| SNOW |
| 主人公 出雲彼方(名前変更可) :思慮浅薄、単純明快、楽観主義者で運命論者だが人生に努力は惜しまないタイプ 対応ヒロイン 雪月澄乃 :あんまん、黒髪、メインヒロイン、単純一途、バカでは無い、アホなだけ(母親談)、バレ(転生系) 日和川旭 :ややロリ系、緑髪、ボク娘、活発かつ世間知らず、バレ(動物妖怪系) 北里しぐれ :青髪ショート、裏ヒロイン(?)、巨乳、多分一番世間知らず、お弁当イベント、バレ(龍神様) 若生桜花 :ロリ、Hシーン無し、ピンク髪、娘扱い、オプション(猫、兎、雪だるま)、バレ(幽霊) |
| 好判定属性: 芽依子様萌・・・もとい葉鍵系不思議シナリオ好き 全ヒロインともツボな人もしくは全攻略が苦にならない人 しぐれタンのHがBADendにしかなくても我慢出来る人(爆) しぐれが居れば、何もかも許せる。 と言う訳で、SNOWである。巷では「純正葉鍵互換」と言われているようだが、例によって私は元ネタを知らない(爆)。 だから本来だったらそんなことは無視する、と斬り捨てるところだが、まあ余りにも声が目立つのでこの際はっきり断っておく。 私がこのSNOWを気に入っている最大の理由はしぐれたんと芽依子様の存在だ。四の五の言うならLeafでもKeyでも 構わないからこの2人を超える娘を連れて来てから文句を言え。少なくとも今までの作品に この2人より惹かれたキャラはいねぇ<第一印象がすべて。 さて、では本題に入ろう。まずシナリオについてだが、これは一言で言うなら「落石から助かったら、そこは雪が降る不思議の国 でした、且つ主人公はずっと昔の輪廻の輪に引っ掛かかります」というもの。まあ、少女漫画お約束の不思議シナリオ だと言えよう。だから、転生だの輪廻だのという仏教世界に、仏教とは相容れない幽霊や妖怪をふんだんに盛り込んだご都合主義的 不思議世界観を先ず受け容れてもらわねば話にならない。といっても、普通の人はそんなことを気にすることなく話に入れるだろう。 さて、SNOWは、その作品の前提を「ご都合的不思議世界」に置いており、その上で尚且つ、ヒロイン単体では世界の筋道を辿る ことが出来ないようになっている。つまり、『作者の作った世界に適当に置いてけぼりにされる』訳だ。 よって当然ながら、同じシナリオを辿っても、ユーザーの脳内には個々別々な世界が形成される。例え送り手に脳内設定があったと しても、盛られずに作品が世に出た瞬間から、それはユーザーの「俺設定」と同位置の物に過ぎなくなる。ゆえに、 「人の作った世界に、自分なりの答えを出して構築するしかない」この手のタイプの作品は受け手の フィーリング次第でシナリオの意味が変わることを覚えておいて頂きたい。まあ、よくある話だが。 で、これは私なりの読み方になる訳だが、 「SNOWというモノガタリはまずBADendありきのスパイラルと見た。」 これを分断するのが、メインヒロイン澄乃クリア後に出現する「LEGEND」シナリオである。よって、SNOWは構成上こそ、 ヒロイン毎に別れてはいる訳だが、実際には 「LEGEND前(具体的には澄乃)/LEGEND後(具体的にはしぐれ・桜花)」の二部構成 になっている(旭はある意味で「どちらとも取れる」)。そしてLEGEND前は悲劇(BAD)、LEGENDがいわば螺旋階段となって、 しぐれ、あるいは桜花、場合によってはLEGENDの後にクリアする旭、という「上位の階段」へ上れる訳だ。SNOWは、元々 永遠に繰り返される「運命の輪」を断ち切ることが最終目的のシナリオで、同じ階をぐるぐる回るだけの世界から、 同じように周りながらも、より上の世界へ螺旋階段を上っていくこと、を表そうとしているように思える。と考えるならば、始めに必ず BADendというべき澄乃シナリオを通り、また同じ悲劇(時代設定上は遥か古代だが)であるLEGENDを通らされるプレイヤーは、 本来の主人公である「Happyendの出雲彼方」に繋がる、過去の何百年もの悲劇の連鎖を通らされたと捉えて 良いかと思われる。本来ならば彼方(に繋がる幾代もの前世)が味わうものだが、勿論そんな長いシナリオは不可能だし、主人公も 同じ時間、同じ可能性は一度しか通れない、当たり前である。