ある日のこと僕はいつものように堀江・船場を歩き回った後、
心斎橋のお米ギ●ラリー近辺を地下鉄心斎橋駅に向かって歩いてました。
「すいません!」
キャッチである。ここで声をかけてくる奴はキャッチかH●Vのキャンペーン
くらいだ。そう、思い出されるのは・・・ワールドカップ。
その日も僕は今日と同じようにこの場所を歩いていた。。。
「日本負けましたね!」
と後ろから声をかけられ、振り向いてしまったんだ。
すかさず、畳み掛けるように話すホスト風のお兄さん。
「あの、今バイトの募集やってて・・・」
「はぁ?」
「女の子のいるお店とかで働いてみませんか?」

するってーと、何か?キャバクラか?キャバクラなのか?
俺にインカムつけてボーイやれってことか?
「●●さん●番テーブル指名入りました〜。」って。
なんかリアルに俺が働いてるところが想像出来て嫌だったので却下。

だから、僕はこの日無視してすたすた歩いていたのだった。
時刻は5時前。バイトには十分間に合う時間で、これから
どう時間を潰そうか?と考えあぐねていたところだった。
ん。。。そうだ、このキャッチで時間潰せばいいじゃないか。と。
そして、このキャッチのお話を聞いてみると
「今、三角公園の向こうの方のギャラリーで展示会やってるんですけど〜」
怪しい、怪しすぎる。
でも、まぁいっか。バイトまで暇だし。









ネタにはなるかもな・・・






と思ってスタスタついていく。
ギャラリーは人目につきそうでつかない奥まったところ。
うーむ、これは逃げ出せない。。。
コーヒーを持ってくるキャッチ。アンケートに記入する俺。
そして胡散臭いキャッチと胡散臭い会話を繰り広げる。。。

キャッチ:「その帽子の下どうなってるんですか?」
俺「ぐしゃぐしゃですよ。(ほっとけや。)」
キャッチ:「なんか、さっきから気になってたんですよ〜。」
キャッチ:「私ジュエリーのデザイナーの卵で・・・・」
(ただのキャッチだろ。。。)
キャッチ:「うちの会社まだ新進気鋭なんですけど〜」












ティファニーは超えたいと思ってるんですよ〜


ハァ?

いろんな説明をしてくるキャッチ。自称、デザイナーの卵のくせに
絵がド下手だ。一見してシロウトなのがバレバレ。
笑いをこらえるのに必死です。
「ほんとに、絵が下手で〜シンプルなデザインしかできないんですけどぉ〜。」
(だってデザイナーじゃないもんな・・・・)
「うちは価値あるものしか売ってないんで、ダイヤが中心なんですよ〜。」
「土台もホワイトゴールドしか使ってなくて〜。」
「ダイヤって4つのCで価値が決まるんですよ〜。」
カット・カラー・クラリティー・カラットね。
ちなみに1カラットは0.2gでカラーは黄色より、無色、
無色よりピンク色のが高い。
それくらいはシロウトの俺でも知っている。
「これがティファニーのカタログなんですけど〜。」
「こういう指輪ってジュエリー用のダイヤ使ってないんですよ。」
え!?そうなの。。。それでも婚約指輪が200万くらいしてるし!
「ダイヤって何に一番使われてるか知ってます?」
「え? 工業用じゃないんですか? 研磨とか。」
「・・・・・・」
あ、ごめんなさい・・・・答えたらダメだったんですか・・・
「よく知ってますね〜。」
これでも理系なんで・・・・
「じゃぁ、ナイトとかハート&アローって知ってます?」
ナイト?ハート&アロー? 何それ?
「こっちに実物があるんですけどー。」
ついて行く俺。
あぁ、ほんとにハート&アローですねぇ。
「でしょうー?」
(何のこっちゃ。)
「こっちがナイトなんですよぉ。」
へぇー、これがナイトか。
詳しい説明は省略するが、拡大鏡や紫外線を使ってようやく
確認できるものにどんな価値があるんだ?と言いたい。
希少価値です・・・・そうですか。

「それで、今日来てもらったのはモニターの人を探してたんですよ〜。」
お、ようやく商談か。
「で、オススメなのがこのナイトなんですけど〜。」
「だいたいいくらくらいだと思います?」
ん〜。1000万くらい??
「あ、いい線言ってますね〜。」

何が、いい線だ。このド畜生が!

「だいたい1500万くらいなんですぉ〜。」

逆さに振っても出ネェよ。そんな額。

「でも、うちのモニターさんは特別に・・・」















「まぁ80万くらい出していただければ」


安ッ!!
っていうか1500万が80万って言われて
「おいしー!」
とか思う奴いるのか・・・・・・
うさんくさすぎ。
「でも、転売とかは困るんですけど〜。」











いや、買わねーよ



つうか、ハナから買う気0だよ。
「結構、モニターさんと連絡取る機会とかあってぇ〜。」
「なんか、人生相談とかされるんですよ〜。」
はぁ?君に?
君なんかによりかかったら一緒に倒れそうだけどな。
買いませんって言ったら
「あぁ、じゃぁ、こういうモニターやってるっていうの内緒にしといて下さい。」
「正規の価格で買ってくださる方もいらっしゃるんで〜。」
「あ、はいわかりました。(いねぇだろ)」
と、大嘘こいて帰りました。
人生初、キャッチに付いていった感想は
「もう、二度と付いていきません。」
でした。まぁ、いいか暇つぶしになったし。
そういえば僕の友達は暇つぶしに創●学会の説明会に行って
「さんざん学会を否定したら、別室に監禁された。」
そうです。
あ、あと
「今後、二度と学会を揶揄しません。」
と念書を書かされたこともあったらしいですが、
それはまた別のお話・・・



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