夢No.1 昔の夢1
猫と鍵と扉
広い草原があって、真ん中にぽつんと古い井戸がある。
僕がその井戸をのぞき込むと、バランスをくずして落ちてしまう。
「うわあぁ〜」
深い井戸を落ちていくと、暖炉のような場所に転がり出て、僕は煤まみれ。
あれはどうやら井戸ではなくて、煙突だったようだと気がつく。
薄暗く広い洋風の部屋の中を見回すと、安楽椅子があり、
太った猫が、座ってパイプをふかしている。
猫はこちらを見てニヤリと笑うと
「ヤア、久しぶりのお客さんだ」
と話しかけてくる。
地上に帰りたいと言うと、猫は僕にひとつの鍵をくれ、
「キミは扉を探さなきゃいけないね」
と言ったきり、こちらには全く無関心になりパイプをふかし続ける。
部屋には扉なんてひとつもない。
僕が困っていると、猫はチラリとこちらを見て
「扉と鍵が揃えば、どこへだって行けるのさ。
もし、キミにそれが見つかれば、の話だけどね」
と、不思議なことを言う。
気になって、よくよく鍵を見てみると、
取っ手の部分に装飾のようなものが彫り込まれていた。
扉の絵だ。
「扉・・・・・・」
と、つぶやくと猫の耳がぴくんと跳ね、顔がこちらを向いた。
緑色の目が、いたずらっぽくキラリと光る。
「ほほう、気がついたね。これはなかなか面白い」
・・・・・・・・・
童話的ファンタジー色の強い夢。
この夢は面白かったのに、途中で目覚めてしまって、とても残念。
けど、僕は同じ夢を見たり、夢の続きを見たりもするので、
いつかは続きが見られるのではないかと、ひそかに期待。
「鍵が扉で猫が鍵」とメモ帳に書いてあったけど、
思い出せないので書きませんでした。
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