フォトショップ語句解説その4−−パス

 「ドロー(ベクトル)系」のお絵描きソフトというものを聞いたことがありますか?
 アドビの製品では「イラストレーター」がそれにあたるんですけど、どういうものかわかるでしょうか。

 普通のお絵かきソフト(ウインドウズについてくる「ペイント」やこのフォトショップなど)は、画像を拡大したりするとぎざぎざがでてきますよね。
 これは、絵が「点(ドット)」の寄せ集めで出来ているからおこる現象です。
 「ドロー系」のソフトでは、グラフィックを「点と線(ベクトル)」であらわします。もとが「線」なので、拡大してもその線はぎざぎざになったりはしません。
 フォントでもいくら拡大しても綺麗に見えるフォント(TrueTypeFont)ってのがありますけど、原理はそれと同じです。

 さて、なんでこんなことを描いているかと言えば、「パス」はこの「ドロー系」の操作をするときにつかう機能だからです。
 ぐだぐだと能書きをたれていてもしかたがないのでさっさと先に進むことにしましょう。

PassTool
使うのはここらへんのツールです。
パスの練習用に「永」の字を用意してみました。

 パスは「点と点をつないで形を作る」作業をする、平たく言えばそれだけの作業です。
 さて、実際にやってみたほうがいいでしょうね。

 まず、「ペンツール(P)」を選択します。万年筆みたいなアイコンですね。「+」とか「-」とかのついてないやつです。

 それから、おもむろに角っぽいところをクリックします。
pass
まあ、こんな感じ

 このままではただの三角形なので、意味ないですね。
 次にやることは、直線を曲線にすることです。それにはまず「アンカーポイント」を追加しなければありません。
アンカーポイントは「杭」のようなものです。
使うツールは「アンカーポイントの追加(+)」です。万年筆の横に「+」って書いてあるアイコンですね。アンカーポイントを減らしたいときは「アンカー削除(−)」をつかいますよ。

 線の上を追加ツールでクリックすると、あたらしいアンカーが打ち込まれます。さて、このとき、杭から棒が左右に出ているはずです。
 この棒はハンドルのようなものです。やってみればわかりますけど、(パス選択ツールなどで)ぐるぐるぐるーーーーっとまわしてやると、線がのた打ち回ると思います。
ついでにびよーーーーーーーんと引っ張ると、線がぐにゃーーーーーーーーーんと曲がります。
 これで、曲線をあらわすわけです。難しいんですけどね。
 こればっかりは説明してどうなるものでもないので、適当に画像を作って(文字でいいです)、きれいに、自分の思ったとおりのパスができあがるまで練習するしかないですね。無責任ですけど。

pass
 さて、なんだかんだといいながら、パスが出来上がりました。
 
 パスが出来上がったことにして、次に行きましょうか。
 パスができたとしても、それだけでは意味がありません。というわけで、いろいろやってみます。

 パスからできる重要なことは、というと、パスの境界線を書くパスを塗りつぶすパスから選択範囲をつくる、とまあこんなところでしょうか。

 特に説明しなくても、どんなことかは字面をみればわかりますね。どうやればできるかもわかると思います。
 パスウインドウの下のアイコンや、右向き三角形をクリックしてください。


方向の切り替え


 パスのツールの中に、かけたマウスカーソルみたいなものがあります。
 「方向点の切り替えツール」です。これは、アンカーが「角」なのか「極」なのかを切り替えるツールです。
 パスで曲線を作るのは結構簡単です。が、曲線で角をあらわすのは結構大変なんです。むしろ、完全な各を作るのは不可能ともいえます。
 そこで使用するのが、このツールです。ハンドルの出ているアンカー(曲線のもの)をこのツールでクリックします。すると、ハンドルが取れます。
 ハンドルが取れたアンカーは、両隣のアンカーに直線で接続します。
つまり、角ができるわけですね。


パスの特性


 パスは、画像を拡大してもエッジがぎざぎざになったりはしません。マジです。うそじゃありません。ためしに「画像解像度」で拡大してみればわかります。
 パスが大きくなっても、曲線は滑らかなままですから。


選択範囲からパスを作成


 ver3にはなかったような気がしないでもないですけど、すくなくとも5にはあるので一応説明しておきます。
 パスウインドウの下のアイコンの中に「選択範囲から作業用パスを作成」というものがあります。破線の丸にアンカーをつけたようなやつです。
 これをくりっくすると、現在の選択範囲が「作業用パス」というパスで書き出されます。あんまり綺麗には出来ませんけど、作業が少しは楽になるので、一度ぐらいは試してみてください。


パスの用途


 こんなものは人それぞれに、思ったように使えばいいんですけど、普通は曲線を綺麗に描くために使うと思います。アニメ塗りの影なんかにも応用できます。
 また、レタリングなんかにも使えるでしょう。
 ちなみに僕はレタリングにしか使ってません。


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