得できる構成です。
恐竜や遺伝子に 詳しくなくても、十二分に理解できる内容でした。
私は、この作品を映画館まで見に行ったんですけど……いやあ、ど迫力とは、この ことかと。 恐竜たちのアップに、いちいち驚いていた記憶があります(だってもの すごい威圧感なんですもの……特にスクリーン上だと)。


サム・ニールさん 演じるグラント博士は、大の子供嫌い。
……なのに成り行き上、ふたりの子供を 守らなくては ならなくなってしまい、でも そのうちにだんだんと打ち解けて、仲良くなってしまう……というのがなにやら微笑 ましくもかわいかったです。
やはり主役というか、なんというか、苦労しまくってますが。

人物の描き込みが少々浅いんですが、個性はちゃんとあります。 そのへんは『エンタ ーテイメント的作品』だからしょうがないか、と割り切って見るべきでしょう。
マイケル・クライトン氏の原作を読めば、もうちょっとキャラクター(少々差違は ありますが)がつかめるかもしれません。 ……長いんですけれどね、小説。
あと難点は、次に誰が死ぬか、読めてしまいがちなこと……顔を見てやられ役が予想 できるなんて、それじゃ時代劇ですよ……。

音楽がいい、と思いますね。
特にテーマ曲は 勇ましくて遥かな 雰囲気が出ていて、実はお気に入りです。
サントラCDなんかも 密かに持っていたりします。


続編『ロスト・ワールド』の方も見ましたが。
……なんというか、やはり二番煎じの感じは 否めませんでしたね。 また子供が 出ていて、人がけっこう死んで、命からがら主役一行が助かるという。 ……あ、でも 前回より生存者は多かった……かもしれません。 登場人物自体も多いんですが。
納得行かなかったのは、主役陣の設定。
いつの間にグラント博士からサトラー博士略奪愛してんですか、マルコムさん! …… と、思いっきり突っ込みました……ひどいや。



◆ 原作…………マイケル・クライトン
◆ 監督…………スティーブン・スピルバーグ

◆ アカデミー音響賞、音響効果編集賞、視覚効果賞を受賞。