またもや、パラレルです(笑)
パラレル好きも、ここまで来ると病気じゃなかろうかと思いますが。
今回は、武蔵野が甲子園出場しちゃったかもパラレルでございますよ。
…必死で母校が甲子園出場した時の事を思い出そうとして失敗したので(笑)詳しい方には、鼻で笑われそうな話に…
そもそも、スポーツを頑張ったことのない人間に、運動部の喜びを書けるわけもないので、その辺りは、もう本当にご勘弁くださいよ〜と泣き言なんか言ってみたり。
と、同時にお題もクリアしていこうと思いますですよ。
全部というわけではないですが、一話ごとの副題に、お題を使わせていただきます。

それではいつものように、読みたい方だけスクロールくださいませ。





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もっと、落ち着かないかと思っていた。



興奮で眠れないとか。
まぁ、多少寝付きは悪かったけど、それでもその日はぐっすり眠れたし、夢見心地というよりは、もっとずっとしっかりとした自覚があった。



ゲームセットのサイレンは、それが現実だと告げていたんだ。





[二人のエース](ハルカグ12題)





武蔵野第一高校が、甲子園出場を決めた後、半分くらいは想像していた通りの騒ぎが起こっていた。
甲子園など夢のまた夢のような学校で、甲子園よりは国立競技場へ応援にいきたい人間の方が多いのだから、仕方がない。
職員室は、まるで色が変わったようだった
それでも、全員浮かれているわけでもなかったし、興味のない人間にとっては、ざわめく周囲なんか関係ないことだ。


当然、当事者たちだとて、浮かれていないわけではなかったが。


「旅行先が決まっただけみたいだよなぁ…」


のんきで緊張感のないことだ。
が、興奮など決勝が終わったら、引っ込んでしまったのだ。


なにより、浮かれている場合ではない。


できるだけ、データも集めなければならない。県内のデータより、それは大変なことだ。
どうにかツテを駆使して集めようと、監督や部長が奔走している。
部員は部員で、もはや練習するしかない。


甲子園出場の立役者である二年生投手は、いつものように自分の決めたメニューをこなしている。


色々と周囲も煩いようだが、本人は意に介した様子もない。


頼もしいが、愛想のない態度は、周囲に反感を買ってるのではなかろうかと、先輩である加具山はやや心配にもなるが、反感なら買いなれてもいるだろうなと思うとただ心配してやるのも癪に障る。


そもそも、加具山自身が他人の心配をしてやる場合でもなかったのだが。


地区大会でも、加具山がエースナンバーであることは変わらなかった。
ソレに対しては、野球部以外からなにやら横槍があったようだが、当の野球部自体には何も影響はしなかった。


これから先はどうかわからないが。


榛名自身が、その枷を外すまで。


武蔵野には、エースが二人要る。


加具山が、3回まで…できればそれ以上投げきれなければ、後は榛名しかいないのだ。



幸か不幸か。



加具山の自尊心が、幸いであると考えたくは無かったが。


榛名が80球でマウンドを降りてしまえば、もはやそこに上がるのは、どう考えてもクローザーなどという格好良い名前をつけてさえもらえない投手だ。


誇るべき長打力も、機動力もないなら。


どうにか獲った先取点を、守りきる野球しか残っていない。



「押さえの切り札とか居れば、格好良いのにな」
「うわ、なんすかそれ」
「だって、お前打たれたら、後ないだろう」
「打たれませんよ」



必死で投げる三回。
できるだけ、打たれないように。投げられるなら、もうあと一回。



「アンタが頼りにすんのは、俺だけで充分ですから」



「…おまえ、本当にバカだろう」
「な!バカってなんすか、バカって。俺は、俺の加具山さんへの愛をですね〜!」
「うるさいバカ、黙れアホ榛名」


げしげしとスパイクで、榛名の尻を蹴る加具山を、部員たちは気にしたそぶりもない。
エースナンバーをめぐる熾烈な争いに無縁なことが、良いのか悪いのか誰にもわからなかったが、それでうまくいっているのなら、問題はない。




武蔵野には、二人のエースがいる。




そのことに対して、周囲がどんな評価を下そうが、それが野球部の中に存在する評価を覆すことはない。






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運動部(というより、体育コースの生徒)が苦手だったので、まるっきり感覚がわかりません(苦笑)
スポーツに力を入れている高校は、そんなに騒がないものなのかしら?的な疑問を持ちつつ、あまり武蔵野は浮かれてないかもしれないと妄想(笑)
嬉しいけど、それどころじゃないんだよという感じじゃないかなぁと。
いやしかし、どうなんだろう。
どうだったんだろう。
…こんなことなら、取材とかしとけばよかったよ。在校当時の私(笑)