その1 その2 その3 その4



その3
水の正体
3月14日



平日。いつも通りの学校生活。

俺の学校では、

1時間目
2時間目
中休み
3時間目
4時間目
給食
昼休み
掃除
5時間目
6時間目

で、さよなら、といった感じだ。



そんで、給食が終わって昼休み。

久しぶりに外に出て遊びに行った。

「ふぅ〜っ、たまには外に出て気分転換でもすっか。」

いつもは何をしてるって?

まあ、それはさておき、

なんとなくジャングルジムに行く。

俺の学校のジャングルジムって、高いけど、小さい。

かなり細長いので不安定にも見える。

で、そのジャングルジムにたどり着く。

「ちゃぷん」

あわててその場から離れた。

あーあ。靴が濡れちった。この水たまりめ!

で、その水を見ると、何故かマンホールらしきものから出てきていた。

それにしても、なんか臭くないか?

まるで小さな噴水かのようにどぼどぼと出てくる。

で、そのマンホールらしきものにあった字をよく見ると、

「汚水蓋」

なるほど・・・どおりで臭かった訳だ・・・。



でも、久しぶりに遊びに行ったのに、こんなものを見られるとは。

なので、

様子観察。



そのうち臭さはますます強くなり、

ジャングルジムでは鼻をふさがなくては遊べない状況に陥った。

おまけに水の出る量はますます増える。

まずいな・・・このままでは本当に噴水になってしまうぞ・・・

水たまりの範囲は広くなる。

ジャングルジムの下をくぐる事が出来なくなった。

さらに範囲が広くなり、

助走してジャングルジムに飛びつかなくては遊べない状況にまで陥った。

この時でも水たまりの半径は5メートルぐらいはあった。

でも、チャレンジャーな俺は、

ジャングルジムに飛びついた。

失敗。

です。なんとか成功。

低学年も高学年も俺をものめずらしげに見る。

だって、臭いのにこんな事をしてるんだもん。

いや。俺を見る理由はもうひとつあった。

・・・いつのまにか、さらに範囲が広くなり、

もう戻れなくなった。

なるほど・・・どおりでひそひそ話っぽい事とかしてんのか・・・

あいつ、もう戻れないんじゃないのか?

と。

しかも、その汚水はようやく止まった。

今さら遅せーよ!

仕方なく、下にある汚水に

「びちゃん」

と落ちて、靴を正々堂々と汚して教室に帰る事にした。

その靴は、帰る時も臭かった。





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