
辻谷 耕史[KOJI TSUJITANI]
Q.はじめ「ガンダム」の役と聞いたときの感想は?
「機動戦士ガンダム」が最初にTVで放映されたのが昭和54年だそうですが、その頃僕はアニメをもう見なくなっていたような気がします。ですから、話の内容等、ほとんど知らなかったので始めは何の印象も持ちませんでしたが、ビデオで劇場公開された「ガンダム1・2・3」と「逆襲のシャア」を観た後は、これは大変な作品についてしまったと思いました。
Q.高山監督の印象は? 役に関しての注文がありましたか?
演出面では、録音演出の藤野さんの方から話がありますので、直接のアドバイスは、ありませんでした。が、藤野さんの注文に監督のイメージ等が投影されてるわけですから、そんなところから推測するとおそらく高山監督は、人間や、その他の生物などに対しても、やさしく、あたたかい目でみている人だと思います。
Q.演じていて難しかったことは何ですか?
絵の出来上がりがおくれたので、アテる時細かいしぐさ等がわかりずらかった点と(演技力のなさの言い訳みたいですが)ぼくは声優としての仕事を始めてからまだ日が浅いのでとにかく必死でした。
特にいえば6話のラストシーン(アルへの最後のメッセージ)での演技では自分の感情をいかにリアルに引き出していくか、5話の収録後2週間ほど考えました。
Q.バーニィの中に自分と共通する部分はありましたか?
とてもナイーブで壊れてしまいそうなところに共通点が……なんて書いててはずかしくなってしまった。
Q.やはりバーニィみたいに女性には奥手な方ですか?
そうでもないです。は、は、は……?
Q.戦争になったらバーニィのように戦いますか?
あくまでも仮定として話したいですが、たとえ投獄されたとしても戦争反対の立場にたちたい。しかし、平和や自由を求めるための戦いも現にありますし、過去にもありました。話し合いだけでは解決できないのが人間の性かもしれませんから、その時、自分がどういった行動をとるのか……。
あくまでも人間性に基づいた行動をしたいです。
Q.アルの浪川とはビデオのように仲良くなりましたか?
彼の家もぼくの家も多摩川沿いにありましたので今度いっしょに釣りに行こうなどと、約束しましたが、未だ実現してません……浪川君ごめんネ!
Q.今回の作品をやり終えた今の感想は?
この作品は次の時代を担う子供や戦争を知らないぼくらの世代へのメッセージだと思います。近い将来このようなことのないように、また、自らおこさないように、作品の面白さはもちろんのこと、その部分は観る方に受け止めていただきたいですね。出来れば、もっともっと自分に実力がついてから、またこのような作品を演りたいと思っています。
Q.アフレコで面白いエピソードがあったら教えて下さい。
最初は浪川君も人見知りみたいで、あまり話もしませんでしたが、最終話の時には彼がトチると「わりいな!」とか、ぼくが「お前、アルに似てるな」って言ったら、彼は「君は似てないネ、バーニィかっこいいもん」だって!
小学校6年生にすっかりバカにされてしまいました。
Q.これからはどんな役を演じてみたいですか?
バーニィという役はすっごく演じたかったキャラクターなんです。これ以上は望みません、本当に!
