鳳凰は空の覇者である。
彼らは平和を好み、その為に命をかける。
それゆえに乱世の世の中でその姿を見かける事は
まずない。
平和を好むからと言って、穏やかで物分りのよい種族だと
いうわけではなく、悪に対して敢然と立ち向かい、命の限り
戦い続けるのが、彼らの流儀だ。
彼らもまた、多くの魔族と同じく不老不死であるが、
決して絶えることのない命の連鎖こそがその形である。
また、彼らはまず増えることがない。
親が死んで初めて子が生まれるのがほとんどだからだ。
もちろん親が生きているうちに子供が生まれることも
あるが、その例は少ないし、複数の子をなすことはより
少ない。しかし逆に、彼らの血筋が絶える事もまた、
無い。
たとえ死んでいようとその死体を炎で焼いてやれば
甦るのだ。たとえ夕方に地の彼方に沈んでも、再び朝に
なれば日が昇るように。
彼らは太陽の化身であり、生命の永遠性の象徴なのだ。