サトシ(波ニョロ)のポケモン日記!! プロローグ 旅の始まり

…ここはどこだろう…
貝のようなものが、舌を出したり引っ込めたりしている。
貝って事は・・・海の底?
大きな魚のような物も、はねながら泳いでいった。
そして体が浮き上がり・・・亀のような、恐竜のような動物が泳いでいる。
…不思議な歌が聞こえる。
丸くて小さい動物が、不思議な歌を歌っているのだ。
すると突然、黄色い鼠のような生き物がものすごい早さで走ってきた。
…場面が変わり、不思議な生き物が3匹現れ、
竜のようなものが火を噴いたかと思うと、
その火の中から金色の鳥が現れ、大空へ飛んでいった…

…夢か。
…そうだ、僕は、このジョウトに引っ越してきたんだ。
新種のポケモンを捕まえながら、ポケモンマスターになるために…
今まで集めたポケモンをオーキド博士に預け、再出発するんだった。
そういえば、夢に出てきたのも、よく考えて見ればほとんどポケモンだった。
…って、今日は何か大事なことがあったような…
いっけない、すっかり忘れてた!!
今日は僕の誕生日で、ウツギ博士にプレゼントを貰うんだった!!
と布団を出るやいなや、突然足下の箱につまづいた。
なになに、「誕生日プレゼントです お母さんより」…
クリスマスじゃないんだから…と、中身を見る。
これは、ほしかったコムコン…ならぬ、ポケギアーだ!!
さっそく、ウツギ研究所に急がなきゃ!!

あ、そうそう、僕はサトシ。
前に150匹の図鑑を完成させて、その後は、
ポケモン写真撮影兼無人島調査とか、いろいろやってるんだ。
いやぁ、もうすっかり秋だ…ガン!!
よそ見をしていたら、研究所の扉にぶつかってしまった。
(何?もうそのネタは十分?)

「サトシくん、相変わらずのあわてぶりだね。」
研究所から出てきたこの人がウツギ博士。
何でもオーキド博士に並ぶ科学者らしい。
「君へのプレゼントはこれ。この3つの中から選んでよ!!」
と、ウツギ博士の指先には、ボールが3つ。
「これって、モンスターボールですよね?」
「いかにも。中には、生息地不明の珍しいポケモンがいるよ。」
まずはこの、ヒノアラシ。
博士が出したのは、背中から火の粉が散る変わったポケモン。
偶然だが、夢に出てきたのにすごく似ている。
「これ、すごいですね。これ貰います!!」
と、つかみ上げたとたん…
ドッカーン!!爆風が起き、あたりはすすだらけになった。
「こいつは、衝撃を受けたり、体をこすったりすると爆発するんだ。
 でもマルマインと違って、本体は無傷だが威力は小さい。
  このレベルじゃあ、煙幕にもならないほどだな。」
「某ゲームのボムチュウかこいつは…他の見せて下さい。」
「後はこのワニノコかな。」
今度は、小さいワニのようなポケモンが現れた。これも夢に出てきたのに似ている。
「…まてよ。おっちょこちょいのサトシくんには、しっかり者のこいつの方が・・・」
「おっちょこちょいって何ですか!!」
「ごめんごめん。行けっ、チコリータ!!」
ボールから出てきたのは、頭に葉っぱをのせたポケモン。これも夢に出てきた。
「このポケモンはチコリータ。しっかりしてるから、暴れん坊なワニノコよりはこっちの方がいいと思うよ。」
「・・・そうだな。よろしく………名前は何がいいかな?」
「いい加減な名前にしないでよ。ウツギ博士ったらこの前、
 僕の種類を発表するとき、「ハッパ」って種名にしようとしたんだよ!!
  すぐに「チコリータ」に変えさせたけどさぁ。」
突然、チコリータがぺらぺらとしゃべりだした。
「…わかったわかった。じゃあ、「チコリン」でいいな。」
「…誰でも思いつきそうな名前…まあいいけど。」
「ところで博士、これペット用でしょ?
 しっかり者とかってどういうこと?」
「…実は、サトシくんにお使いに行ってほしいんだよ。
 知り合いのおじいさんが不思議な物を発見したらしいんだが、
 今日は大事な会議があってな。引き受けてくれる?」
「…まぁいいけど。」
「それで、草むらのポケモンに襲われてもいいようにということだよ。
 お使いがすんだら、ペットとして飼っていいよ。」
「よし!!行くぞチ…何だっけ?」
「チコリンでしょチコリン!!」
「とにかく、出発だ!!」
こうして、僕はチコリータのチコリンと一緒に旅立った。

第1話に続く!!
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