だからこそ、それはプレイヤーが主人公の代わりに味わう必要が あるのだろう。(以下3行バレ) 別の見方をすれば、プレイヤーは彼方の身体を借りて、芽依子を追体験していると言っても良い。 何度も何度も、兄(の転生)が悲劇の連鎖を繰り返す様を救えない「罰」を。それは、シナリオ冒頭で芽依子が語る、龍神村に残る 「数多い」悲劇のひとつ、と捉えて良いかも知れない。いずれにせよ悲劇の繰り返し無くしては、最後の「断ち切る」まで繋がらないのだ。 で、結局のところ、桜花シナリオこそメインヒロインである澄乃(あるいは旭にとっても)ハッピーエンドであると言えるのだが、その前段 で通るしぐれシナリオについては、「しぐれにとっては間違い無くハッピーエンド、但し歴史を断ち切ったのではなく、元々別の歴史を 辿ることを決めた為で、輪廻の輪をきっちり断つケジメがついていない」為、敢えてシナリオ全体からは通過点となったのであろう。 つまり、「出雲彼方としての物語はそれでENDでも正解、ただし某氏の転生体としての彼方はまだ役目が残っている」と言い換えても 良い。こう考えれば、しぐれタンとも、澄乃(澄乃ルート)とも、HしたらBADEND(泣)という螺旋が切れる のが、○○○という次代の繋がりが出来る桜花ルートだということも意味を持って繋がってくる。 また、(以下4行悲劇の象徴としての「止まない雪」についての考察バレ) あれは一見『龍神一』が降らせているようにも思えるが、LEGENDのラストにて、彼女は「判らない」と告げている。これと、最終的に 龍神村に四季がやってくるのが桜花ルート後であって、しぐれENDでは不明(季節冬のままEND)なことを考えると、雪は天が村へ かけた天罰かも知れない。悲劇と、万年雪で村に豊作(豊かな実り)が来ない(であろう)ことは一体となって呪なのだろうから。 桜花の魂の解放と、村の季節の解放は連動していたし、なればこそ「芽依子も知っている」(by彼方)なのだろう。 とまあ、色々語ってみた訳だが、全体の構成としてはヒロインはあくまで一本のシナリオを完成させるための個々のパーツと考えた 方が、シナリオを捉えるには楽だろうと思われる。なお、狂言回しの立場にいる芽依子様にルートが無いのはある意味当然だが、 しかし返す返すも残念である。 ヒロインについて。実際のところ自分は葉鍵とは縁が無いので詳細は知らぬが、まあ絵柄と言いどっかの互換であるのは何となく 判る。多分こみパ辺りからヒロイン拾ってきて澄乃と入れ替えてもOK(爆)。 ただまあ、実際上、シナリオのバックボーンを為すしぐれと芽依子様が生き生きしており、かつ自分はその2人に萌えたので全て 良しとする。泣けたのは桜花シナリオだが。しぐれシナリオはむしろ笑い&燃え。バレ→(しぐれ過去のオバカなノリ、自分は大好き) ただ、これについては賛否両論かも知れない。LEGENDの重みを重みとして受け止めてしまった人には毒かも。 音楽についてだが、いずれの曲も場にあっていて良い。ただ、OPの、わざとリズムと微妙にずらしたボーカル&曲は個人的に不快 をもたらす。というより、そういう不安定を曲に取り入れることを好まない(それでも曲としては良い曲だと思った)。コピーして拡張子を midに換えればサントラ買わずに楽しめるのはここだけの秘密である(爆)。 システム。バグもなく、また視点変更やリアルタイムで降る雪などの試みも良かったと思う。でも何かの拍子に5分くらい固まる のは勘弁してくれ(泣)。ちょっとセーブしようとしたり、早送りしようとした拍子に固まって、しばらく続行不能。マシンパワーは確かに 推奨環境よりやや劣る(必須は楽にクリア)かもしれないが、たかだかADVで何をそんなに負荷かけてるんだか。 全般的に言って、パクリだとしてもパクリであることを隠していないようだし、個人的には非常に気に入った。てか、何度も言うが しぐれたんと芽依子様に萌えたので他はどうでも良い。ゆえに、良作であると判定する。
