一人の男が演じた命がけのドラマが 世界を震撼させる―――


レッド・オクトーバーを追え!






◆ 評点――――★★★★

◆ マルコ・ラミウス…………ショーン・コネリー
◆ J・ライアン………………アレック・ボールドウィン
◆ ボロディン…………………サム・ニール
◆ マンキューソ………………スコット・グレン
――――他、豪華キャスト多数




≪ あらすじ ≫

祖国出港後、『レッド・オクトーバー』の 艦長ラミウス(ショーン・コネリー)は、 本国政府の命令を 無視して、艦をアメリカの 東海岸へと接近させる。
ソ連政府は 彼の真意を知り、急ぎアメリカ政府に 艦の撃沈に対する協力を仰ぐ。
アメリカ側は、一応この依頼を受けたものの、いまひとつソ連側の真意がつかめない ため、真相の究明を始める。

軍事会議は、揺れた。 『これはソ連政府の 画策した、大胆な奇襲作戦だ』 という、 激しい意見まで飛び出す。
しかし、ラミウスを知る数少ない人間である、CIAのアナリスト、ジャック・ ライアン博士(アレックス・ボールドウィン)は、 ラミウスの真意は『亡命』だと 推測。 アメリカの原子力潜水艦 『ダレス』に無理やり乗り込み、事実究明のための 行動を開始する。 ……だが猶予は、あまりにも少ない。
果たして、ラミウスの真意は いかに――亡命か、奇襲か?



……という風に、大西洋の深海を 舞台に、激しい潜水艦バトルと 頭脳戦とが展開 されるのです。

豪華キャストの中でも、私が気に入っているお方は、ソ連側――つまり『レッド・ オクトーバー』サイドの副艦長ボロディンを演じている……あのサム・ニール氏。 もう大ファンです。 声を聞いただけで ときめく始末です。
知的で、親切そうで、良い人そう♪ ラミウス艦長の 考えを、アイ・コンタクト ひとつで察してしまう、優秀な副官さんです。 行動も 素早くてスマート。 ちょっと はにかんだように微笑んだ顔が、またかわいい!(おいおい)

ショーン・コネリーさんは、やはり貫禄あり、といったところです。
『スマートで精悍な魅力だけでなく、いぶし銀のような渋い輝きが加わった』と評さ れる通り――やはりさすがの、超がつくベテランです。 そこにいるだけで、独特の 重厚な存在感を示しています。

アレックス・ボールドウィンさんは、この作品以外では『J・ライアン博士』の役を やってませんが、個人的には 彼の方が ハリソン・フォードさんよりも、この役が 似合っているような 気がしますが(いえ、もちろんハリソン・フォードさんも充分に 魅力的ですが)。

マンキューソ艦長役のスコット・グレンさんは、『羊たちの沈黙』にも出演していら っしゃる、名優さんです。 眼鏡のつるを口にくわえる動作が、さりげなくかっこいい 人です。 ちょっと気難しそうで、それでいて理解がある、優秀な軍人さん役です。

あとは、音楽ですねえ。 ポイントは。
低い美声で 歌われるロシアの国歌、荘厳な オープニング曲。音響効果も ばっちぐー(死語?)。 ……ちなみにこのページのBGM、作品中で歌われ ていたロシアの軍歌です。 できれば、コンピュータのボリュームを ぐぐっと 上げて ご拝聴して下さい。 勇ましくていいメロディですよ。

それと、画面の切り替え方が効果的な映画です。
さすが レンタルショップで 『店長おすすめ』 に指定されているだけはあります。 話の持っていきかた、伏線の張りかた、画面構成が緻密です。


もう、なにからなにまでかっこよくて痺れます……。
軍服を身にまとって、暗い海の中で命を賭けて戦う男たち! 観るたび、ときめいて 愛が 再燃焼! ………というわけで、腐るほど 回数を観ているわたしです。

この映画を観れば、「男のドラマっていいなあ」と しみじみ思えてしまうこと請け 合いです。わたしが軍隊ものを好きになる、きっかけとなった一品です。



◆ 原作…………トム・クランシー
◆ 監督…………ジョン・マクティアナン(『ダイ・ハード』)

◆ 1990年:パラマウント映画
◆ アカデミー音響効果賞受賞!!