獣使い

Beast Tamer

 「獣使い」の多くは、もとは人間である。
 彼らは「虐げられし者」だ。

 集団が発展し、存続していくためには、異分子を受け入れる
寛容さと、逆に異物を排除する厳格さが必要である。
 しかし、人間はあまりにも増えすぎたため、人間社会での
多様さが非常に多くなった。
 本来同種であるため、それが必要な異分子であるか否かが
非常に曖昧となり、結果として、少しでも毛色の異なる者は
異物として排除されるようになってしまった。

 「獣使い」達はこういった歪みの犠牲者である。
 彼らは虐げられるうちに、憎しみや恨みなどのエゴを芽生え
させて行った。
 これは「鬼」達のそれに近い。しかし現代の日本においては
例え虐げられ、蔑まれるとしても、生活していく事は不可能で
はない。「鬼」達と違って、生きるためにエゴから魔力を引き
出す必要は無いのだ。
 しかし、エゴは絶えず虐げ、蔑む者達へ向けられつづける。
 魔力はやがて実体を持ち、そのエゴを満たすべく動き始める。

 それが、獣なのだ。
 

異形:はぐれ

 異形化した獣使いは自身の獣に食われて肉体を喪う。
 後は獣だけが、エゴに従い生きる「はぐれ」となって
彷徨うのみ。

悪魔:凶神、麒麟

 悪しきエゴに流され、悪魔と化した獣使いは、己が
エゴに従い、全てを滅ぼす凶神に成るという。
 主な世界律は「孤独」「絶望」などがあり、代表的な
資産には「破滅への道」があげられる。
 しかし、逆に己が弱さを受け入れ、他者との違いを
認めるようになった獣は、聖獣のひとつ、「麒麟」へ
転生するという。曰く、「己が内より生ぜし獣を麒麟と
成したる者こそ、かの国の王なり」。
 もっとも、これには異説があり、それによるともともと
獣は麒麟であり、獣使いは麒麟に認められたものだという。
 獣が異形と化したとき獣使いを食らうのは、自分の目が
狂っていたことに対する憤りの結果なのだそうだ。
 麒麟のドミニオンで主な世界律は「大安平穏」などであり、
その資産として代表的なのは「豊饒たる大地」だ。

 
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