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| 嫌判定属性:パクリ撲滅運動な人 純愛だろうがちゃんと輪姦されて欲しい人 白痴嫌い シナリオが単体完結しないと嫌な人 てか、絵柄の時点でパクリだと判らない奴が買ってそれで批判すな。 と。シナリオについてパクリだというのはまあ判らんでもないが、自分にとってプラスの評価対象はパクッた箇所では無いようなので 知ったことではない。という訳で一つ目はこれでおしまいというか語り始めたら多分キリが無いしこの問題。迷うなら止めとけ。 人によってこの評価は変わるのだし。FFTは許せないがティアリングサーガはOKな男がここに居る。 パクリ、オマージュ、盗用etc・・・こればかりは人によって様様な要素で判定が異なるものだろう。 で、二つ目。ああ、LEGENDのあの場面で○○がピー(ていうか輪姦)されないなんてッ!と考えた、自分と同じ外道 を志す者はきっと他にも多数おられるであろう。ただ、この場合だと○○が「攻略対象キャラ」である必要がある。そうでなければ 折角輪姦されて愛おしさと可哀相さを身につけた彼女への愛の発露が出来ないからで、アイ2の紫並にプレイヤーが悲惨である。 三つ目だが、取合えず「意味不明な口癖」「純真以前のアホ」が嫌いな人は澄乃の時点で限界に達し、LEGENDの某キャラには 臨界を超えて殺意を抱く可能性さえある。旭にしてもオバカ系キャラである。人にもよるが、「絶対駄目」という人にはお薦めしない。 ちなみに自分の場合、澄乃は気にならなかった(行動でフォローが効いてるから)が、歴史の方は言動共に自分勝手でオバカという より「迷惑」だったため、過去編の主人公もろともに殺意抱きました。 で、四つ目だが、少なくとも最終的にメインヒロインである澄乃、そして過去編から察するに裏ヒロインと呼んでよさそうなしぐれ、共に 救われるのはLEGEND後であり、基本的には全ヒロインルートをクリアしなければ全容が見えないどころか単体ヒロインとの関係も まっとうに築けないつくりになっている。よって、『コイツの面は見たくねえ』『さっさとハッピーエンドが見たい』という向きには 薦められない。最速で一人あたりクリアが3〜4時間というところか。×4+LEGENDでプレイ開始から15,6時間はかけて、初めて 『SNOW』という作品はエンディングを迎える。ヒロインルートなんて飾りです、こらえ性の無い人にはそれが判らんのです。 とはいえ、自分だとて「最初はBADエンディングにしかいけない」と判っていたら買ったかどうか。 吊りスレで吊った以上は買っただろうが(謎)。 それから最後に幾つか。一つはボイスが無いこと。せっかく無駄とも思えるほどに延期を重ねたのだからボイスの一つも 欲しかったところ。この辺り、気になる人には気になる減点材料だろう。アイ→アイPLUSの変遷を見ると、 ウザキャラこそボイスでフォローする必要があるらしい。また、無駄に重いシステムもやや不満を持った。コンプまでに個人的に 10回近く固まったんですが。そしてもう一つ、これは無かったからこそ本来以上に欲しているのかも知れないが、 芽依子様(鳳仙)ルートが欲しいです。
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| 個人的一押し: 北里しぐれ。 お弁当を食べさせ合うしぐれ、ソファーにおどおどするしぐれ、緑茶の飲み方が判らないしぐれ、おっぱいの大きい しぐれ、その全てが(・∀・)b!!!!ラストもお約束ながらグッと来て実に良い。 でもHするとバッドルートなのは勘弁な。 ・・・そのBADルートもある意味物悲しくて日本昔ばなし風に良い感じではあるのだが、いかんせんBADENDは BADENDでしか無い。ストーリー的には桜花ルートで唯一泣いてしまったのだが、 子供と動物で泣かせるのは卑怯だと思います。あの「泣き」は感動とばかりは言えない(感動とも言えるけど)。 しぐれルートのラストが「雄おおおおおおおォォォォォっ!」だとするなら 桜花ルートの泣かせは「う嗚呼ああああああああああっ!」である <意味不明 つまり私は、うたかなの八坂七海Trueみたいな「感動」はしたくないのだ。 「笑うべきとき」に泣かねばならないような真似はさせないで頂きたいっ!!
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