夢No.10 98年8月8日の夢

探 求


   私は、山を登っている。
  険しい山道は私を拒むが、頂上にあるなにかが、
  私を惹きつけてやまないのを感じる。
  断崖の道。突然の豪雨、視界が遮られる。
  だが、私は歩みを止めることはない。
  始まったのと同じように突然、雨は止む。
  道のない道。私は崖を這うように登る。
  今度は強風が私を襲う。
  風は岩壁から私を引き剥がしにかかるが、かろうじて持ちこたえる。
  1つの試練、10の苦難、100の矛盾、1000の葛藤。
  限りない「あと一歩」の繰り返し。

  私の旅も終わりに近づいているのを感じる。
  進む身体、昇る心、山頂に近づいている実感。
  山頂。雲海から昇る朝日。
  神々しい光に照らされながら、私は神を呪い、人を祝福する。
  いつしか、この身が老い朽ち果てようとも、
  今この瞬間が永遠だということを私は確信している。

  ひとつの始まりが終わり、ひとつの終わりが始まる。
  メビウスの輪。ウロボロスの蛇。閉じられた環。

  まだだ。まだ終わっちゃいない。まだ足りない。
  答えは1つではないはずだ。
  探索は続けるべきだ。
  旅の終わりは、いつだって、新たな旅の始まりなのだから。


   悟りを開いた夢。
   探求者となって、真理でも求めていたらしい(苦笑)
   なんだか夢から覚めたときに、妙に清々しかったのを覚えている。


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